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三井住友銀行の先輩にインタビュー
第3回 実際の仕事について教えてください
2018シーズン 【三井住友銀行】
三井住友銀行コンサルティング業務部事業推進グループ部長代理補 井上紘爾(いのうえ・こうじ)さん
2016年12月01日
■入社後のご経歴を教えてください。
研修を終え、最初に配属されたのが多摩センター支店です。今は、三井住友銀行のリテール営業は「エリア制」といって、全国で105エリアあるのですが、当時は「ブロック」という単位が全国36ブロック、その中の「小田急ブロック」に多摩センター支店はありました。
半年間研修したあと運用担当者になり、2年目の秋から「小田急ブロック」所属となって、つきみ野支店に常駐しました。2014年の4月にブロック制が「エリア制」にかわり、所属が「町田エリア」に。2015年4月からは、今のコンサルティング業務についています。
■同期は何人くらいいらっしゃいましたか?
当時は、CS(コンシューマーサービス)職が200人程度、総合職が400人程度でした。今は職種の区分がかわり、CS職は総合職リテールコースとビジネスキャリア職(いわゆる一般職)にわかれています。
■最初は、どんな仕事をされたのですか。
配属された支店の地区を担当しました。多摩センター支店では、ほとんど担当顧客はいませんでしたが、つきみ野支店時代から担当するようになり、多い時で400人くらいのお客様を担当しました。会社の役員をされている方や地権者の方が多かったですね。
■一番達成感のあった仕事は?
やはりリテールの仕事をしていると、お客様の信頼を得られた時が一番印象深いですね。
あるお客様が「次の世代に資産をスムーズに承継したい」というご相談をされてきたことがあります。「不動産の相続手続きは大変なので今から対策したい」というご要望で、私は遺言信託を提案しました。遺言信託は、事前に資産をどう分けるかを決める遺言書の作成を私たちがお手伝いし、将来の手続きもする仕組みです。
お客様は、「附言事項」(家族への気持ちや最後のメッセージなど)もじっくり考えたいということで、ご提案から1年以上かかりましたが、「井上君を信頼しているから、君が担当している間に作りたい」という言葉を頂き、ご家族への感謝の思いなども深く伺うことができました。
案件の大きさもさることながら、お客様の人生にかかわる重要な決定をお手伝いできたことがとても嬉しかったですし、「あなたが担当でなければ頼まない」と言って頂けたことも印象に残っています。実際に遺言書が執行されるのは相当先で、その時私が銀行にいるかも分かりませんが、長期間にわたり引き継いでいける仕事として、一番思い出に残っていますね。
ちなみに、メガバンク本体で遺言信託をできるのは、三井住友銀行だけです。1人の担当者が、色々なサービスを提供できるのは強みだと考えています。
■逆に、「失敗したな」というエピソードは?
営業で大きなミスをしたというのはないですね。もちろん、「前にこれを調べてと言っていた件どうなった?」というような、日常的なことはありますが。幸い今まで、お客様に顔を向けられないような失敗はありません。
■失敗をしないように心がけていることは?
例えばですが、値動きがある金融商品については、お客様にリスクやリターンをどれくらい理解頂いているか、そのお客様に本当にあっているものなのかをしっかり判断しようと心がけています。そうすれば、一時的に見込みが外れても。自分の言葉でお客様にしっかり説明できると思います。
研修を終え、最初に配属されたのが多摩センター支店です。今は、三井住友銀行のリテール営業は「エリア制」といって、全国で105エリアあるのですが、当時は「ブロック」という単位が全国36ブロック、その中の「小田急ブロック」に多摩センター支店はありました。
半年間研修したあと運用担当者になり、2年目の秋から「小田急ブロック」所属となって、つきみ野支店に常駐しました。2014年の4月にブロック制が「エリア制」にかわり、所属が「町田エリア」に。2015年4月からは、今のコンサルティング業務についています。
■同期は何人くらいいらっしゃいましたか?
当時は、CS(コンシューマーサービス)職が200人程度、総合職が400人程度でした。今は職種の区分がかわり、CS職は総合職リテールコースとビジネスキャリア職(いわゆる一般職)にわかれています。
■最初は、どんな仕事をされたのですか。
配属された支店の地区を担当しました。多摩センター支店では、ほとんど担当顧客はいませんでしたが、つきみ野支店時代から担当するようになり、多い時で400人くらいのお客様を担当しました。会社の役員をされている方や地権者の方が多かったですね。
■一番達成感のあった仕事は?
