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株式会社SUBARU
SUBARU〈後編〉「スバリスト」たちに愛される会社 生物多様性守る取り組みも【SDGsに貢献する仕事】
2024年12月04日
SDGs(持続可能な開発目標)関連の業務に携わっている若手・中堅社員に直撃インタビューする「SDGsに貢献する仕事」の第19回、自動車メーカーSUBARUの後編です。中国出身の譚暁雯さんは、SUBARUの走行安全性能、事故予防の技術に惹かれて入社を決め、いまは環境に関する様々なトピックスを推進しており、その中でも重要な課題の一つである生物多様性にも注力しています。「スバリスト」とも言われる熱いファンをもつSUBARUで働くやりがいについてもうかがいました(編集部・福井洋平)
【お話をうかがった方のプロフィル】
サステナビリティ推進部 町田美紀さん(まちだ・みき、写真右)
2017年上智大学外国語学部卒業。同年SUBARU入社。調達管理部(現:安定調達管理部)、第2調達部(現:ボディ調達部)、人事部を経て現職。
サステナビリティ推進部 譚暁雯さん(たん・ぎょうぶん、写真左)
2022年大阪大学大学院卒業、同年SUBARU入社。カスタマーサービス本部を経て現職。
(前編はこちらから)
【お話をうかがった方のプロフィル】
サステナビリティ推進部 町田美紀さん(まちだ・みき、写真右)
2017年上智大学外国語学部卒業。同年SUBARU入社。調達管理部(現:安定調達管理部)、第2調達部(現:ボディ調達部)、人事部を経て現職。
サステナビリティ推進部 譚暁雯さん(たん・ぎょうぶん、写真左)
2022年大阪大学大学院卒業、同年SUBARU入社。カスタマーサービス本部を経て現職。
(前編はこちらから)
事業活動が生物多様性に与える影響を分析
■譚さんのサステナビリティ推進部での仕事
──譚さんがいま、サステナビリティ推進部でメインで取り組まれている仕事はどういったことですか。
譚 社内の環境取り組みの企画、特に生物多様性に関する取り組みと「サステナビリティWeb」の環境パートの企画、編集を担当しています。
―─SUBARUでは生物多様性も重視しているのですか。
譚 はい。SUBARUでは環境課題の中で気候変動とサーキュラーエコノミーの実現(資源循環)、それから自然との共生を大きな課題として捉えています。その中で、私は重点テーマの一つである自然との共生=生物多様性に関する多くの取り組みに関わっています。
──例えば、どういった取り組みがありますか。
譚 私がこの部署に入って初めて担当したのがTNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース)というフレームワークです。その中に開示すべき生物多様性リスクがたくさんあり、そのリスクの評価をしました。
現在、SUBARUは気候変動に関するTCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)に賛同しており、それに準拠した情報開示が求められています。その延長線上にあるのがTNFDで、多くの企業がTNFD賛同に向けた準備を進めています。将来的に開示義務が課せられる可能性はすごく高いので、今のうちからSUBARUとしてきちんと対応することを目指しています。
──TCFDに取り組んでいる会社は聞いたことがありますが、TNFDはどこまで調査をするのですか。
譚 現在は簡易分析を1人でやっています。生産に直結する本社、東京事業所、群馬の本工場、宇都宮の工場、そして北海道・美深に雪上のテストコースやリサーチセンターがあり、そういった事業拠点の活動が生物多様性にどういう影響を与えるのかについてリスク分析を進めています。
TNFDの開示にはガイダンスがあり、その中で推奨されているのが「LEAPアプローチ」という分析手法です。最初はやり方が全く理解できず、新しいフレームワークなので他社の取り組みもなく、すごく悩んでいました。たまたま社内に有識者がいて、その人と勉強会やディスカッションを重ねて、ようやく分析手法が理解できました。
──譚さんがいま、サステナビリティ推進部でメインで取り組まれている仕事はどういったことですか。
