メルカリ
2025シーズン メルカリ〈後編〉
新卒でも多くが3年で組織引っ張る人材に 自分から機会つかみにいく学生求む【人事のホンネ】
新卒採用チームマネージャー 村上将教(むらかみ・まさのり)さん
2023年12月27日
人気企業の採用担当者への編集長インタビュー「人事のホンネ」2024シーズン第1弾、メルカリの後編です。新卒から3年で多くが組織を引っ張るレベルになるというメルカリ。新卒社員だからと特別扱いせず、結果を出す社員はどんどん引き上げる社風が社員の成長を後押ししています。求める人材は「エンジンの大きな人」。どんな経験でもいいからたくさん積んで、何かにのめりこむことを大切にしてほしいそうです。(編集長・福井洋平)
(前編はこちらから)
■なぜ新卒を採用?
──新卒と既卒を分けずにフラットに採用されているのが特徴だと思います。その中で新卒を取る理由を、改めて聞かせてください。
若い人、優秀なタレントプールを早い段階で獲得しておくのは会社としてすごく大事です。特に今、全社的には女性の採用も含めていろんなダイバーシティ採用が難しい。ただ、新卒だとある程度ボリューム感を持って優秀な人、中途市場だとなかなか出てこない人を獲得できるのがメリットかなと思います。実際に入社した新卒がめちゃくちゃ活躍していて、早い段階で中核人材になっています。たとえばメルコインのCEOは、新卒でまだ6年目です。執行役員レベル、マネージャー、マネージャー以外の専門職も出ていますし、業界で有名になっているケースもあります。新卒の多くが組織を引っ張るレベルになっている。やっぱり下からどんどん採用して、会社を引っ張れる人たちを増やしていきたいという思いはあります。
──通常、新卒は育成コストがかかる側面があると思うんですが、なぜそんなに優秀な人が入ってくるんでしょうか?
最初の入口が高いと思います。本当にかなり絞って、世界中からトップタレントを集めています。それから新卒だからと特別扱いせず、成果を出す人は機会を使って上に上がっていく環境もあると思います。
──既卒採用も新卒採用のフローと一緒ですか。
インターンはありませんが、ほかは一緒です。技術テストもほとんど一緒のレベルで、ポジションによっては中途の方が難易度が高いこともあります。中途のプロセスに新卒が合わせているといった方が近いです。
──新卒採用をスタートしてまだ7年で、他にもいろんな競合他社がたくさんある中で、優秀な人を引きつけられた要因は何だったのでしょう。
2018年に70人ぐらい採用したときは、マーケティングがすごくうまくいきました。当時、「Bold Internship」という、学生をアメリカ50州に派遣するインターンがありました。エンジニア、プロダクトマネージャーの職種で50人ずつ集めて、1州に2人ずつ、合計100人を派遣し、そこでインタビューした結果をもとにメルカリのプロダクトの改善案を提案するという内容です。そこまでできる企業はなかなかありませんし、そういう面白いインターンに飛び込んでくるアグレッシブな人を集められたので、これはプロモーションがうまくいった事例だと思います。
(前編はこちらから)
■なぜ新卒を採用?
──新卒と既卒を分けずにフラットに採用されているのが特徴だと思います。その中で新卒を取る理由を、改めて聞かせてください。
若い人、優秀なタレントプールを早い段階で獲得しておくのは会社としてすごく大事です。特に今、全社的には女性の採用も含めていろんなダイバーシティ採用が難しい。ただ、新卒だとある程度ボリューム感を持って優秀な人、中途市場だとなかなか出てこない人を獲得できるのがメリットかなと思います。実際に入社した新卒がめちゃくちゃ活躍していて、早い段階で中核人材になっています。たとえばメルコインのCEOは、新卒でまだ6年目です。執行役員レベル、マネージャー、マネージャー以外の専門職も出ていますし、業界で有名になっているケースもあります。新卒の多くが組織を引っ張るレベルになっている。やっぱり下からどんどん採用して、会社を引っ張れる人たちを増やしていきたいという思いはあります。
──通常、新卒は育成コストがかかる側面があると思うんですが、なぜそんなに優秀な人が入ってくるんでしょうか?
