
──今は人気企業となりましたが、そのなかでも今でもベンチャーイズムがあるのは、アピールしたいポイントですか。
阪井 そういったところが好きな学生であれば、すごくハマるかなと。
大久保 安定志向、大手でじっくりやりたいという人はちょっと違うと感じるかもしれません。若いうちからいろんなチャレンジをしたいという思考を持っている人がいいですね。
──営業は商社やコンサルと競合になると思うんですけど、学生にはどういうアピールをしていますか。
阪井 どういう商材を扱いたいか、どういう営業スタイルでやっていきたいかという点で訴求します。当社は商社とは違って扱う商材がオーダーメイドで、業界もお客様も限られています。オーダーメイドをつくるために、どうやってお客様のニーズを聞き出すかが大切。その後は開発をしなくてはいけないので、それこそチーム一丸となる旗振りを営業がするというスタイルを知ってほしいですね。
──文系の方も、半導体に興味があるかどうかというのはかなり重要ですね。
大久保 重要ですね。お客様によって求める仕様も違いますし、お客様の作ろうとしている半導体にもいろいろな種類があったり、半導体をつくるための工程、半導体のデバイスのこの部分にはこの装置、とかなり細分化されていますので。同じお客様と話をするにしても、そのお客様が何をしているかを網羅してないといけない仕事です。
■社内制度、社員のタイプ
──社内のキャリアアップの仕組みを教えて下さい。
大久保 入社してからOJTをじっくりやりますし、Web教育も導入しています。当社の場合は教材やコンテンツは用意しますが、必要な知識は自分で獲得していくスタンスです。
──職種が変わることはありますか。
大久保 ゼロではないですが、そこまで多くはないです。
──どういったタイプの社員が多いと思いますか。
阪井 個性的ですね。
大久保 一概には言えませんが、開発は負荷がかかって大変な場面も多いと思うんですけれども、あまり暗くならず、ポジティブにというかちょっと楽しみながら、冗談を言ったりして逆境を乗り越える方が多いですね。
阪井 社内、同じ部内、近ければ同期、先輩、後輩、そういったところで、話して乗り切っていますね。「今こんな風に大変なんです」「大丈夫か」「何かあったら言えよ」という人が多いですね。