
■社風
──ズバリ、どんな会社ですか。
内定者に聞くと「人が魅力」と答えてくれます。CAは何でもやる会社です。チームワークを重視し、仕事だけでなくプライベートでも仲良くなれる人が多い。飲み会に行ってもずっと仕事の話をしているとか、所属意識が高い人が多いですね。社長の藤田は「もう一度CAと同じ会社はつくれない。人が変わると会社も変わる。会社は人によって作られた芸術作品のようなもの」と言っています。
創業20年で会社も事業もどんどん広がってきましたが、「○○をしている会社に入ろう」ではなく「会社に入って○○しよう」「自分たちで○○したい」という主体的な人が多い。個人プレーではなくチームプレーを大事にする会社でもあります。
「21世紀を代表する会社を創る」というビジョンは社内に100%浸透していますし、学生にも必ず説明しています。
──実際、派手な人が多いのですか。
それは誤解で、いろんな人がいます。ゲームが大好きでゲームの開発に熱中している人もいれば、ネットで多くの人に使われるサービスを生み出したいという人もいるし、営業部門にはコミュニケーションが大好きで営業が天職といった人もいます。社員のタイプはさまざま。「社員となじめるか不安」と心配する学生には、いろんなタイプの社員に会わせます。「僕らでも大丈夫。活躍できるよ」と本人たちから言われると安心するようです。
■働き方
──「CAでスキルを学んで独立したい」という人は採用しますか。
採用します。起業したい、経営したいという人の中には、必ずしも会社経営にこだわっているわけではなく、「責任ある仕事がしたい」「自分が成長するには企業のトップだ」と思っている人もいます。子会社が100以上あって、内定者や新入社員が子会社の社長を務めることもあるので、独立するメリットはあまりなく、社内で起業する場合も多いですね。
ちなみに、年間の離職率は1割を切っています。
──人工知能(AI)などの高度な技術を持つ人に「初任給720万円を出す」というニュースが話題になりました。
エンジニア職ですね。学生から反響はありましたが、「びっくり」というよりはエンジニアの基本給が上がっているので、時代に合った流れ、適正な判断ととらえているようです。
──年齢を重ねると給料が上がる年齢給は?
ありません。実力給なので20代から給料に差がつきます。「実力主義型終身雇用」で、優秀な人が長く働ける環境が整っています。パパ・ママ向けの福利厚生など人を大事にする取り組みも進めています。かつては「挑戦」「実力主義」を前面に打ち出していましたが、社員に長く働いてもらうため福利厚生を充実させ、「挑戦」と「安心」のバランスをとっています。
──IT業界には、忙しくて残業が多いイメージがあります。
「健康推進室」ができ、全員が健康に働ける取り組みを進めています。労働時間を可視化し、「棚卸し会議」で仕事にムダな行程や会議がないか見直し、成果を出すことだけに集中しています。「長時間働くのは良くない」という意識を浸透させて残業を減らし、休日出勤したら振替休日を強制的にとるようにもしています。
──「2駅ルール」という家賃補助制度があるとか。
年齢は関係なく、会社から「2駅以内」に住んでいる正社員には月3万円、勤続年数5年を過ぎた社員にはどこに住んでいても月5万円の家賃補助制度があります。
──採用で競合する会社は?
一番多いのはリクルートですね。そのほかだと総合広告代理店、インターネット企業や商社ともバッティングします。さらにテレビ局、ゲーム業界などさまざまです。
──CAの魅力と厳しさは?
一番大事なのは「会社が好き」「仕事が好き」であることです。CAにはチームでする仕事しかありません。チームが好き、仕事が好きだから120%、150%の力が出せる。若手は「このチームで成果を上げたい」、上司は「このチームのために頑張りたい」という関係性が成り立っているので、仕事もプライベートも仲がいいですね。
その一方で、年齢に関係なく抜擢や昇進が決定する厳しい側面もあります。同期横並びという発想はありません。既に社員数5000人規模の会社ですが、ベンチャー精神を維持している会社のため、過去や他社の事例は参考になりません。多くの挑戦をして、失敗することもありますが、挑戦して失敗した人には「セカンドチャンス」が与えられます。失敗するとチームに迷惑をかけたり、損失を出したりして委縮してしまいがちですが、その失敗から学ぶことができれば、会社にとっては大きなメリットだと捉えられています。
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