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新聞やテレビでも取り上げられていますので、おおよその話は知っている人もいると思いますが、簡単におさらいしてみます。昨年末、宮崎謙介衆院議員(京都3区)が、同じく衆院議員である妻の第1子出産(2月予定)に伴い、1~2カ月程度の育児休業を取ると意思表明しました。衆議院規則には育休の規定はないため、その見直しを求める提言書を正月明けの国会召集の日、衆院議長に渡すことにしていました。しかし、自民党の国会対策委員会の幹部から「国会議員全体の評判を落としている」「子どもを使った売名だ」などと注意されるに至ります。
この「育休宣言」については、子育てで夫婦が協力するのは当然、よく言った!と応援する人、国会議員は一般労働者と違う、有権者の一票を託されたのに長期間休むのはおかしい!と批判する人、意見が真っ二つに分かれています。2016年1月20日の朝日新聞の声欄(オピニオン面)でも、読者からの両方の意見を取り上げています。
新聞などのメディアは、「中立」の意見を求められることも多いのですが、ここ「エンジェルルーム」では、スタンスを明確にして、「育休取るべし!」と声を大にして言わせていただきます。
それは、夫不在の子育てがいかに大変か、そして、一番大変な時期に子育てにコミットしない夫がその後もいかに「使い物にならないか」を実体験として知っているからです。そのことを社会の枠組みを決める機会の多い政治家に知ってもらうことの重要性を感じているからです。