譚 社内の環境取り組みの企画、特に生物多様性に関する取り組みと「サステナビリティWeb」の環境パートの企画、編集を担当しています。
―─SUBARUでは生物多様性も重視しているのですか。
譚 はい。SUBARUでは環境課題の中で気候変動とサーキュラーエコノミーの実現(資源循環)、それから自然との共生を大きな課題として捉えています。その中で、私は重点テーマの一つである自然との共生=生物多様性に関する多くの取り組みに関わっています。
──例えば、どういった取り組みがありますか。
譚 私がこの部署に入って初めて担当したのがTNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース)というフレームワークです。その中に開示すべき生物多様性リスクがたくさんあり、そのリスクの評価をしました。
現在、SUBARUは気候変動に関するTCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)に賛同しており、それに準拠した情報開示が求められています。その延長線上にあるのがTNFDで、多くの企業がTNFD賛同に向けた準備を進めています。将来的に開示義務が課せられる可能性はすごく高いので、今のうちからSUBARUとしてきちんと対応することを目指しています。
──TCFDに取り組んでいる会社は聞いたことがありますが、TNFDはどこまで調査をするのですか。
譚 現在は簡易分析を1人でやっています。生産に直結する本社、東京事業所、群馬の本工場、宇都宮の工場、そして北海道・美深に雪上のテストコースやリサーチセンターがあり、そういった事業拠点の活動が生物多様性にどういう影響を与えるのかについてリスク分析を進めています。
TNFDの開示にはガイダンスがあり、その中で推奨されているのが「LEAPアプローチ」という分析手法です。最初はやり方が全く理解できず、新しいフレームワークなので他社の取り組みもなく、すごく悩んでいました。たまたま社内に有識者がいて、その人と勉強会やディスカッションを重ねて、ようやく分析手法が理解できました。
■生物多様性への取り組み
──他にはどういった取り組みをしていますか。
譚 社内では気候変動と資源循環に関して、定期的に情報共有の場を設けているのですが、生物多様性はなかなかそういう機会を設けていませんでした。でも、社内にどういう課題があり、どんな取り組みをしているか、やっぱりみんなで発信したい、情報共有したいという思いがあって、今年から生物多様性の勉強会を実施しています。これまでに3回行いました。
講師はサステナビリティ推進部で生物多様性に取り組んでいる担当者で、担当者からネタがあれば共有するという形です。2回目は私が講師で、TNFDの生物多様性のリスクの結果について紹介しました。そして、そのリスクをどうやって各事業所の担当者に共有するか、現地での取り組みをどう充実させるかについて議論ができました。
──具体的な取り組みを教えて下さい。
譚 例えば「SUBARUの森」という取り組みでは群馬県の県立森林公園での保全整備の支援をしており、また、毎年北海道の美深町で植樹祭を開催しています(写真・SUBARU提供)。
──TNFDの分析をして、SUBARUの事業が生物多様性に与える影響は見えてきましたか。
譚 さいわい主要な生産拠点では水資源が豊富なため、水資源の不足で生産が止まるリスクは低いと分かりました。そのため水資源以外の大事な課題に力を入れよう、と社内の課題も整理できました。
──他にはどういった取り組みをしていますか。
譚 社内では気候変動と資源循環に関して、定期的に情報共有の場を設けているのですが、生物多様性はなかなかそういう機会を設けていませんでした。でも、社内にどういう課題があり、どんな取り組みをしているか、やっぱりみんなで発信したい、情報共有したいという思いがあって、今年から生物多様性の勉強会を実施しています。これまでに3回行いました。
講師はサステナビリティ推進部で生物多様性に取り組んでいる担当者で、担当者からネタがあれば共有するという形です。2回目は私が講師で、TNFDの生物多様性のリスクの結果について紹介しました。そして、そのリスクをどうやって各事業所の担当者に共有するか、現地での取り組みをどう充実させるかについて議論ができました。
