いつも心にエンジェルを。
みなさんはサプライズを仕掛けるのは好きですか?
以前、「人事のホンネ」で取材したバンダイの採用担当者は、「サプライズパーティーをやりたがるタイプの学生がほしい」という話のなかで、「サプライズパーティーも年に1回ならできますが、365日やれと言われると大変ですよ」と話していました。その通りだと思います。
だれかに喜んでほしくて、知恵をしぼって、工夫して、その結果、そのだれかがとても喜んでくれたとしたら、確かにうれしい。でも、たまのことだからこそ、できることかもしれません。
みなさんはサプライズを仕掛けるのは好きですか?
以前、「人事のホンネ」で取材したバンダイの採用担当者は、「サプライズパーティーをやりたがるタイプの学生がほしい」という話のなかで、「サプライズパーティーも年に1回ならできますが、365日やれと言われると大変ですよ」と話していました。その通りだと思います。
だれかに喜んでほしくて、知恵をしぼって、工夫して、その結果、そのだれかがとても喜んでくれたとしたら、確かにうれしい。でも、たまのことだからこそ、できることかもしれません。


うちの娘(8歳)もかなりのサプライズ好きで、毎日のようにいろんなものを作り、帰宅するなり手渡してくれます。お金のかかるものは無理なので、折り紙で作ったお花だったり、お手製の絵本だったり、ゴムで作ったブレスレットなどさまざまです。そこで、私がつい感激して、褒めまくってしまうので、本人は調子に乗ってまた作る、という繰り返し。実用性はないけれど、捨てるに捨てられないものだらけで、リビングが片付くヒマもありません。
一見、サービス精神があって、協調性もある「良い人」のようですが、これって本当はかなり“強引”なコメントではないでしょうか? たった数回の「成功体験」で、自分の行動がだれかの役に立つ、だれかを幸せにできる、と確信しているわけですから。
だれかの笑顔を想像して努力や工夫をすることはとても素敵なことです。でも、もし、その行為がだれからも評価されなかったとしたらどうでしょう。そんなときはがっかりするのですか?
そこから後は完全なる「オマケ」。もし、とーっても素晴らしいリアクションが得られたら、それは、相手からの「サプライズプレゼント」です。そんなときは「なんて細やかな気遣いのできる人だろう」と感激もひとしお。そんな風に考えていると、人生がどんどん楽しくなります。
自分が新人だったころ、ごはんやお酒をよくご馳走してくれる先輩がいました。恐縮する私に、その先輩が「お前が先輩になったら、後輩におごればいいから、俺に返そうと思うな」としつこく言っていたのを覚えています。そう、見返りを期待する行為、打算的な行為は、一言で言えば「美しくない」のです。





