人事のホンネ

人事のホンネ

 6月も中旬に入り、複数の内々定(内定)ゲットしたものの、どの会社にしようか迷っている人がいると思います。企業の業務内容、将来性、仕事内容を比べて、「どの会社、どの仕事が自分に合うのか」と思い悩んでいる人もいるでしょう。そんなとき、単純に「人」で選ぶのも手です。「人事のホンネ」では採用担当者自身の就活を振り返ってもらいますが、意外なほど多いのが「この会社にした決め手は『人の魅力』でした」という答えなんです。今回は、「どんな仕事をするか」より「誰と働くか」で会社を決めた先輩たちのお話です。参考にしてください。(編集長・木之本敬介)

(写真は、採用選考が解禁され面接に訪れた大学生ら=6月1日、東京都新宿区の損害保険ジャパン日本興亜の本社)

「こういう人たちと一緒に働きたい」

 まず、違う業界の企業に内定した先輩の例を紹介します。
森永乳業】第1志望は自動車メーカーで、内定もいただきました。最終的に森永乳業に決めたのは、「人の魅力」でした。面接や選考中の質問会で会うどの社員とも自然体で話せ、面接でも楽しく会話ができました。「こういう人たちと一緒に働きたい」と思ったんです。理屈ではないですね。最後は迷いはありませんでした。

カルビー】テニスに打ち込んでいたのでスポーツを軸にするか、食べることが好きなので食に関わることをしたいと思っていました。消費者に近い仕事をしたかったので、スポーツメーカーと食品メーカーを受けました。数十社にESを出し、面接に進んだのは10社くらい、内定は3社からいただきました。スポーツメーカーはメイン事業がテニスではなく、テニス以外の部署に配属されたら興味が持てるだろうかと。カルビーはどの部署に行っても、大好きなカルビーのお菓子が軸にあるので頑張れそうだと思いました。会う人、会う人がすごくいい方で、「こんな環境なら頑張れるかな」と思ったのも決め手でした。