大企業への就職、大丈夫?リストラも…
アベノミクスという大企業に優しい政策のおかげで、大企業の採用意欲が復活しているそうです。みなさんの中には、大企業に入るチャンスだ、と考えている方がいるかもしれません。
ですが、とにかく有名な大企業にはいろうと考えて就職活動をすすめてしまうと、ろくなことはありません。よーく考えたほうがいいです。
若いうちはいいんです。有名企業に就職できたら、うれしいでしょう。でも、10年後、20年後、あなたはどうなっていますか。社内にライバルがたくさんいます。好不況の嵐のなかで閑職に追われたり、リストラされたりしてしまうかもしれません。大企業に入れば何とかなる、という時代では、もはやないのですよ。
えーー、その大企業がリストラするかどうかわからないじゃん、という声がきこえてきます。
リストラするかどうかは、簡単にチェックできます。ネットで検索してみればいいんです。まず、その会社のホームページで、基本データなどを集めましょう。でも、これだけでは何も分かりません。
肝心なのは、ネットで、過去に大規模なリストラをしているかどうか、をチェックすることです。ホームページには、まず書いていないことを探るのです。ただし、あまりに感情的な記述は、そんな見方もあるんだ、ぐらいに理解しましょう。
ネットの時代になり、過去は消せなくなってしまいました。嫌な世の中になってしまったものですが、だったら、大企業について調べるのに使いましょう。過去のニュースをチェックするのです。大規模リストラをしたことがある大企業は、これからも、何かあったら、リストラをするでしょう。
また、大株主に外国の会社がずらりと並んでいるような会社は、業績が悪化すると、リストラをしがちです。日本の大企業の株式を買う外国の人たちは、たいてい、会社は株主のもの、と思っているのです。会社は利益を追いかけるものであり、会社は、従業員より株主のことを考えなくてはならない、と考えているのです。
もちろん、そういう大企業に行くな、といっているわけではありません。覚悟をしたうえで、おおいに挑戦してみてください。
さて、中小企業にも、たいていホームページがあります。わたしも、ときどきいろいろな会社のものを見ます。基本方針や経営理念などが書いてあります。
そのなかでも、ふつうでは考えられないことを書いている会社があります。
「日本コンピュータ開発」
東京の品川区に本社、神奈川の海老名市に支店がある会社です。業務は、システム開発、業務用プログラム開発、ホームページの企画・制作、保守などで、従業員は130人ほど。新卒採用を、景気の動きに関係なく、毎年している会社です。
ここまでなら、どーってことありません。ここからが違うのです。