いつも心にエンジェルを。
私が就活をしていた1990年代には、「中小企業の総合職より、有名企業の一般職」という女子学生がいっぱいいました。いまの時代は、大企業は一般職の正社員をあまり採用しなくなっていますから、あえて言い換えるとすると「中小企業の正社員より、有名企業の派遣・契約(非正規)社員」という感覚でしょうか?
私が就活をしていた1990年代には、「中小企業の総合職より、有名企業の一般職」という女子学生がいっぱいいました。いまの時代は、大企業は一般職の正社員をあまり採用しなくなっていますから、あえて言い換えるとすると「中小企業の正社員より、有名企業の派遣・契約(非正規)社員」という感覚でしょうか?


当時、彼女たちに話を聞くと、「総合職は髪振り乱して働くイメージでイヤ」「仕事人間になって嫁に行き遅れそう」とか、「一般職のほうが有名企業の男性と結婚できる確率が高いような気がする」とか、人それぞれの理由がありました。
その理由を分析した人がいます。川口章さんという同志社大学政策学部教授です。川口教授の著書『日本のジェンダーを考える』(有斐閣選書)によると、女性の初職が非正規であると結婚確率が低くなる理由は、
具体的にどういう改正かというと、従来あった、3年を超えて派遣社員を同じ業務に就かせる場合、正社員として雇用しなければならないという企業に課されていた「3年ルール」をなくす、というのが柱です。働き手さえ3年ごとに代えれば、企業は同じ仕事をずっと派遣社員に任せることができるようになります。派遣社員から見れば、正社員として雇用されるチャンスが低くなります。