──具体的な取り組みを教えて下さい。
譚 例えば「SUBARUの森」という取り組みでは群馬県の県立森林公園での保全整備の支援をしており、また、毎年北海道の美深町で植樹祭を開催しています(写真・SUBARU提供)。
──TNFDの分析をして、SUBARUの事業が生物多様性に与える影響は見えてきましたか。
譚 さいわい主要な生産拠点では水資源が豊富なため、水資源の不足で生産が止まるリスクは低いと分かりました。そのため水資源以外の大事な課題に力を入れよう、と社内の課題も整理できました。
安全、頑丈な車=自然にも優しい
■環境問題への取り組み
──環境問題について、SUBARUが重視すべきポイントは何でしょうか。
譚 現在は3つの課題と考えています。気候変動、資源循環すなわちサーキュラーエコノミーの位置づけ、もう1つは自然との共生です。
──車と自然は、どうやって共生していけばいいんでしょうか。
譚 SUBARUのお客様は環境に興味・関心が高いというイメージがあります。ただ車をつくるのではなく、環境に配慮しながら、みなさまに安心・安全を伝えたいという思いもあります。
日本を含めて一般的には「燃費は」「CO2をどのぐらい抑えられるか」といったところを見ますが、アメリカのSUBARUのお客様の中にはもっと広い環境意識があり、例えば事故を起こさない車は長く乗れる、結果的にリサイクルしなくていいから、環境に優しいといった見方をされる方もいらっしゃいます。また、SUVという車は日常使いやアウトドアなど様々な用途に適しているので、複数台車を持たなくていいから環境にいいともいえます。SUBARUの車は耐久性があるので、長く乗れます。そうすると、車と一緒に思い出をつくれますよね。車と自然の共生には、そういった観点もあると思います。
──事故を起こさないためのアイサイト、SUVの頑丈さといった技術が、実は環境にも優しいということですね。これからどういった取り組みをしていきたいですか。
譚 生物多様性のリスクについては分かりましたが、それは開示のために分析したわけではありません。その結果を用いて、事業所での実際の取り組みをどうやって充実させていくか、今後の課題として考えています。今年、自然循環について初めて担当して、社内調査をしたら優れた取り組みがたくさんありました。来年はちゃんと社内の課題を整理して、ほかの取り組みも全部サステナWebで開示したいと思っています。
──環境問題について、SUBARUが重視すべきポイントは何でしょうか。
譚 現在は3つの課題と考えています。気候変動、資源循環すなわちサーキュラーエコノミーの位置づけ、もう1つは自然との共生です。
──車と自然は、どうやって共生していけばいいんでしょうか。
譚 SUBARUのお客様は環境に興味・関心が高いというイメージがあります。ただ車をつくるのではなく、環境に配慮しながら、みなさまに安心・安全を伝えたいという思いもあります。
日本を含めて一般的には「燃費は」「CO2をどのぐらい抑えられるか」といったところを見ますが、アメリカのSUBARUのお客様の中にはもっと広い環境意識があり、例えば事故を起こさない車は長く乗れる、結果的にリサイクルしなくていいから、環境に優しいといった見方をされる方もいらっしゃいます。また、SUVという車は日常使いやアウトドアなど様々な用途に適しているので、複数台車を持たなくていいから環境にいいともいえます。SUBARUの車は耐久性があるので、長く乗れます。そうすると、車と一緒に思い出をつくれますよね。車と自然の共生には、そういった観点もあると思います。
──事故を起こさないためのアイサイト、SUVの頑丈さといった技術が、実は環境にも優しいということですね。これからどういった取り組みをしていきたいですか。
譚 生物多様性のリスクについては分かりましたが、それは開示のために分析したわけではありません。その結果を用いて、事業所での実際の取り組みをどうやって充実させていくか、今後の課題として考えています。今年、自然循環について初めて担当して、社内調査をしたら優れた取り組みがたくさんありました。来年はちゃんと社内の課題を整理して、ほかの取り組みも全部サステナWebで開示したいと思っています。
