SDGsに貢献する仕事

東京建物株式会社

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東京建物〈前編〉都立明治公園を長く愛される地に【SDGsに貢献する仕事】

2025年08月27日

 SDGs(持続可能な開発目標)関連の業務に携わっている若手・中堅社員に直撃インタビューする「SDGsに貢献する仕事」。第26回はまちづくりを手がける大手デベロッパーの東京建物が登場します。「Brillia(ブリリア)」ブランドで知られるマンション事業や東京の八重洲・日本橋・京橋エリアなどの都市開発を手がける同社は、2023年に開園した都立公園で初めてPark-PFIを活用したプロジェクト「都立明治公園」を手がけています。マンションでも公園でも、大切なことは地域の人々に心から愛され、長続きする関係を築くこと。サステナブルなまちづくりにとりくむ東京建物の社員2人にじっくり話を聞きました。(編集長・福井洋平)

【お話をうかがった方のプロフィル】
新規事業開発部 インフラ・PPP推進グループ 黒田敏(くろだ・さとし)さん(写真右)
2012年同志社大学商学部卒、同年東京建物入社。住宅営業部、住宅事業部、2020年グロービス経営大学院にてMBA(経営学修士)を取得し、同年ソリューション推進部インフラ・PPP推進グループを経て2021年に現部署。

サステナビリティ推進部(市場・政策調査部と兼務) 種田安純(たねだ・あすみ)さん(写真左)
2023年早稲田大学法学部卒、同年東京建物入社。2023年に市場・政策調査部に配属、2025年よりサステナビリティ推進部を兼務。

まちづくり=コミュニティづくりにも取り組む

■黒田さんと種田さんのお仕事
──黒田様はインフラ・PPP推進グループに所属されています。この「PPP」とは何ですか。
 黒田敏さん 「パブリック・プライベート・パートナーシップ」といって、官民連携事業の略称です。簡単に言えば、公共施設等の開発や維持・運営について行政と民間が共同で取り組む事業です。当部署では当社が今まで手掛けてきたオフィスビルやマンションなどに属さない特殊な案件、たとえば公園やアリーナ、スタジアムといった、いままで行政が運営していたものを民間のノウハウを取り込むことでバリューアップを図っていくといったような案件を担当するチームになっています。そのため、新規事業開発部という名前がついています。直近の代表的な事業としては、都立公園で初めてのPark-PFI(公募設置管理制度)を利用した「都立明治公園」の整備、管理運営を行っています。そのほかにもコンペへの対応などの新規案件の取得業務から、取得した案件の運営業務までを一気通貫でやっている部署です。

 ――公園の案件が多いのですか。
 黒田 そういうわけではありません。PPP事業としてはアリーナやスタジアムも検討していますが、それらは数も限られるので、事業機会がそもそも少ないんです。都立明治公園のほかには、昨年開業した複合型スポーツレジャー施設「livedoor URBAN SPORTS PARK(有明アーバンスポーツパーク)」や福岡・博多で開業予定の「明治公園整備・管理運営事業」に加え、秩父宮ラグビー場の建て替え事業なども他社様と共同で取り組んでいます。
 ──種田さんはサステナビリティ推進部と市場・政策調査部を兼務されています。
 種田安純さん 私は入社3年目で、新卒時は市場・政策調査部に配属されました。今年の1月からサステナビリティ推進部を兼務しています。市場・政策調査部は不動産マーケットの調査、不動産鑑定などを行う専門的な部署です。サステナビリティ推進部はESG評価機関に向けたサステナビリティレポートの開示、東京建物グループ間での環境・社会面に配慮した取り組みの連携などを行っています。

■東京建物のSDGsとは
 ──東京建物のサステナビリティに対する取り組みの主軸は何ですか。
 種田 当社は「まちづくり」を行う総合不動産会社で、コミュニティづくり、開発にあたっての緑化にも注力しています。たとえば先ほどお話に出た「livedoor URBAN SPORTS PARK」は東京オリンピックの会場跡地約3.1ヘクタールを開発したものです。東京オリンピックの感動や記憶をレガシーとして次世代につなげていくため、「スポーツウェルネス」をテーマとした地域のコミュニティ拠点としても機能しています。

