みずほ銀、少額非課税口座 (6月12日朝日新聞朝刊)
みずほ銀行は11日、来年1月にスタートする「少額投資非課税制度」(NISA)の専用口座の受け付けを始めた。NISAは、最大500万円分の株式や投資信託への投資で得た利益に税金がかからない制度。
みずほ銀行は11日、来年1月にスタートする「少額投資非課税制度」(NISA)の専用口座の受け付けを始めた。NISAは、最大500万円分の株式や投資信託への投資で得た利益に税金がかからない制度。
これからスタートする新しい制度「少額投資非課税制度」をめぐる話題です。小さな記事ですが、金融業界に関心がある人は要チェックでしょう。
少額投資非課税制度は、年間100万円までの株式や投資信託などへの投資について、配当や分配金、売却益への税金をかからなくするものです。こうした投資の利益に対しては、本来は税制上20%の税金がかかるのですが(現在は減税で10%)、これを非課税とすることで個人投資を促し、経済成長につなげようという狙いがあります。
これも安倍政権の経済政策「アベノミクス」の施策の一つ。「3本の矢」と呼ばれる三つの基本方針のうちの、3本目である「民間投資を喚起する成長戦略」を支えるための方策です。
制度の愛称はNISA(ニーサ)で、「日本版ISA」の意味があります。ISAとは英国で1999年から始まった仕組みで、英国内では4割の世帯が使い、残高は約46兆円もあるそうです。
ところで、この記事の「500万円」という額ですが、NISAの場合、非課税期間が最長5年で年間100万円までです。最大で500万円分の株式などへの投資について税金がかからなくなる、という意味です。制度のスタートは2014年1月。いま証券会社や銀行は、激しい顧客争いを展開しています。
2024/12/13 更新
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