最初の入口が高いと思います。本当にかなり絞って、世界中からトップタレントを集めています。それから新卒だからと特別扱いせず、成果を出す人は機会を使って上に上がっていく環境もあると思います。
──既卒採用も新卒採用のフローと一緒ですか。
インターンはありませんが、ほかは一緒です。技術テストもほとんど一緒のレベルで、ポジションによっては中途の方が難易度が高いこともあります。中途のプロセスに新卒が合わせているといった方が近いです。
──新卒採用をスタートしてまだ7年で、他にもいろんな競合他社がたくさんある中で、優秀な人を引きつけられた要因は何だったのでしょう。
2018年に70人ぐらい採用したときは、マーケティングがすごくうまくいきました。当時、「Bold Internship」という、学生をアメリカ50州に派遣するインターンがありました。エンジニア、プロダクトマネージャーの職種で50人ずつ集めて、1州に2人ずつ、合計100人を派遣し、そこでインタビューした結果をもとにメルカリのプロダクトの改善案を提案するという内容です。そこまでできる企業はなかなかありませんし、そういう面白いインターンに飛び込んでくるアグレッシブな人を集められたので、これはプロモーションがうまくいった事例だと思います。
日本にいながらグローバルな会社
――当時、インドからもたくさん採用をされました。
インドのIIT大学から数十名採用し、それが各種メディアにも取り上げられ、話題になりました。他の会社があんまりやらないことをぱっとやって、世の中に認知形成する。そんなマーケティングとプロモーションがうまくいき、今もその貯金があるという感じです。
新型コロナウイルスの影響などもあり、この3、4年はインドのIITのような大学から現地採用はしていませんでした。今年はまた新たにインドだけではなく、ASEAN諸国、シンガポール、インドネシアのジャカルタ、台湾などでプロモーションをして、採用する予定です。
──メルカリというサービスがない国で、どうやってメルカリという存在をアピールするんですか。
SNSを使ったり、大学や人材系の会社と連携したりします。メルカリはインド出身のエンジニアが比較的多いんですね。インドはSNSで情報をつかみにいくカルチャーがすごく強い国です。誰であっても、アグレッシブに仕事の機会を探す人たちが多いので、そうした人が受けに来ています。
──インドの人々はメルカリをどういう会社と見ているのでしょうか。
日本のユニコーン企業という認識だと思います。結構認知度はあり、インドで募集すると1~2日で3000件ぐらいの応募があります。
──外国で求人するとライバルはAmazon、Googleだと思うんですけど、そこと比べてのアピールポイントってどういうとこなんでしょうか?
日本発のグローバルテックを目指しているフェーズであり、日本で働く経験ができるのはアピールポイントかなと。。
──かなりコストをかけて新卒を採りに行っている。ベンチャーだと珍しいんじゃないでしょうか。
大変珍しいと思いますね。優秀な若い人を採りたい、せっかくなら普通のことをやるなという経営陣の考えがあると思います。Go Boldすぎるぐらいがちょうどいい、失敗してもいいからやろう、と。
──Eコマースという世界は学生から側から見てもいろんな会社の選択肢があると思います。メルカリはどういう会社だと説明をしていますか。
日本にいながらグローバルな会社というのはユニークで、外せないポイントです。エンジニアリング組織の約半分の人が外国籍で、社内で日本語と英語どっちも使えます。グローバルに攻めている会社はあるけれど、エンジニアや社内の人が外国籍という会社は多分それほどないと思います。
──業態としてはドメスティックで成立する会社だけれども、あえてグローバルな会社にしてきた。
そうですね。グローバルな会社にすると決めたときから、それがちゃんと成り立つ組織作りを全社的にやってきたと思います。ミッションとしても世界展開を予定し、今もそこに合わせた組織作りをしています。
スピード感も早いですね。インパクトのあることをやろうとしている会社だから、マーケットの先進事例になることも多いです。例えば採用だと採用事例や海外の人を入れる組織作りなどが参照されるケースが多いです。
福利厚生の制度設計も新しいことをいっぱいやっていますね。休暇制度もそうですし、上限200万円までの補助が出る卵子凍結の制度もあります。今はいろいろな企業で制度化されていますが、当時は先進的な事例だったと思います。
──スピード感があると。
