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(取材はオンラインで行いました。)
(前編はこちら)
■面接
──面接は何回ですか。
基本は3回ですが、2回、4回の職種もあります。
──たとえば3回の場合、どんな形式ですか。
1次、2次がZoomによるグループ面接です。1次は学生3人程度、2次が2人程度でそれぞれ60分ほど、最終は役員クラスによる個人面接で45分ほどです。社員側は原則2人ですが、職種により、面接官が増える場合もあります。
──しっかり時間を取りますね。
できれば、もっと時間を取りたいという気持ちはあるのですが、できるだけ多くの学生とお話ししたいと思っているので、今はこれが精一杯です。
――WEBになってグループ面接を個人面接に切り替えた会社も多いようですが、WEBでのグループ面接は難しくなかったですか。
もともと対面でグループ面接をしていたので、WEBでもそのままできるんじゃないかと思って踏襲しました。グループ面接だと、他の人が話しているときにどんな態度で聞いているかを確認できます。ただ、コロナ前の対面では学生4人だったのを3人に減らしました。学生もオンライン慣れしているので、とくに大きな問題はなく、進行できましたよ。
──WEBでも他人の話を聞いているかはわかりましたか。
話していない人の顔も画面に映るので分かります。素の自分で先生やバイト先の上司と話すような感じで臨んでもらえればいいのですが、コンテンツ開発をはじめ他の職種でもチームで動くことが多いので、ちゃんと人の話を聞いているか、周りの意見を聞いているかは見たいですね。「今の話はどう思った?」と別の学生に聞くこともあります。
──それぞれの面接で聞くポイントや重視している点は?
1次面接では人柄や当社への熱意といった観点から見ることが多いですね。2次は1次で見る点をより深掘りしたり、技術職ではこれまでの経験や技術に関して深く聞いたりします。基本的にその職種についてどんなビジョンを持っているか、キャリアに対する適性がどのくらいありそうかを見ます。
最終面接は総合的な判断です。人柄をはじめ、1次、2次面接で見てきたところも再度確認しています。職種ごとに担当の役員クラスが面接してこれまでの経験や気持ちを深く聞いています。…続きを読む