 ──コミュニティづくりもされているのですね。
 種田 そうですね。例えば住宅事業においては、23区最大級の団地建替え事業により誕生した分譲マンション「ブリリアシティ石神井公園アトラス」の事例が特徴的です。この物件では、旧団地のコミュニティを承継しながら、新しくマンションに住む方が自然に参加できる新たなコミュニティづくりを重視しています。マンションの販売センターの中に地域交流拠点「Shakuji-ii BASE」(シャクジイイベース)を設け、旧団地住民の方々と新たに誕生するマンションのご契約者様とのコミュニケーションを創出しました。また、マンション内にもこの地域交流拠点の後継となる施設を設置し、末長く続くコミュニティをつくっています。これは、「住み続けられるまちづくり」というSDGsのゴールに貢献する取り組みになっていると思います。
 マンションができあがってからだけではなく、マンションの建設中、販売期間中も途切れることなく、ずっと続いていくようなコミュニティづくりをお手伝いした案件です。

創業からの精神で緑化に注力 大手町に森を移植

■緑化への取り組み
 ──緑化に対する取り組みについて教えてください。
 種田 緑化については、10年以上前から注力をしています。例えば、東京・大手町にある「大手町タワー」の敷地内には、約3600平方メートルの「大手町の森」を設置しました。ビジネス街に「本物の森」をつくり維持するというのは当社にとっても初めての挑戦であったため、ここでは千葉県君津の山林で森を育てて検証を重ねてから大手町に移植する「プレフォレスト」という手法を用いています。竣工から10年以上経っていますが、森の中にいて、深呼吸したくなるような空間になっています。

 ──プレフォレストは御社独自の技術ですか。
 種田 当社独自というわけではありませんが、当社としては大手町タワーで初めてこの手法を用いたので、かなり画期的な取り組みでした。大手町の森は生物多様性にも貢献していて、皇居が近いせいかタヌキが遊びに来たり、渡り鳥の中継点になっていたりしています
 緑があると生物多様性やヒートアイランド現象の緩和など環境に貢献するのはもちろん、ご利用者のコミュニケーションや快適さにつながるなど、緑の創出はサステナビリティの観点でも重要な取り組みとなります。

 ──そこには創業からの思いがあるのですか。
 種田 そうですね。当社は来年創業130周年を迎えますが、原点には「進取の精神」という考え方があります。新しい取り組みをしていくという観点では、緑化に対しても当社ならではの発想で挑戦しようという精神があると思います。

■官民連携の取り組み
 ──官民連携の事業に対しては、もともと積極的だったのですか。
 黒田 もともとビルやマンション事業では事例がありましたが、それ以外は多くはありませんでした。新規事業部のもとのプロジェクトが立ち上がったのは2017年、新規事業部になったのは2021年です。いくつか公募に対して提案をしていく中で都立明治公園の整備事業者に選んでいただき、そのタイミングで新規事業開発部という名前に変わって、今に至ります。

 ──都立明治公園以前にも、官民連携の案件はありましたか。
 黒田 近年では先ほどお話したHareza池袋のほか、中野セントラルパーク(東京都中野区)も当社のプロジェクトです。グリーンインフラがある素晴らしい公園に隣接したオフィスビルで、公園部分の管理に関しても当社を含む共同事業体で担っています。
ほかにも東京・青山の北青山3丁目の民活事業という、都営住宅跡地にオフィスビルと賃貸住宅と商業施設を整備している事業があります。コロナ禍を経て、気兼ねなく集えるオープンフィールドに価値が高まってきたので、事業機会としては面白いと参画した背景があります。

森の面積を倍以上にした提案

■明治公園の取り組み
 ──改めて、2023年に開園した都立明治公園プロジェクトについて教えてください。プロジェクトのスタートはどのような形だったのでしょうか。
 黒田 もともと都営住宅だった場所が更地になり、オリンピックのメディアセンターが立ちました。オリンピックが終わり、跡地を新設の公園エリアにするということで、東京都の公募が始まりました。