日本の環境技術、世界的にもレベルが高い
■譚さんの経歴
──譚さんは入社何年目ですか。
譚 入社して3年目、2022年4月入社です。サステナビリティ推進部は配属されて2年目です。出身は中国湖南省です。
──日本語はどこで勉強されたのですか。
譚 留学するために中国で1年間、日本語を勉強してから、日本に来ました。外国人向けのJLPT(日本語能力試験)では一番難しいレベルのN1に合格しましたが、テストと日常会話は別物なので、日本に来たときは全く日本語が理解できませんでした。留学して1年間勉強し、大学院に進んで2年間勉強して、卒業してからSUBARUに入社しました。
──なぜ、日本に来ようと思われたのですか。
譚 私の専攻は環境エネルギー工学ですが、日本の環境技術は世界的に見てもすごくレベルが高い。さらに研究室の内容に関心があり、留学を決めました。大阪大学大学院工学研究科環境エネルギー工学専攻で勉強しました。
■入社後の経歴
──入社後はどこに配属されたのですか。
譚 最初はカスタマーサービス本部に配属されました。1年目は実務を担当するというよりも、ビジネスマナーや基礎的なことを学びました。新入社員は「生産実習」といって、実際に工場のラインに入る実習もありました。群馬県の本工場で車づくりとはどういうものか、どういう規模感なのかを身をもって体験しました。私は実習でサンルーフを車両側に結線する作業をしました。
──カスタマーサービス本部ではどういう仕事をしていましたか。
譚 欧州で新しく制定された法規の研究や、課題の洗い出しを担当していました。電池のリサイクル、CO2の排出量の算出、生産から最後の廃棄までどういうプロセスを通じて処理されたかといった全般的な法規です。
──例えば、廃車になったらそれを引き取ってどうするかというところまで、SUBARUの責任になるのですか。
譚 そうなるのかどうかを調べるというところですね。ただ、実は今も最新の法規は出ていない状態です。法規が出てから対応するのでは間に合わないリスクもあるので、対応策のドラフトバージョンをつくって、課題を洗い出して、SUBARUとしてはこういう形で対応しなければならないと準備を進めています。
──譚さんのもともとの専門は環境エネルギー工学ですよね。英語の法律を読むのはまた別の分野ですが、大変でしたか。
譚 私は母国語の中国語、日本語、英語、韓国語、フランス語の5カ国語を話せます。幼少期からずっとグローバルな人材になり、グローバルな会社で働きたいと思って言語の勉強に力を入れました。カスタマーサービス本部の時に環境エネルギー工学の専門知識は発揮できませんが、もう1つの専門性である語学力を発揮できます。SUBARUは世界各国に特約店があり、世界の舞台で活躍できると思って入社しました。
──サステナビリティ推進部への異動は希望したのですか。
譚 特に希望はしていませんでしたが、たまたま私は環境を少し学んでいたので、それで異動になったのかなと思いました。
──譚さんは入社何年目ですか。
譚 入社して3年目、2022年4月入社です。サステナビリティ推進部は配属されて2年目です。出身は中国湖南省です。
──日本語はどこで勉強されたのですか。
譚 留学するために中国で1年間、日本語を勉強してから、日本に来ました。外国人向けのJLPT(日本語能力試験)では一番難しいレベルのN1に合格しましたが、テストと日常会話は別物なので、日本に来たときは全く日本語が理解できませんでした。留学して1年間勉強し、大学院に進んで2年間勉強して、卒業してからSUBARUに入社しました。
──なぜ、日本に来ようと思われたのですか。
譚 私の専攻は環境エネルギー工学ですが、日本の環境技術は世界的に見てもすごくレベルが高い。さらに研究室の内容に関心があり、留学を決めました。大阪大学大学院工学研究科環境エネルギー工学専攻で勉強しました。
■入社後の経歴
──入社後はどこに配属されたのですか。
譚 最初はカスタマーサービス本部に配属されました。1年目は実務を担当するというよりも、ビジネスマナーや基礎的なことを学びました。新入社員は「生産実習」といって、実際に工場のラインに入る実習もありました。群馬県の本工場で車づくりとはどういうものか、どういう規模感なのかを身をもって体験しました。私は実習でサンルーフを車両側に結線する作業をしました。
