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三井住友銀行の先輩にインタビュー

第2回 三井住友銀行に決めた理由
2018シーズン 【三井住友銀行】

三井住友銀行コンサルティング業務部事業推進グループ部長代理補 井上紘爾(いのうえ・こうじ)さん

2016年11月16日

■三井住友銀行に決めた理由は?

 「人の魅力」ですね。金融の仕事は、会社や商品ごとの違いというより、人による違いが大きい。特にリテール分野は、担当者によって決まる部分があります。学生時代は、「実際に社員に会って、『この人と一緒に働きたい』『この先輩のようになりたい』と思った人が多い会社は間違いない」と考えていました。その条件に一番あてはまったのが三井住友銀行で、第一志望にしました。
 当時も今も、私は「個人のお客様1人1人と深くおつきあいをして、お金を通じて役に立ちたい」と考えていました。資産運用や相続などの悩みを解決して信頼を得たい、という気持ちです。その点、OB訪問した先輩もリテール担当で、勉強になりました。
 同じ業種であっても、銀行によって会社のカラーの違いがあります。私の場合は、三井住友が一番合ったと思います。
 

人生経験をすべて話す貴重な機会

■当時、社員との話で印象的だったことは?

 三井住友銀行の人は、私の人生経験をすべて話させて、そのうえで強みや弱みを分析してくれたんですね。他の会社に比べて、相当踏み込んでもらった印象があります。
 今私は採用の手伝いをしていますが、やはり同じことを続けていて、学生の話をよく聞いています。自分について洗いざらい語る経験は、おそらく、うちに入らなくても他社の面接で使えると思います(笑)。
 元々三井住友銀行は、学生と接するときに、「もし他の会社に行くなら残念だけど、同業だったらどこかで一緒になるし、頑張ろう」と応援する社風がありますね。「自分が学生の時に応援してもらったから、学生にもそうしよう」という文化です。
 実際のところ、学生の皆さんには、多くの他社を見た上で、うちを選んでもらえば嬉しい、という思いもあります。

■他社へのOB訪問はしましたか?

 証券会社に勤めていた方に話を伺いました。学生の時は、厳しいイメージを持っていたので、率直に「どれくらいきついんですか?」とか、営業のノルマの話を伺いました。自分が思っている範囲だと感じたので、証券会社は受けましたね。

仕事の大きさと幅広さが魅力

■入社前と入社後で予想通りだった部分、意外だった部分はありますか?

 仕事の内容については、学生時代に思い描いていたことと乖離はありませんでした。ギャップがあったとすれば、入社して2~3年、20代前半の社員が担う仕事の大きさですね。例えば、多くの資産を持っていたり、社会的地位が高かったりするお客様の財産を任せて頂き、相談しながらサービスをお届けする。その点は、純粋にすごいなと思いました。お客様も「この担当者若いなあ」とは感じつつ、人間的に信頼できるかできないかで選んで頂いている、と思います。

■仕事の大きさというと、これまで、どれくらい高額の資金を扱ったことがありますか?

 単位でいえば億ですね。5億円くらいの資産を運用したり、遺言信託を扱ったりしました。リテール業務は資産運用のほか、遺言信託や個人向け貸し出しも含めて、金融と名のつくサービスはだいたい取り組めます。私たちは証券や保険、信託の一部の仕事もでき、もちろん本業の銀行の仕事もできる。その幅広さが魅力です。

(写真は東京・大手町、皇居にほど近い三井住友銀行の本店が入る建物です)
三井住友銀行

【銀行・証券・保険】

 日本を代表するメガバンクの一つで、三井住友フィナンシャルグループの中核会社。2001年にさくら銀行(旧太陽神戸三井銀行)と住友銀行が合併して発足した。総資産153兆6414億円、国内本支店440カ所、海外支店17カ所。従業員数は約28002人(いずれも2016年3月末現在)。英語表記は「Sumitomo Mitsui Banking Corporation」で、その頭文字から「SMBC」の名前とグリーンのロゴで親しまれている。國部毅頭取は、現在、全国銀行協会の会長を務めている。