やはりリテールの仕事をしていると、お客様の信頼を得られた時が一番印象深いですね。
あるお客様が「次の世代に資産をスムーズに承継したい」というご相談をされてきたことがあります。「不動産の相続手続きは大変なので今から対策したい」というご要望で、私は遺言信託を提案しました。遺言信託は、事前に資産をどう分けるかを決める遺言書の作成を私たちがお手伝いし、将来の手続きもする仕組みです。
お客様は、「附言事項」(家族への気持ちや最後のメッセージなど)もじっくり考えたいということで、ご提案から1年以上かかりましたが、「井上君を信頼しているから、君が担当している間に作りたい」という言葉を頂き、ご家族への感謝の思いなども深く伺うことができました。
案件の大きさもさることながら、お客様の人生にかかわる重要な決定をお手伝いできたことがとても嬉しかったですし、「あなたが担当でなければ頼まない」と言って頂けたことも印象に残っています。実際に遺言書が執行されるのは相当先で、その時私が銀行にいるかも分かりませんが、長期間にわたり引き継いでいける仕事として、一番思い出に残っていますね。
ちなみに、メガバンク本体で遺言信託をできるのは、三井住友銀行だけです。1人の担当者が、色々なサービスを提供できるのは強みだと考えています。
■逆に、「失敗したな」というエピソードは?
営業で大きなミスをしたというのはないですね。もちろん、「前にこれを調べてと言っていた件どうなった?」というような、日常的なことはありますが。幸い今まで、お客様に顔を向けられないような失敗はありません。
■失敗をしないように心がけていることは?
例えばですが、値動きがある金融商品については、お客様にリスクやリターンをどれくらい理解頂いているか、そのお客様に本当にあっているものなのかをしっかり判断しようと心がけています。そうすれば、一時的に見込みが外れても。自分の言葉でお客様にしっかり説明できると思います。
「リテールの知識を深めたい」
■現在の仕事について教えてください。
私が所属する「コンサルティング業務部」は、主にリテールの商品開発をしており、いくつかのグループに分かれています。私が働く「事業推進グループ」は、支店に出向いて新商品を説明するのが主なミッションです。今は「新宿エリア」新宿周辺・京王線沿線のエリアの店舗や、山梨県の甲府支店、長野県の諏訪支店を担当しており、エリアの方針について打ち合わせをしたり、営業の若手社員育成を手伝ったり、様々な方面から各店舗の営業を支援する仕事をしています。なので、本店よりも、現場の店にいることがほとんどですね。
■仕事は面白いですか?
リテールの現場で、実際にお客様に直接お会いすることが一番面白いとは思います。一方今の仕事は、本店の中にいて、銀行全体が何を考えているのか、部門全体が何を考えているのかが見えやすいですし、多くの役職者とも会えて、勉強できる点が面白いですね。
■残業は多いですか?
日によって違います。仕事が終わらず午後10時までかかることもあれば、午後6時で退勤することもあります。今の仕事は、支店に出向く仕事が多いので、店が閉まる7時半や8時には退店して自宅に直帰することが多いですね。
■将来してみたい仕事は?
リテールは幅が広い仕事で、まだまだ知識や経験が足りないと感じています。法人業務も興味はありますが、リテール業務や税制の知識をもっと深め、最終的にはリテールの現場で、周囲をまとめる責任ある立場を任せてもらえれば、と思っています。
■いま、特に勉強していることや撮りたい資格はありますか。
FP(ファイナンシャルプランナー)の1級です。銀行では多くの人が受けます。
私が所属する「コンサルティング業務部」は、主にリテールの商品開発をしており、いくつかのグループに分かれています。私が働く「事業推進グループ」は、支店に出向いて新商品を説明するのが主なミッションです。今は「新宿エリア」新宿周辺・京王線沿線のエリアの店舗や、山梨県の甲府支店、長野県の諏訪支店を担当しており、エリアの方針について打ち合わせをしたり、営業の若手社員育成を手伝ったり、様々な方面から各店舗の営業を支援する仕事をしています。なので、本店よりも、現場の店にいることがほとんどですね。
■仕事は面白いですか?
