いつも心にエンジェルを。
この連載では、男女を問わずやりがいをもって働き続けられる職場を私なりの指針で選び、「エンジェル企業」として紹介しています。しかし、そもそもみなさんは「女性活躍を推進している企業」で働きたいのでしょうか? 最近女子学生と話すことが多いのですが、「管理職なんて目指していない」「好きな(orイヤではない)仕事でそこそこのお金をもらえればそれで十分」という人も少なくありません。
この連載では、男女を問わずやりがいをもって働き続けられる職場を私なりの指針で選び、「エンジェル企業」として紹介しています。しかし、そもそもみなさんは「女性活躍を推進している企業」で働きたいのでしょうか? 最近女子学生と話すことが多いのですが、「管理職なんて目指していない」「好きな(orイヤではない)仕事でそこそこのお金をもらえればそれで十分」という人も少なくありません。


先日、女性の活躍推進をテーマにしたセミナーで、法政大学のキャリアデザイン学部教授で臨床心理士の宮城まり子さんのお話を聞く機会がありました。
ハイ! 結果はどうでしたか? ○は何個ありましたか? ちなみに宮城さんは、1個でも○があったら、その意識を変えてもらうよう、男性管理職を“指導”するそうです。
こういった思い込みは「ジェンダー・バイアス」と呼ばれます。直訳すれば「性別による偏見」、男女の役割について固定的な観念を持つことです。例えば、男性は外で働き妻子を食べさせるのが当たり前、女性は家事をこなし子どもを育てるのが役目、とか。男女かかわらず、その人の育った社会や経験によって、すりこまれてしまった価値観の一つです。
50年後の日本の人口は約3割減少し生産年齢人口はほぼ半減すると予測されています。企業が成長を続けるためには女性に労働市場の担い手になってもらう必要があるのです。グローバル化が加速し、企業にとってダイバーシティー推進は経営戦略の一つになりました。ようやく一部の企業ではありますが、性別ではなく個人の意欲や能力に応じた人材育成が始まったのです。





