教えて!先輩

K.Y.先輩の回答 面接時には笑顔に! 多様な職種受けると思いも寄らない効果が

K.Y.

全国紙記者 内定

K.Y.先輩

女性

法学部

 大学は法学部に所属しました。もともと法律に興味があったので、インターンシップも衆議院事務所で行いました。中学から大学まで運動部で活動し、体力にだけは自信がありあます。1人暮らしだったので、多いときには飲食店や派遣など3つのバイトを掛け持ちしました。趣味は食べ歩きです。バイトで貯めたお金で、長期休みは海外や国内旅行に出かけました。

  • Q.1 志望業種はどのように絞っていきましたか?

    A.
     記者になりたいという目標はありましたが、ほかの業界を知らずに就活を続けるのは視野が狭いと思い、多様な職種の説明会に参加しました。食品メーカー、海運、金融、専門商社、不動産など時間が合い、少しでも興味があるところに足を運びました。
  • Q.2 インターンシップに参加しましたか? その後選考に役立ったことはありますか?

    A.
     議員事務所1カ所のみです。法学部だったので、法律に関係したインターンを選びました。面接ではあまり深くは触れられませんでした。一般企業のインターンは参加できなかったのですが、企業インターンに参加した友人に感想やどんな体験をしたのかを聞きました。
  • Q.3 OB・OG訪問はしましたか?

    A.
     OB訪問ですが、大学を介して、または大学で行われた説明会の後に直接企業に連絡をして紹介してもらいました。
  • Q.4 会社説明会に参加する際にやっていたことを教えてください。

    A.
     初めて行く場所が多いので、説明会の会場には1時間前にはつくように心がけました。また、説明会で聞いた内容をあとで思い出しやすいように、話し手の服装や似顔絵をメモ帳に書いておきました。
    質問を1つ以上考えておきました。
  • Q.5 自己分析にはどう取り組みましたか?

    A.
     私は自己分析が本当に苦手だったので、ひたすら自分の人生に起こった出来事や失敗談を書き出していきました。そこからさらにその時の気持ちや失敗したあとの感情や行動を思い出していきました。自分が頑張ったことや辛かった経験を意外にも忘れていることに、文字に起こすことで気づきました。
  • Q.6 ESについて心がけたこと、注意したことなどを教えて下さい。

    A.
     読みやすいよう字は大きく書きました。エントリーシートをWEBで提出した際、写真の上下が逆になってしまうという初歩的なミスで送信してしまったことがあります。時間に余裕を持って出すべきでした。また、パソコンだと誤字をしてしまっても気づきにくいので気をつけてください。
  • Q.7 面接についてどんな準備や工夫をしましたか?

    A.
     一人暮らしの欠点は家で人と話せないことです。そのため、早朝の面接前は緊張して声が出ないので友人に電話をしてしゃべり慣れしておきました。人が捕まらない時は携帯電話を持って面接会場の周りを1人で電話をかけている振りをしてぐるぐると歩き回りました。周囲に気づかれたらただの変な人ですが、気づかれなければ問題ありません(笑)。
  • Q.8 グループディスカッション対策はしましたか?

    A.
     大学のGDの講習会は知り合いだらけで気恥ずかしかったので1月にハローワークのGDの講座に参加しました。GDはメンバーやお題によって雰囲気が変わるので、数をこなしてその場その場での対応力を地道に身につけていくしかないと思います。事前に友人の意見を聞いたり、自分の考えを話して頭の中でまとめておいたことがGDの役に立ったことがあります。テレビ局のGDが、以前友人と賛成か反対かに分かれて話し合ったことがある「憲法改正」というお題だったので、ほかの受験者がどう答えるのか予想することができました。
  • Q.9 SPIなどの適性検査対策はしましたか?

    A.
     飽きっぽいので違う会社の問題集を3冊解きました。数学が苦手だったので、得意な友人に教わりました。その代わり国語の問題は私が教えるなど分業して対策しました。数学は問題を覚えるより、解き方を覚えるといいそうです。WEBテストを受ける際、サイコロを使った問題を解く用に実際に紙で作ったサイコロを何種類か用意しておいたり、数学は必要な公式を事前にまとめて書き出しておきました。
  • Q.10 SNSを就活に活用しましたか?

    A.
     時間がないときはtwitterでニュースを確認しましたが、中途半端な情報を頭に入れておいても意味がなかったです。秋採用の最終面接で中東とロシアの関係を聞かれました。しかし、完全に予想外の質問で上がってしった私はtwitterでちらっと見たニュースの情報を膨らませて的外れなことを答えてしまいました。気になったニュースや曖昧な問題は新聞や本で内容を確認しておくべきでした。
  • Q.11 就活中、友達との関係で悩んだことはありますか?

    A.
     大学の友人たちは飲みにいったり、ご飯を食べに行く以外にも、時事問題など真面目なことにも一緒に取り組んでくれました。就活が始まる前よりも、会う頻度が高くなった友人もいます。テレビ局のGDでできた友人とは今でも連絡をとっているので、全く手応えのなかったテレビ局の面接もやっておいて良かったと今では思います。
  • Q.12 就活中にやっておいてよかったことを教えてください

    A.
     多様な職種の説明会や採用試験を受けたことです。海運会社の説明会で聞いた話が食品メーカーの面接で役に立ったり、食品メーカーの面接で営業さんが話して下さった内容がマスコミの面接で引用できたりと思いも寄らないことがたくさんありました。説明会や面接で印象的なエピソードを聞いた時は、それに対する自分の感想もプラスしてメモしておくといいと思います。どこで何が役に立つのかわかりません。
  • Q.13 内定をとった決め手はなんだったと思いますか?

    A.
     内定した会社は1年目も最終面接に呼ばれたのですが、そこで記事のことや記者についてなど企業研究が足りずに答えられなかった質問が多々あり、完全に上がってしまいました。そのため2年目の最終面接前には過去3年分の記事を図書館で読み返し、同じ轍は踏まないという気持ちで望みました。知識はよし、ほかで駄目ならあきらめようと開き直って素の自分を出せましたのがよかったのかもしれません。
  • Q.14 就活の落とし穴はこれ!

    A.
     暗記した自己紹介を長々と話していたこと、大人びた意見を言おうとしてしまいから回りしていたこと、面接中ほとんど笑わなかったこと、この3つが私の就活の落とし穴だったと思います。2年目からは椅子に座る前に大きな声であいさつし、思いっきり笑顔になるようにしました。単純ですが、笑顔になることで自分の緊張をほぐすことができました。
  • Q.15 K.Y.先輩の基本情報

    A.
    ※すべて1年目6月までの数です
    ・志望職種:マスコミ、商社、メーカー、インフラなど
    ・説明会に行った企業数:約50
    ・エントリーした企業数:約150
    ・エントリーシートを提出した企業数:約60
    ・面接を受けた企業数:約30
    ・内定(内々定)した企業数:2(2年目は1)
  •  メモ帳です。手のひらサイズのメモ帳を2年間で8冊使いました。筆記や面接が終わった瞬間内容をメモしたり、説明会や講演会で聞いた話、授業で気になったこと、思いついたことすべて同じノートにメモしました。常に全部持ち歩いて、電車の中で見直しました。殴り書きしてしまった時は見直し易いように家に帰って清書しました。

  •  個人的なものは音楽です。プロ野球選手が打席に入るときに流れる登場曲のつもりで、自分のテーマソング(THE BLUE HEARTS「TRAIN-TRAIN」)を決めて面接の直前に聴きました。