いつも心にエンジェルを。今日はちょっとステキなインターンをしている「エンジェル企業」を紹介します。
会社の名前は「スリール」。フランス語で「笑顔」「ほほえみ」という意味です。この会社では、共働き家庭で育児体験するインターンの斡旋をしている会社です。
具体的にいうと、学生を2人1組で約4カ月間、共働き家庭に派遣し、3歳から小学校3年生までの子どもの送り迎えをしたり、夕飯を食べさせたり、宿題を見たり、というインターンシップ(就業体験)をしてもらいます。同社ではそれを「ワーク・ライフインターン」と呼んでいます。つまり子育てを体験することで、将来子育てしながら働く生活を具体的にイメージしてもらうのです。


スリールを立ち上げた社長の堀江敦子さん(右写真)は29歳。大学卒業後、一度、IT企業に就職しましたが、中学時代から100人以上のベビーシッターを経験してきて、仕事、家事、育児、すべてを背負って疲弊しているママたちを見て、「母親1人で育児をしてはいけない」と確信していたことから、起業を思い立ったそうです。
スリールを利用したことのあるワーママも、「子どもを預けて、仕事や、自分のリフレッシュの時間を取ることにずっと罪悪感があったけど、学生インターンの場合、学生さんの『お役に立っている』という意識ももてるし、子どもも若いお姉さんと遊べて楽しいと喜んでいる。せっかくだから良いロールモデルになろうと、仕事のモチベーションも上がった」と言います。





