
「旅客として搭乗したときの機長のアナウンスが良かった」「ギャレー(機内のキッチン)の片づけが完璧で使いやすかった」「コピー機の前に落ちているゴミを拾ってさりげなく捨てていた」など、理由はさまざまです。社内のだれにでも贈ることができます。
その場かぎりのことではなく、ポイント制を導入し、カードをもらった人には3ポイント、贈った人にも1ポイント付与しています。ポイントに応じて、ブロンズ、プラチナ、ダイヤモンドとマイレージカードのようにクラスが上がり、バッジがもらえます。メッセージのやりとり1件につき1円を福祉団体に寄付する仕組みになっていて、平均して月に6000件程度、社内を行き交っているそうです。
いきいき推進室長の槙田さんは1987年に国際線CAとして入社して以来、2011年4月に人事部に来るまでは現場一筋でした。
「お客様からの評価も大切ですが、同僚に褒められるというのも、『ちゃんと見ていてくれたんだ』とうれしいものです。がんばっている人を見つけて応援しようという文化が根付いているからこそ、大変なときは支え合おうと自然に思えるんです」(槙田さん)
褒められて心がすさむ人はいません。みなさんも周囲を見渡して、ぜひ”グッジョブ”の種を見つけてください。アラ探しでなく、長所探しがとても得意というのは就活でも立派な自己PRになりますよ。