──カスタマーサービス本部ではどういう仕事をしていましたか。
譚 欧州で新しく制定された法規の研究や、課題の洗い出しを担当していました。電池のリサイクル、CO2の排出量の算出、生産から最後の廃棄までどういうプロセスを通じて処理されたかといった全般的な法規です。
──例えば、廃車になったらそれを引き取ってどうするかというところまで、SUBARUの責任になるのですか。
譚 そうなるのかどうかを調べるというところですね。ただ、実は今も最新の法規は出ていない状態です。法規が出てから対応するのでは間に合わないリスクもあるので、対応策のドラフトバージョンをつくって、課題を洗い出して、SUBARUとしてはこういう形で対応しなければならないと準備を進めています。
──譚さんのもともとの専門は環境エネルギー工学ですよね。英語の法律を読むのはまた別の分野ですが、大変でしたか。
譚 私は母国語の中国語、日本語、英語、韓国語、フランス語の5カ国語を話せます。幼少期からずっとグローバルな人材になり、グローバルな会社で働きたいと思って言語の勉強に力を入れました。カスタマーサービス本部の時に環境エネルギー工学の専門知識は発揮できませんが、もう1つの専門性である語学力を発揮できます。SUBARUは世界各国に特約店があり、世界の舞台で活躍できると思って入社しました。
──サステナビリティ推進部への異動は希望したのですか。
譚 特に希望はしていませんでしたが、たまたま私は環境を少し学んでいたので、それで異動になったのかなと思いました。
「スバリスト」たちに愛される会社
■町田さんの就活
──町田さんは就活のとき、どういった業種を見ていましたか。
町田 私はカーメーカーです。高校と大学でアメリカに留学していたとき、日本出身だと言うと「日本の車ってめっちゃいいよね」「強いよね」「『ワイルドスピード』(映画)にも出てたよね」と褒められることが多かったんです。日本がすごく誇れるものだと思い、仕事で英語を使いたかったので、カーメーカーに就職して世界に届けていきたいと思っていました。一番初めにSUBARUから内定をいただき、入社を決めました。
──SUBARUに選んだ決め手は何でしたか。
町田 実は私の両親がSUBARU車に乗っています。「娘がカーメーカーに興味がある」と両親が販売特約店の営業さんを紹介してくれ、その方とお話をするなかでSUBARU車の魅力、本当に安心な車をつくっているということを肌で感じ、「この会社だったら、本当に死亡交通事故をゼロにできる」と確信しました。営業さんのSUBARU愛も感じ、ここで働けたらいいなと思ったのが決め手です。
■入社後の印象とやりがい
──入社してみて、どんな会社だと感じましたか。
町田 私たちはSUBARUのファンのことを「スバリスト」と呼ぶのですが、本当にSUBARUの車が好きなんだと。こんなに愛されるカーメーカーはほかにあるのかな、本当に走りの楽しさを追求しているから愛されるのかなと思いました。
──他社と社風の違いは感じましたか。
町田 他社のことはわかりませんが、真面目な社員が多いという印象です。就活当時に面接官だった女性が今も社内にいて、子育てをしながら活躍されています。自分も結婚して、子どもを産んで、それでも働いていきたいというビジョンを持っていたので「こういう人が活躍しているのであれば、私も安心して長く働ける。この会社に貢献できる」とも思いました。
──実際に産休・育休を取られて、会社の中で働きやすさは感じますか。
町田 感じます。SUBARUはコアタイムがないフレックス制、ハイブリッド勤務を導入しているので、例えば出社していて子どもが急に発熱したときも「いったん家に帰って、看病してから後で戻ります」ということができるので、すごく働きやすいと思います。
いい人も多いですね。私は他社で働いたことがないので分かりませんが、私は本当に意地悪な人に社内で出会ったことがなく、調達時代から現場の人や調達の人にかわいがってもらったり、お世話してもらったりしました。
──SUBARUで働くやりがいを教えて下さい。
