いつも心にエンジェルを。
「保育園落ちた日本死ね!!!」という匿名ブログをきっかけに、待機児童が政治問題化しています。大きなニュースになったのでみなさんも知っていると思いますが、改めて紹介します。
保育園落ちた日本死ね!!!
何なんだよ日本。
一億総活躍社会じゃねーのかよ。
昨日見事に保育園落ちたわ。
どうすんだよ私活躍出来ねーじゃねーか。
子供を産んで子育てして社会に出て働いて税金納めてやるって言っているのに日本は何が不満なんだ?
何が少子化だクソ。
子供産んだはいいけど希望通りに保育園に預けるのはほぼ無理だからって言ってて子供産むやつなんかいねーよ。(中略)
まじいい加減にしろ日本。
「保育園落ちた日本死ね!!!」という匿名ブログをきっかけに、待機児童が政治問題化しています。大きなニュースになったのでみなさんも知っていると思いますが、改めて紹介します。
保育園落ちた日本死ね!!!
何なんだよ日本。
一億総活躍社会じゃねーのかよ。
昨日見事に保育園落ちたわ。
どうすんだよ私活躍出来ねーじゃねーか。
子供を産んで子育てして社会に出て働いて税金納めてやるって言っているのに日本は何が不満なんだ?
何が少子化だクソ。
子供産んだはいいけど希望通りに保育園に預けるのはほぼ無理だからって言ってて子供産むやつなんかいねーよ。(中略)
まじいい加減にしろ日本。


表現の強烈さもあり、反発を覚える人もいるかもしれません。先日、都内のある大学の女子学生を対象にした講演でこの話を取り上げましたが、専業主婦家庭で育った人が多かったのか、そもそも「小さい子供を預けて母親が働く」ことをネガティブに受け止める学生も少なくなく、今一つ、共感は得られなかったような気がします。しかし、右肩上がりの経済が期待できないこれからは、夫の収入だけに頼って生活するのはリスキーだといえるでしょう(右写真は保護者らによる国会前での抗議活動)。
厚生労働省によると、民間保育所の保育士の給与の平均月額は21万9000円です。全職種の平均月額に比べて約11万円も低い金額です。資格を持っているのに保育士としての就職を希望しない人を対象に、同省が複数回答で理由を聞いたところ、半数の人が「賃金が希望と合わない」と回答しています(2013年、有効回答958人)。実際、保育士が足りず、施設はあるのに子供の受け入れを制限せざるを得ない保育所も増えています。野党が共同で「保育士の賃金を1人あたり月5万円引き上げる」ための議員立法を衆院に提出していますが、財源の問題もあり、実現するかどうか先行きは不透明です(右写真は保育士の待遇改善を求める緊急集会)。
私自身も娘が0歳児の後半から保育所探しを始めました。案の定、自治体の認可保育所は66人待ち――。運良く協力企業の事業所内保育所の枠に抽選で当たり、そこに2年間預けながら、認可保育所に空きが出るのを待ちました。私も夫もフルタイム勤務でしかも勤務が不規則なマスコミ業界、その上、夫は地方に単身赴任中。そんな条件でも66人待ちなのですから、待機児童問題の深刻さを痛感しました(左写真はトヨタ紡織の工場内にオープンした事業所内保育所)。
何が言いたいのか。いま待機児童として公表されている数はリアルな数ではないということです。認可保育施設に入れずやむなく親が育休を延長した人、保育所に入れず求職活動をやめた人、自治体が通えると判断した認可保育施設に入らず、「特定の施設を希望」した人は待機児童としてカウントされません。私たちのようにやむなく認可外保育所に子供を預けた場合も待機児童扱いにはなりません。厚労省によると、こういった「隠れ待機児童」は2015年4月時点で5万9383人いて、自治体が待機児童と認定した2万3167人の2.6倍に上ります。





