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(前編はこちら)
■求める人材
──DRAFT生は就活生のトップ層だと思いますが、大学名は関係ありますか。
ありません。内定者の中で多い大学は早慶ですが、半分は地方大学の学生です。地方採用については、「FLAT」という制度を設けて地方の就活生を支援しています。
──なぜ地方採用を重視?
活躍社員に地方大学出身者が多かった一方で、地方大学の学生だと金銭的な負担から当社の選考に参加する人が少ないため、こちらから出向いて弊社のことを知ってもらおうと思ったからです。
──FLATでは具体的にどんなことをするのですか。
10ほどの都道府県に出向いて現地選考会をしています。1日でトライアウトから最終面接の手前までやるので、かなりハードです。ただ、1日で学生の志望度が高まりきるわけではないので、選考会後の飲み会を地元の内定者にセッティングしてもらうなど工夫しています。最終面接は東京までの交通費、宿泊費をこちらが負担します。
──エンジニアは地方の国立大学出身者が多い?
半数程度が国立大学で、近年は専門学校生や高専生も増えています。
──求める人物像は?
「素直で、イイヤツ」。それだけです。社員には「一緒に働きたい人」を採るように言っています。社長の藤田がよく言うのは、給料を上げて能力の高い人を採用できても、そういう人は業績が悪くなったり、もっと良い条件があったりしたら、すぐそちらに行ってしまうと。能力だけで人を採用するのではなく、CAでは「カルチャーマッチ」を大切にしています。
――変化が激しい業界です。
私が入社したとき、まさかゲーム事業をやるようになるとも、インターネットテレビを始めてアナウンサーの採用が始まるとも思っていませんでした。この業界は何が起こるか分かりませんが、「CAが好き」「カルチャーが好き」「ここで頑張る仲間が好き」という人はどんな環境下でも頑張れるし、長く活躍してくれます。
一方で「絶対に教育事業じゃないと」「テレビしかやらない」という人は厳しい。入社してその仕事ができるとは限らないので、どの仕事でも頑張ってくれる人を採りたいですね。…続きを読む