いつも心にエンジェルを。
就活における会社選びのポイントは、その会社で働いている自分が具体的にイメージできるかどうかだといいます。学生時代も楽しいけれど、いきいきと笑顔で働いている未来の自分を想像できたら、厳しい就活にもファイトがわきますよね。
「あの子たちの“働く喜び”を守りたい」。
先日、「第5回日本でいちばん大切にしたい会社大賞」(人を大切にする経営学会主催)の表彰式(下写真)で素敵な言葉に出合いました。言葉の主は福島市にあるスポーツウェアメーカー、株式会社クラロン社長の田中須美子さん(89)です。今回創設された厚生労働大臣賞の受賞企業です。主に東北六県や新潟県、栃木県、茨城県などの幼稚園や小中高で使われる体操着を作っています。
                            就活における会社選びのポイントは、その会社で働いている自分が具体的にイメージできるかどうかだといいます。学生時代も楽しいけれど、いきいきと笑顔で働いている未来の自分を想像できたら、厳しい就活にもファイトがわきますよね。
「あの子たちの“働く喜び”を守りたい」。
先日、「第5回日本でいちばん大切にしたい会社大賞」(人を大切にする経営学会主催)の表彰式(下写真)で素敵な言葉に出合いました。言葉の主は福島市にあるスポーツウェアメーカー、株式会社クラロン社長の田中須美子さん(89)です。今回創設された厚生労働大臣賞の受賞企業です。主に東北六県や新潟県、栃木県、茨城県などの幼稚園や小中高で使われる体操着を作っています。


 
         
             この「日本でいちばん大切にしたい会社大賞」は約7000社の企業をフィールドワークしてきた法政大学大学院の坂本光司教授が、ブラック企業の対極にある、「立場の弱い人を大事にする企業」をきちんと評価したいという発案から5年前にスタートしました。
                         この「日本でいちばん大切にしたい会社大賞」は約7000社の企業をフィールドワークしてきた法政大学大学院の坂本光司教授が、ブラック企業の対極にある、「立場の弱い人を大事にする企業」をきちんと評価したいという発案から5年前にスタートしました。 冒頭の須美子さん(写真)が「あの子たち」「子どもたち」と呼ぶのは、主に知的障害のある社員のことです。多くは成人です。同社は、須美子社長の夫である故・田中善六さんが1956年に創業しました。善六さんは戦争で耳に障害をもったことで、障害者雇用に力を尽くしてきました。善六さんは2002年に亡くなりましたが、その遺志を継いだ須美子さんは、知的障害のある人や高齢者をその後も正規雇用し続けています。全従業員132人のうち障害者が34人、ダブルカウントされる重度障害者も10人いるので、障害者実雇用率は35%以上、法定雇用率(2.0%)を大きく上回っています。
                         冒頭の須美子さん(写真)が「あの子たち」「子どもたち」と呼ぶのは、主に知的障害のある社員のことです。多くは成人です。同社は、須美子社長の夫である故・田中善六さんが1956年に創業しました。善六さんは戦争で耳に障害をもったことで、障害者雇用に力を尽くしてきました。善六さんは2002年に亡くなりましたが、その遺志を継いだ須美子さんは、知的障害のある人や高齢者をその後も正規雇用し続けています。全従業員132人のうち障害者が34人、ダブルカウントされる重度障害者も10人いるので、障害者実雇用率は35%以上、法定雇用率(2.0%)を大きく上回っています。 この連載では、性別、年齢、国籍、障害の有無にかかわらず、だれもが働きやすい職場づくりに取り組んでいるダイバーシティー(多様性)推進企業を紹介しています。子育てや、加齢による体力の低下、あるいは言葉の障壁、さまざまな「制約」があっても能力が生かせる場所は必ずあります。クラロンはまさにそれを50年以上前から実践してきた会社なのです。
                         この連載では、性別、年齢、国籍、障害の有無にかかわらず、だれもが働きやすい職場づくりに取り組んでいるダイバーシティー(多様性)推進企業を紹介しています。子育てや、加齢による体力の低下、あるいは言葉の障壁、さまざまな「制約」があっても能力が生かせる場所は必ずあります。クラロンはまさにそれを50年以上前から実践してきた会社なのです。




 
				
								 
				
								 
				
								 
				
								 
				
								 
				
								 
				
								
