(写真:左から新卒エンジニアの辻野健太朗さん、昨春入社の関川舞さん、新卒社員の加納大輔さん。主力商品の会計ソフトは家電量販店などで買えます)
その役目の一端を担っている会社が、東京・神田に本社がある「弥生」です。中小企業向けの会計ソフトでは、シェアは販売本数で6割、売り上げでは8割をこえます。創業は1978年で、正社員はおよそ260人、名古屋、大阪、福岡などに拠点をかまえている会社です。
この会社の会計ソフトの最大の特徴は、会計のド素人でも、パソコンができれば使えることです。
みなさんの中には、会計とか簿記とか聞くだけで、苦手だ、お手上げだ、と思う人がいるかもしれません。
でも、もしあなたが会社をつくろうと思ったら、どうでしょう。自分で会社の帳簿をつけていかなければならないんです。営業とか商品開発とかに全力をそそぎたくても、いやでも、簿記、会計をしなくてはならないのです。
大企業は、いいんです。だって、専門の部署があるのですから。
でも、中小企業は、社員数がすくないので、専門の部署がないところがほとんどです。だったら、やさしく会計業務ができたら、どんなにいいでしょう。
だれでも使える、やさしーい会計ソフトがあれば、起業家さんも中小企業も、どんなに救われるでしょう。
弥生という会社は、だれでも使える会計ソフトをつくっています。お小遣い帳をつける感覚でできる、のだそうです。起業家のために、中小企業経営者のために、やさしく使いやすく、を徹底しようとしています。