 ──これは公設の公園を民間に委託する、初めてのケースなのですね。
 黒田 都立公園としては初めてです。前述のとおり、通称「Park-PFI」という公募管理制度で、民間事業者を公募します。管理といいますが、開発も事業者が請け負います。公園の土地自体は東京都が保有し、民間が建てたものは民間所有の資産となります。
Park-PFIでは一般の公園と比較して建築可能な建物の建築面積が緩和されています。従来の制度では10年しか建物を設置できませんでしたが、Park-PFIにより、20年間設置できるようにもなりました。我々事業者としては収益を得られる機会が増え、それを活用して公園の整備費や維持管理費に充当することもできます。行政にとっては少ないコストで公園を整備・バリューアップすることができ、かつ、その後も少ない費用で公園の運営ができるということで、官民ともWin-Winの制度になっているのです。

都市型のスパ事業も公園で展開

 ──なぜ、東京建物が選ばれたと思われますか。
 黒田 東京都の条件提示の1つが「3500平方メートル以上の森をつくってください」、もう1つは「広場をつくってください」ということでした。東京建物としては最低限求められている3500平方メートルに留めるのではなく、倍以上の7500平方メートルの森空間を提案したというのが大きなインパクトになりました。
 また、先ほど建物の規模が緩和されるとお話ししましたが、公園にある建物が大きな空間占めるとなると、逆にパブリックの空間があまり取れないので、建物規模は一定程度に抑えた提案にしました。我々にとっては収益が取りづらくなるリスクがありますが、パブリックの空間を広げて公園としての価値を高めるという提案にしたのです。

 ──小規模な建物でも、収益を上げられるように工夫されたのですか。
 黒田 通常、公園に建つ建物は平屋のイメージが多いと思いますが、これを2階建て、3階建てにすることで設置面積を使わずに建物の容積を確保し、収益をカバーしました。

■ユニークなテナント
 ──明治公園には、いまどういったテナントが入っていますか。
 黒田 ユニークなテナントが入っています。ニーズが高いカフェ、レストランのほか、公園でアウトドア活動をするときにサポートしてくれる店舗もあります。例えば、レジャーシートやチェア、テーブル、モルックというゲームなど公園で使うと楽しいもの、あると助かるようなものを貸してくれるようなショップなどです。また、明治公園は外苑エリアで、スポーツする人や国立競技場にスポーツを見に来る人も多いので、そういった人が楽しめるリラクゼーション施設として、都市型のスパ「TOTOPA(写真=東京建物提供)」もオープンしました。実は当社グループは「お風呂の王様」というスーパー銭湯も手がけていて、「TOTOPA」はそのノウハウを活かした事業です。
 「TOTOPA」は今回の公園の用途に合わせた形でアレンジし、郊外型の「お風呂の王様」とは違う「都市型スパ施設」と呼んでいます。TOTOPAは明治公園以外でも展開していく予定で、こちらも新規事業として取り組んでいます。

 ──明治公園の利用状況はいかがですか。
 黒田 公園自体は2023年の10月、店舗は2024年の1月にオープンしました。地域の方をはじめ多くの方に来ていただき、去年1年間で243万人の来園がありました。1年目としては十分な数字が取れていて、今年度はそれを超えていけると思います。

地元商店街や学校とイベント開催

■地元との取り組み
 ──特に、どういった点が好評と思われますか。
 黒田 公園としてはDXに取り組み、どの時間帯にどれくらいの人が来ているのかカウントする精度を高め、来園者やリピーターも数えています。分析したところ、公園自体の滞在時間が長いという特徴がわかります。この公園に来ると、何かしらの体験ができるようになっています。サウナに入って、コーヒーを飲んで帰るもよし、カップルで来てデートしてもよし、みんなで来てもよし、という公園店舗の構成がご好評をいただいていると思います。
 また、地域の方と一緒に「明治公園祭」というお祭りをしています。「地域の文化祭」というテーマで、 地元の都立青山高校の青山フィルハーモニー管弦楽団に演奏してもらったり、津田塾大学とワークショップをしたり、国立能楽堂もありますので、公演してもらったりしています。まちづくり協会の商店街のメンバーにお店を出してもらい、地域のみなさんと創っているお祭りです。