リテールの現場で、実際にお客様に直接お会いすることが一番面白いとは思います。一方今の仕事は、本店の中にいて、銀行全体が何を考えているのか、部門全体が何を考えているのかが見えやすいですし、多くの役職者とも会えて、勉強できる点が面白いですね。
■残業は多いですか?
日によって違います。仕事が終わらず午後10時までかかることもあれば、午後6時で退勤することもあります。今の仕事は、支店に出向く仕事が多いので、店が閉まる7時半や8時には退店して自宅に直帰することが多いですね。
■将来してみたい仕事は?
リテールは幅が広い仕事で、まだまだ知識や経験が足りないと感じています。法人業務も興味はありますが、リテール業務や税制の知識をもっと深め、最終的にはリテールの現場で、周囲をまとめる責任ある立場を任せてもらえれば、と思っています。
■いま、特に勉強していることや撮りたい資格はありますか。
FP(ファイナンシャルプランナー)の1級です。銀行では多くの人が受けます。
働きやすい環境や制度
■働きやすさを感じる制度はありますか?
育児休暇や介護休暇の制度がかなり充実しています。休みは、かなり意識的に取るように言われますね。男性社員の育休は、まだそれほど多くありませんが、上司から勧められて休んだ先輩もいました。独身寮や家賃補助なども考えると、平均的な職場よりかなり恵まれていると思います。
■社内結婚は多いですか?
よくありますし、私も同期と結婚しました。昔は「社内で結婚すると女性のが辞める」という時代もあったようですが、今は女性が働き続けられる環境がしっかり整備されており、妻も都内の支店で働いています。
働き続けたい希望があれば、産休や育休をとって復帰できますし、出産前後の社員向けに、社内制度等について情報提供するセミナーもあり、復帰しやすくなっています。
また、条件によりますが、社内の配偶者が転勤した場合は、希望すればその近くに異動できる、という仕組みもあります。
■休みの日は何をされていますか?
うーん、普通のことしかしていませんが(笑)。買い物に行ったり、平日は外食が多いので、自宅で食事を作ってみたり。夫婦でジムやゴルフの練習に行くこともあります。独身時代もあまり変わらず、友人と飲みに行ったり、アメフトの試合を見に行ったりしていました。
★第4回「就活生へのメッセージ」に続きます。
育児休暇や介護休暇の制度がかなり充実しています。休みは、かなり意識的に取るように言われますね。男性社員の育休は、まだそれほど多くありませんが、上司から勧められて休んだ先輩もいました。独身寮や家賃補助なども考えると、平均的な職場よりかなり恵まれていると思います。
■社内結婚は多いですか?
よくありますし、私も同期と結婚しました。昔は「社内で結婚すると女性のが辞める」という時代もあったようですが、今は女性が働き続けられる環境がしっかり整備されており、妻も都内の支店で働いています。
働き続けたい希望があれば、産休や育休をとって復帰できますし、出産前後の社員向けに、社内制度等について情報提供するセミナーもあり、復帰しやすくなっています。
また、条件によりますが、社内の配偶者が転勤した場合は、希望すればその近くに異動できる、という仕組みもあります。
■休みの日は何をされていますか?
うーん、普通のことしかしていませんが(笑)。買い物に行ったり、平日は外食が多いので、自宅で食事を作ってみたり。夫婦でジムやゴルフの練習に行くこともあります。独身時代もあまり変わらず、友人と飲みに行ったり、アメフトの試合を見に行ったりしていました。
★第4回「就活生へのメッセージ」に続きます。
三井住友銀行
【銀行・証券・保険】
日本を代表するメガバンクの一つで、三井住友フィナンシャルグループの中核会社。2001年にさくら銀行(旧太陽神戸三井銀行)と住友銀行が合併して発足した。総資産153兆6414億円、国内本支店440カ所、海外支店17カ所。従業員数は約28002人(いずれも2016年3月末現在)。英語表記は「Sumitomo Mitsui Banking Corporation」で、その頭文字から「SMBC」の名前とグリーンのロゴで親しまれている。國部毅頭取は、現在、全国銀行協会の会長を務めている。
2024/11/23 更新
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