2024年03月25日

日銀利上げで就活も好転? でも気を緩めず【週間ニュースまとめ3月18日~24日】

テーマ:週間ニュースまとめ

 日本銀行は2016年からおこなってきたマイナス金利政策をやめ、17年ぶりの利上げに踏み切りました。金融政策の大転換です。

 お金に利子がつくのは、今日よりも明日がよくなると人々が思うからです。お金を貸してもらえばお金を増やすことができると思うから、貸してくれるお礼として利子を払うのです。利子がほぼゼロであったり、貸す側が借りてくれるお礼として利子を払ったりするのは、今日より明日がよくならないと思う人が多数派をしめる世界だったわけです。そういう世界では、物価も賃金も上がらず、経済が縮んでいきます。いわゆるデフレ経済です。

 デフレは就活にも悪い影響を与えます。企業が採用数を抑えがちになるからです。2008年のリーマンショックのあとの数年は就職戦線を形容する言葉として「超氷河期」とか「土砂降り」といった言葉が使われました。ただ、その後は若年層の減少や団塊世代の退職があり、デフレの下でも就活は徐々に学生有利に転じてきました。日銀が利上げに転じた今、今日より明日がよくなる世界に戻ったわけですから、就職戦線は一段と学生有利の売り手市場になると思います。就活生はそうした状況に気を緩めず、自分を見つめ、自分を磨く努力を続けることが社会人になってからの幸せにつながると思います。(ジャーナリスト・一色清)

(写真・日本銀行本店=東京・日本橋/朝日新聞社)

【経済】日銀がマイナス金利を解除、17年ぶり利上げ 異次元緩和から大転換(3/19.Tue)

 日本銀行は19日の金融政策決定会合で、11年にわたる大規模な金融緩和策を終えると決めた。マイナス金利を解除して17年ぶりの利上げに踏み切り、長期金利を低く抑え込む枠組みも撤廃する。手段、規模とも異次元の領域に踏み込んでいた日銀の金融政策は、大きな転換点を迎えた。民間銀行が日銀に預けるお金の一部にマイナス0.1%の金利を適用するマイナス金利政策をやめ、その金利をプラス0.1%に上げる。銀行間で短期資金をやりとりする一部金利を、0~0.1%に誘導する。現在と比べ、0.1%幅程度の引き上げとなる。短期金利の利上げは福井俊彦総裁の下で決めた2007年2月以来となる。

【スポーツ】ドジャース、大谷選手通訳の水原一平氏の解雇認める 違法賭博関与か(3/20.Wed)

 米大リーグのドジャースは20日、大谷翔平選手の通訳を務める水原一平氏を解雇したと明らかにした。球団側は理由を明らかにしていないが、米メディアは水原氏が違法賭博に関わっていた疑いがあると報じている。米スポーツ専門局ESPNは、大谷選手の銀行口座から少なくとも450万ドル(約6億8千万円)が違法賭博の関連口座に送金されていたと報じている。水原氏はESPNの19日の取材に、水原氏が昨年、賭博の借金の返済について大谷選手に相談したところ、大谷選手が自身の口座から送金に応じたと説明していた。だが、水原氏は20日になって、大谷選手は賭博や借金のことは何も知らなかったと説明を翻したという。

【国際】米、インテルに1.3兆円補助金 先端半導体シェア「ゼロ→2割」へ(3/20.Wed)

 米政府は20日、米半導体大手インテルによる国内工場の新増設に対し、85億ドル(約1.3兆円)の補助金を出すと発表した。半導体は人工知能(AI)や軍事兵器に欠かせない戦略物資だが、生産拠点は台湾など東アジアに集中しているため、経済安全保障の観点から米国内での生産を増やす狙いだ。米政府は補助金とは別にインテルに110億ドルを融資し、支援総額は195億ドル(約2.9兆円)となる。

【国際】モスクワ郊外のコンサート会場で銃乱射 133人死亡「11人拘束」(3/22.Fri)

 モスクワ郊外のコンサート会場で22日夜、武装グループによる襲撃事件が発生した。テロ事件として捜査しているロシア連邦捜査委員会によると、133人が死亡した。ロシアメディアによると、さらに増える可能性もあるという。連邦保安局(FSB)は、実行犯4人を含む容疑者11人を事件に関与した疑いで拘束したと発表した。
 過激派組織「イスラム国」(IS)は23日、系列のアマク通信で、襲撃の様子を撮影したとする動画を公開。米国もISの犯行説を唱えるが、ロシアはウクライナが関与したとの見方を維持する。(3/24.Sun)

【スポーツ】大相撲春場所、尊富士が110年ぶり新入幕V 初土俵から10場所(3/24.Sun)

 大相撲春場所(エディオンアリーナ大阪)千秋楽の24日、新入幕で東前頭17枚目の尊富士(24)=本名・石岡弥輝也(みきや)、伊勢ケ浜部屋=が西前頭6枚目の豪ノ山を破り、13勝2敗で初優勝を果たした。新入幕での優勝は1914年夏場所を制した両国以来、110年ぶり。幕内で番付が一番下の幕尻の優勝は、2020年7月場所の照ノ富士以来、4人目となった。初土俵から所要10場所での達成は、年6場所制となった1958年以降に初土俵を踏んだ力士では最速(付け出しを除く)。貴花田(後の横綱貴乃花)と朝青龍の24場所を大幅に更新した。

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