町田 SUBARUで働いていること自体がやりがいだと感じています。私は本気でこの会社なら死亡交通事故をゼロにできると思いますし、その士気を感じます。道路で走っている車を見るだけでも「うちの車だ」と思います。
──町田さんは就活のとき、どういった業種を見ていましたか。
町田 私はカーメーカーです。高校と大学でアメリカに留学していたとき、日本出身だと言うと「日本の車ってめっちゃいいよね」「強いよね」「『ワイルドスピード』(映画)にも出てたよね」と褒められることが多かったんです。日本がすごく誇れるものだと思い、仕事で英語を使いたかったので、カーメーカーに就職して世界に届けていきたいと思っていました。一番初めにSUBARUから内定をいただき、入社を決めました。
──SUBARUに選んだ決め手は何でしたか。
町田 実は私の両親がSUBARU車に乗っています。「娘がカーメーカーに興味がある」と両親が販売特約店の営業さんを紹介してくれ、その方とお話をするなかでSUBARU車の魅力、本当に安心な車をつくっているということを肌で感じ、「この会社だったら、本当に死亡交通事故をゼロにできる」と確信しました。営業さんのSUBARU愛も感じ、ここで働けたらいいなと思ったのが決め手です。
■入社後の印象とやりがい
──入社してみて、どんな会社だと感じましたか。
町田 私たちはSUBARUのファンのことを「スバリスト」と呼ぶのですが、本当にSUBARUの車が好きなんだと。こんなに愛されるカーメーカーはほかにあるのかな、本当に走りの楽しさを追求しているから愛されるのかなと思いました。
──他社と社風の違いは感じましたか。
町田 他社のことはわかりませんが、真面目な社員が多いという印象です。就活当時に面接官だった女性が今も社内にいて、子育てをしながら活躍されています。自分も結婚して、子どもを産んで、それでも働いていきたいというビジョンを持っていたので「こういう人が活躍しているのであれば、私も安心して長く働ける。この会社に貢献できる」とも思いました。
──実際に産休・育休を取られて、会社の中で働きやすさは感じますか。
町田 感じます。SUBARUはコアタイムがないフレックス制、ハイブリッド勤務を導入しているので、例えば出社していて子どもが急に発熱したときも「いったん家に帰って、看病してから後で戻ります」ということができるので、すごく働きやすいと思います。
いい人も多いですね。私は他社で働いたことがないので分かりませんが、私は本当に意地悪な人に社内で出会ったことがなく、調達時代から現場の人や調達の人にかわいがってもらったり、お世話してもらったりしました。
──SUBARUで働くやりがいを教えて下さい。
町田 SUBARUで働いていること自体がやりがいだと感じています。私は本気でこの会社なら死亡交通事故をゼロにできると思いますし、その士気を感じます。道路で走っている車を見るだけでも「うちの車だ」と思います。
中国でもSUBARUの安全性は高評価
■譚さんの就活
──譚さんの就職活動について教えて下さい。
譚 私は実は、SUBARUしか受けていません。小学生から高校生まで12年間ずっと、母が車で送り迎えをしてくれていました。毎日、車の中で母と話す時間がすごく大切で、車に対してすごく思い入れがあり、最初から車業界に興味を持っていました。中国でもSUBARUは安全性が高いというイメージがあります。販売されている車種はそんなに多くありませんが、走っている車を見たら、「これは絶対にSUBARUの車だ」と分かります。調べてみたら、SUBARUは走行安全性能、事故予防の技術、そして万が一、事故があったときの衝突安全に対しても技術を進化させていると分かり、やっぱり私はSUBARUに入りたいと思いました。私は理系なので推薦入社のシステムがあり、いくつかのメーカーも選択肢にありましたが、推薦でSUBARUに入りました。
―─社内で働きやすさは感じますか。
譚 すごく働きやすいと感じています。有給休暇を使って年に1回は必ず中国に帰り、家族や友人と一緒に過ごす時間を確保できるので大変助かっています。
──譚さんは外国籍ですが、外国の人が働きやすい環境ですか。
譚 うちの部署はコミュニケーション能力の高い方が多くて、私の日本語に壁を感じるときもあったんですけど、そういう部分も配慮して、みなさん親切に接してくださいました。それもすごく働きやすいと感じました。