 ──都内の公園で、そうした場所は少ないですね。
 黒田 明治公園の杜はゼロから杜をつくる計画になっています。Park-PFIの事業期間は20年間ですが、その後も杜が自生するように小さな木も植え、杜の基礎づくりをこの20年間でやっていこうと取り組んでいます。地域の人と一緒に苗木を植えたり、地域との関わりを大事にしながら進めていますが、結果的にそれが公園に対しての愛着を育てたり、来園の動機につながったりしていると思います。

■黒田さんの経歴
 ──黒田さんは何年入社ですか。
 黒田 2012年です。入社後は住宅販売の現場、次が住宅の事業推進、2020年に今の部署の前身の部署に来まして、2021年に部署名が変わり、新規事業部という名前になりました。

 ──住宅の事業推進とは?
 黒田 マンションの企画、工事費の調整、販売戦略の構築など、土地を取得した後のプロデュース業務です。私は、都心の高級マンションからファミリーマンションまで担当しました。先ほどの石神井公園団地建替えプロジェクトのコミュニティづくりの原型となった「ブリリア品川南大井」という物件では販売センターの中にコミュニティ施設を併設したプロジェクトを手がけ、そのアイデアが石神井をはじめその後のマンション販売にも導入されました。

長期的に愛されるブランドになろう

■モデルルームの敷居を下げる
 ──入社されてから基本的にマンション、住宅を手がけてこられましたが、そのころSDGsは会社として必要だと思っていましたか。
 黒田 私としてはSDGsという言葉は出さなくても、人に愛されるための重要な指標だと考えて仕事をしてきました。地域のつながりという要素が結果、人から応援され、ビジネスにつながったり、選ばれるきっかけになったりします。会社のイメージも含め、信頼を獲得できる要素になると思いますので、そこはお金がかかるけど、やろうかと思い切る瞬間が必要と考えています。

 ──それを明確に思われるようになったのは、南大井の物件がきっかけですか。
 黒田 そうですね。南大井の物件は特に地元の方からご好評いただいたのを覚えています。地域のつながりを創出するコミュニティ施設をモデルルームに取り入れ、「とにかく無料で誰でも使えます」「PTAの集まりにも利用してください」といった形でアピールしたのですが、そういった地域の方に愛される取り組みをすることがブランド力の向上につながるんだ、すごく評価をいただけるんだと実感しました。利益をすぐに求めたくなりますが、目先の利益だけではなく、持続的に愛されるブランドになるためには、SDGsと言われるような社会的に意義のある活動にも目を向けた方が良いと思ったきっかけです。

 ──本当に、地域のみなさんが集まって来られたのですか。
 黒田 はい。「あそこのモデルルームの下は使えるらしいよ」「コーヒー飲めるらしいよ」と噂になり、通常の来場者数とは比べものにならないぐらいの方が来ました。平日でも賑わっていたモデルルームは珍しいですね。

 ──正直、モデルルームは気軽に入りづらいですよね。
 黒田 私は自分が販売をしていたがゆえに、一般的にモデルルームの敷居が高く感じられている点が課題と考えていました。もっとふらっと見に来てもらってもいいんだけどな、と。このように地域の憩いの場を創出し、地域に寄与する取り組みをしている質の高いブランドということをうまく発信できた案件だったと思います。
 目先の利益だけでなく長期的に愛されるプロジェクトをつくろう、という姿勢は、会社としてもかなり強く打ち出しています。大手町の森の事例も含めて、短期的または直接的に利益は生まないかもしれないけど、中長期的に価値を高める可能性のあるプロジェクトは会社としてもプッシュしてくれます。自分は社会性と収益性をボトムアップで、上司に対して提案していくという状況です。

率先してゴミ拾いも、コツコツ活動

■新規事業への挑戦
 ──今の部署への異動は希望されたのですか。
 黒田 はい。もともと新しい取り組みや、今までやっていなかったことにチャレンジするのが好きで、そういうことをやっていたら、今の部署に異動になりました。今は、誰もチャレンジしていない取り組みを一から任せていただき、充実した社会人生活を送らせていただいています。恵まれた環境をいただき、会社に感謝しています。

