
■採用の流れ
――採用の流れは?
どちらのコースでも最初にホームページからエントリーし、エントリーシート(ES)を書いてもらって、本エントリーになります。それから書類選考で、しっかり基準をクリアした人が次のステップに進みます。
─―採用までに何回面接を行いますか。
OPENコースやWILLコースなど、コースによって異なります。基本的にオーソドックスな面接スタイルだと3回、面接時間は1回30分ぐらいです。学生は常に1人で面接を受けていただきます。
1次面接は1対1で、35歳未満ぐらいの社員がオンラインで面接をします。2次面接は1対2で、社員はマネージャークラスです。部署が違う2人に組んでもらい、偏った見方にならないようにしています。こちらもオンラインです。
次が最終面接で、こちらは対面で1対3、社員は部長クラスです。当グループのメンバーが、各面接終了後に、「どのような学生の皆さまが、面接に臨んでいただいたか」確認をしています。
■エントリーシート(ES)、求める人物像
─―ESの内容を教えてください。
メインで学生の皆さんに一生懸命書いていただくことは、「KDDIでやりたいこと」と「学生時代に難易度の高かった経験」、いわゆるガクチカです。
──ESではどういうところを見ますか。
KDDIが求める人物像とマッチしているかどうかを一番に見ます。求める人物像は大きく2つあり、1つ目は「あるべき姿に目を向け、具体的な目標を立てて、やり抜く力のある人」。2つ目は「周囲と真摯に向き合い、思いを一つにし、変革していく力のある人」です。
──この2つを特に重視している理由は?
これは、KDDIという会社の成り立ちに関係しています。
KDDIは合併を繰り返し、2000年にKDDIという大きい会社になってからも、業界最大手のNTTを追い越し一番になりたいという強い思いで、ずっと挑戦を続けてきた会社です。そのため、あるべき姿に向けて、一生懸命に具体的な目標を立てて学生のときに何かをやった経験が大事と考えているのです。
2つ目の「周囲と真摯に向き合う」というのも、KDDIがいろいろな合併をしてきたという成り立ちが関係しています。1人ではなくいろいろなメンバーチームで物事に取り組むというカルチャーが強いので、思いを1つにして挑戦していく、変革していくことが求められているのです。
──「通信業」というところから求めている人物像はありますか。
まずインフラとして、ちゃんと当たり前のことを継続していく継続力、しっかり何事もやり抜く部分はすごく大事です。通信やインフラ業は保守的になりがちな部分もありますが、KDDIは守りの部分と攻めの部分をしっかりやる両利きの経営です。通信を使って、世の中に価値を創出するということは変革にもつながります。