──SUBARUで働くやりがいを教えて下さい。
譚 自分の能力である語学力、そして専門知識を生かしたい。そのうえで、分野横断的にいろんなところと関わって仕事を進めたいと考えていました。それは本当にSUBARUだからこそできることだと思います。今はまだ入社3年目で経験が浅いのですが、「私に本当にできるかな」と思うぐらい大きな課題に毎日取り組んでいます。他社ではなかなかできないことだと思います。
(インタビュー写真・植田真紗美)
──譚さんの就職活動について教えて下さい。
譚 私は実は、SUBARUしか受けていません。小学生から高校生まで12年間ずっと、母が車で送り迎えをしてくれていました。毎日、車の中で母と話す時間がすごく大切で、車に対してすごく思い入れがあり、最初から車業界に興味を持っていました。中国でもSUBARUは安全性が高いというイメージがあります。販売されている車種はそんなに多くありませんが、走っている車を見たら、「これは絶対にSUBARUの車だ」と分かります。調べてみたら、SUBARUは走行安全性能、事故予防の技術、そして万が一、事故があったときの衝突安全に対しても技術を進化させていると分かり、やっぱり私はSUBARUに入りたいと思いました。私は理系なので推薦入社のシステムがあり、いくつかのメーカーも選択肢にありましたが、推薦でSUBARUに入りました。
―─社内で働きやすさは感じますか。
譚 すごく働きやすいと感じています。有給休暇を使って年に1回は必ず中国に帰り、家族や友人と一緒に過ごす時間を確保できるので大変助かっています。
──譚さんは外国籍ですが、外国の人が働きやすい環境ですか。
譚 うちの部署はコミュニケーション能力の高い方が多くて、私の日本語に壁を感じるときもあったんですけど、そういう部分も配慮して、みなさん親切に接してくださいました。それもすごく働きやすいと感じました。
──SUBARUで働くやりがいを教えて下さい。
譚 自分の能力である語学力、そして専門知識を生かしたい。そのうえで、分野横断的にいろんなところと関わって仕事を進めたいと考えていました。それは本当にSUBARUだからこそできることだと思います。今はまだ入社3年目で経験が浅いのですが、「私に本当にできるかな」と思うぐらい大きな課題に毎日取り組んでいます。他社ではなかなかできないことだと思います。
(インタビュー写真・植田真紗美)
SDGsでメッセージ!
私自身は就活で自己分析や会社選びに悩んだ記憶があります。就活を単に就職先を探す活動とするのではなくて、自分自身と向き合う時間にしていただけると、より有意義な時間にできると思います。もし自分と向き合った結果が、会社を選ぶことであって、その先がSUBARUであったらすごく光栄だと思います。みなさまと一緒に働けることを楽しみにしています。(町田さん)
みなさま、こんにちは。私は中国からSUBARUへ入社しました。今、入社3年目です。毎日戸惑いながら仕事を進めていますけれども、周りのいい人と一緒にコミュニケーションを取りながら仕事をしています。そして、もし分野横断的な仕事をしたいならSUBARUはすごく素敵な舞台だと思いますので、みなさまと一緒に働けることを楽しみにしております。(譚さん)
株式会社SUBARU
【輸送用機器・自動車】
株式会社SUBARU(スバル)は、自動車と航空宇宙の2つの事業を柱とする輸送機器メーカーです。SUBARUグループではありたい姿を「笑顔をつくる会社」、提供価値を「安心と愉しさ」と定め、人の心や人生を豊かにするために商品、サービスはもとより事業活動全般で「安心と愉しさ」を進化させ、お客様をはじめ、販売店、地域社会を含むすべてのステークホルダーの皆様に事業活動へ共感いただくことを通じて、SUBARUグループの持続的な成長と愉しく持続可能な社会の実現を目指しています。
2024/12/05 更新
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※就活割に申し込むと、月額2000円(通常3800円)で朝日新聞デジタルが読めます。
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