ただいまOB・OG訪問中!

東京海上日動火災保険の先輩にインタビュー

第1回 学生時代、どんな就活をされていましたか?
2018シーズン 【東京海上日動火災保険】

東京海上日動火災保険 本店営業第一部営業第五課主任 秋本卓(あきもと・すぐる)さん

2017年03月02日

 会社で働く先輩に、いろいろとインタビューして教えていただく新企画「ただいまOB・OG訪問中」。第3回目は、東京海上日動火災で物流に関わる損害保険を担当している秋本卓さんにお話を伺います。
 
【秋本さんのプロフィール】
1989年米国ロサンゼルス生まれ。6歳で帰国し東京に、10~14歳は米国シカゴ、以降は東京に。小中は野球とサッカー、中学からバスケットボールを始め、現在も実業団(B3)リーグ所属の同社チーム「ビッグブルー」に所属。
慶応義塾大学時代は経済学部で計量ファイナンスを専攻。2013年入社。

■いつから就活を始めましたか?

 はっきりと意識しだしたのは、大学3年生になった頃です。当時は「12月解禁」でしたが、最初は外資系の企業に興味がありました。外資系は選考時期が早くて、10、11月には始まるので、5、6月から就活を終えた先輩の話を聞き始めました。

■まわりの人はどうでしたか?

 5、6月から始めている人は比較的少なかったように感じます。私のまわりでは夏休み明けの9月から本格的に取り組むという人が多かったですが、外資系志望や、夏のインターンシップに参加する友人は5、6月、あるいは7月には動いていました。

インターンで損保の印象変わる

■外資系を志望していた理由は?

 海外と関われる仕事がしたいという気持ちがあり、外資系や総合商社に漠然と興味をもっていました。就活を始めた頃は、当然ですが狭い視野で、海外といえば外資か商社という思い込みがあったのです。でも、先輩から「東京海上日動のインターンが面白い」というアドバイスをいただき、同じ金融系に勤める父親が「いい会社だよ」と言ってくれたので、まずは東京海上日動のインターンを受けてみようと思いました。

■インターンを受けてみてどうでした?

 損害保険会社のイメージが変わりました。その中で、「自分自身が思い描いていた就活って違うのではないか」「イメージ先行で業界を絞ってはいけないのではないか」と思い始めました。それから、様々なメーカー、金融系まで幅広くOB訪問をするようになり、自分自身がどこでどのように働きたいのか、深く考えるようになりました。

■東京海上日動のインターンはどこが面白いのですか?

 「受け入れ型インターン」という形をとっていて、実際の職場に行き、多くの社員に出会えるところです。他社だと説明会に近いようなインターンも多く、実際に先輩社員がどのようにやりがいを持って仕事に取り組んでいるのかという姿を直接見られる機会はなかなかない。東京海上日動のインターンには7月ごろにエントリーをして、8月か9月に参加したと思います。期間は1週間でした。

■実際にインターンに参加した感想は?

 最初は損害保険会社って「保険を売る」仕事だと思っていました。たまたま私が行った部署は、海外PL(製造物責任)保険の損害サービスを担当する部署で海外の物流にかかわる部門だったのですが、まず仕事の幅広さに驚きましたね。事故に対して保険金を支払うだけではなく、例えば、事故が起こる前に、事故が起こらないようにどういう手立てをとるのかを提案する「ロスプリベンション」などのリスクコンサルティングを行っていることを初めて知りました。クライアントにアドバイスをするためには、クライアントのビジネスの根幹を理解していないとできませんので、様々なクライアントのビジネスをカバーするのはとても仕事の領域が広いと感じました。業界に対する先入観だけで動いてはいけないないことがよくわかりました。

様々な企業見て線引き

■そこから、志望業界がぐーんと広がった?

 そのとおりです。興味がないところも、どうして興味がないのかを突き詰めて考えるようになり、その点が、自分の就活のポイントになっていきました。「ここがいい、あそこがいい」だけでは自分自身がそこに合わせてしまう。様々な企業をきちんと見て、なぜ興味があるのか、ないのか、という線引きをできるように意識して就活をするようになりました。


■自分の興味の「軸」は見つかりましたか?

 自分自身がどういう人間になりたいのかを考えた時に、「世界を俯瞰(ふかん)的に見られる人になりたい」ということがありました。具体的には、何か事象が起こったとき、たとえばIS(イスラム国)のテロが起こったときに、ある企業に勤めていたとしても、その企業の視点で影響を考えるのではなくて、例えば「日本の視点はこうです。アメリカならこういうリアクションをするでしょう。欧州だったらこう受け止めるでしょう」と理解する。その上で、自社だけでなく業界が、ビジネスがどういう風に動くのかを見られるような人間になりたい、と思っていたのです。それが本当にグローバルに活躍できる人材なんじゃないか、という思いがありました。海外で働く=グローバルとか、英語を使う=グローバルではなくて、考え方とか視野が広くもてる人間になるということが、自分の興味の軸にありました。