 ──住宅から公園となると、仕事がガラッと変わるのかなと思うのですが。
 黒田 性格的にも新しい環境にチャレンジすることは、モチベーションがとても上がるきっかけになります。そういう意味では、楽しみでたまらない状況でした。都市公園を一からプロデュースするという機会を当社がプロデュースしたらどうなるかはすごく興味深いと思いますし、まだまだポテンシャルがあります。運営においてもどんな提案ができるか、そういった可能性にチャレンジしてみたいですね。

 ──2020年はコロナ禍で、公園の重要性が注目されたという局面でした。
 黒田 従来各行政が手掛けてきた公園に、民間のノウハウと投資資金を取り入れることで地域をより活性化させるということで、このPark-PFI制度ができました。コロナ禍を経て、よりこの制度の活用が重要視されていると思います。
(写真は都立明治公園=東京建物提供)
■明治公園事業の苦労点
 ──明治公園の事業立ち上げの段階では、どういったことをされましたか。
 黒田 街づくり協議会などを通して、地域の方々に「もし公園ができるとしたら、どんなものがほしいですか」「どういった取り組みがほしいいですか」 と聞きながら、企画の中に入れました。
 地域の方々も最初は何が出来るのか不安を感じるところはあったと思います。そこからコミュニケーションを深め、地域の方々からの信頼を得られるよう尽力しました。小さなことですが開発期間中は率先してゴミ拾いをするなど、この地域をより良いものにするよう活動をコツコツしていくことも重要だと考えていました。

 ──地元の方の信頼を得られたと感じた瞬間はあったんですか?
 黒田 みなさん前向きな方々だったので、何回か会話していくうちに、「こういうのはできないか」「あったらうれしい」と意見を聞かせてくれました。「それを企画に反映してみます」ということで途中段階を見ていただいたり、すり合わせをしたりしました。「公園でイベントをやってくれたら嬉しい」「歩道を広くしてほしい」といった地域の要望を実際の計画に入れています。

 ──事業を進めるうえで、苦労された点はありましたか?
 黒田 行政と連携した事業なので、東京都と調整しながら行政として求めるもの、当社がまちづくりとして実現したいもの、地域が求めるもの、という関係性を築きながらつくるのが一般的な事業の何倍も大変でした。東京都としても当社としても初の試みで時間はかかりましたが、地域の方々に愛される公園を実現できてよかったです。

(9月4日更新の後編に続く)

(インタビュー写真・岸本絢)

SDGsでメッセージ!

 就活は真剣だからこそ、目の前のことに精いっぱいになることが多いと思います。私が就活をしていた時に、当社の人事担当から言われたことがあります。それは「木を見て森を見る」ということです。これは社員1人1人を見ながら、会社全体のビジョンや、目標も見ていくという、その両方が必要だということです。私自身もその視点を持って就活をしてよかったなと思いますので、ぜひみなさんもそういった視点を持って、就活を頑張っていただきたいと思います。(種田さん)

就活生の皆さん、今いろいろ悩んで就活をされているかと思いますけれども、私がみなさんのその不安な就活を、1発で解決する魔法の言葉を届けたいと思います。私もそれを就活中ずっとやっていたんですけれども、まず面接に行って、「第一声をめちゃくちゃでかい声でしゃべる」。これがあると、すごく自分も緊張がほぐれますし、結果、相手の印象もすごくいいと思います。
当社にそういう元気のある方がたくさん入ってくると嬉しいと思いますので、一緒に入ってきて楽しんで「まちづくり」をしましょう。よろしくお願いいたします。ありがとうございました(黒田さん)

東京建物株式会社

【不動産】

 東京建物は、1896(明治29)年に旧安田財閥の創始者である安田善次郎によって設立された、日本で最も歴史ある総合不動産会社です。安田が旨とした「お客様第一」の精神と、時代の流れを先んじて捉える進取の精神を企業活動の原点とし、地域の魅力や価値向上に取り組んでおり、現在ではオフィスビルや「Brillia」として展開するマンション、商業施設、物流施設、ホテルなど幅広く事業を展開しています。