そうですね。エンジニアもどんどん新しい技術言語を採用しています。直近ではLLMが話題ですが、それも専門の組織を作ったり、生成AI系のチームもすぐにできて、社内版のChatGPTを作って、それをメルカリのサービスにはめ込んだりしています。技術的なチャレンジもスピード感を持ってやっています。
インドのIIT大学から数十名採用し、それが各種メディアにも取り上げられ、話題になりました。他の会社があんまりやらないことをぱっとやって、世の中に認知形成する。そんなマーケティングとプロモーションがうまくいき、今もその貯金があるという感じです。
新型コロナウイルスの影響などもあり、この3、4年はインドのIITのような大学から現地採用はしていませんでした。今年はまた新たにインドだけではなく、ASEAN諸国、シンガポール、インドネシアのジャカルタ、台湾などでプロモーションをして、採用する予定です。
──メルカリというサービスがない国で、どうやってメルカリという存在をアピールするんですか。
SNSを使ったり、大学や人材系の会社と連携したりします。メルカリはインド出身のエンジニアが比較的多いんですね。インドはSNSで情報をつかみにいくカルチャーがすごく強い国です。誰であっても、アグレッシブに仕事の機会を探す人たちが多いので、そうした人が受けに来ています。
──インドの人々はメルカリをどういう会社と見ているのでしょうか。
日本のユニコーン企業という認識だと思います。結構認知度はあり、インドで募集すると1~2日で3000件ぐらいの応募があります。
──外国で求人するとライバルはAmazon、Googleだと思うんですけど、そこと比べてのアピールポイントってどういうとこなんでしょうか?
日本発のグローバルテックを目指しているフェーズであり、日本で働く経験ができるのはアピールポイントかなと。。
──かなりコストをかけて新卒を採りに行っている。ベンチャーだと珍しいんじゃないでしょうか。
大変珍しいと思いますね。優秀な若い人を採りたい、せっかくなら普通のことをやるなという経営陣の考えがあると思います。Go Boldすぎるぐらいがちょうどいい、失敗してもいいからやろう、と。
──Eコマースという世界は学生から側から見てもいろんな会社の選択肢があると思います。メルカリはどういう会社だと説明をしていますか。
日本にいながらグローバルな会社というのはユニークで、外せないポイントです。エンジニアリング組織の約半分の人が外国籍で、社内で日本語と英語どっちも使えます。グローバルに攻めている会社はあるけれど、エンジニアや社内の人が外国籍という会社は多分それほどないと思います。
──業態としてはドメスティックで成立する会社だけれども、あえてグローバルな会社にしてきた。
そうですね。グローバルな会社にすると決めたときから、それがちゃんと成り立つ組織作りを全社的にやってきたと思います。ミッションとしても世界展開を予定し、今もそこに合わせた組織作りをしています。
スピード感も早いですね。インパクトのあることをやろうとしている会社だから、マーケットの先進事例になることも多いです。例えば採用だと採用事例や海外の人を入れる組織作りなどが参照されるケースが多いです。
福利厚生の制度設計も新しいことをいっぱいやっていますね。休暇制度もそうですし、上限200万円までの補助が出る卵子凍結の制度もあります。今はいろいろな企業で制度化されていますが、当時は先進的な事例だったと思います。
──スピード感があると。
そうですね。エンジニアもどんどん新しい技術言語を採用しています。直近ではLLMが話題ですが、それも専門の組織を作ったり、生成AI系のチームもすぐにできて、社内版のChatGPTを作って、それをメルカリのサービスにはめ込んだりしています。技術的なチャレンジもスピード感を持ってやっています。
自分から機会をつかみに行く学生に来てほしい
■求める人材像
──どういう学生に来てほしいですか。
メルカリが大事にしている行動指針やバリューにちゃんと共感してもらえるかどうかが、すごく大事です。「Go Bold」のように新しいことに対するチャレンジを積極的にしていきたい人々に来てほしいですね。大きいエンジンを積んでいる人がいいです。自分から機会をつかみに行く、どんどん失敗しても起き上がるような人がいいですね。
──どうすればエンジンを大きくできるのでしょうね。
学生時代にいろんな経験をして、いろいろ自分なりに「ハマる」経験を積むのがいいと思います。経験はどういうものでもいいと思います。
──「自分でこうしたい」という意見を持ってほしいという希望はありますか。
はい。自分なりの意見とか、こういうサービスにしたいとか、自分はこうなりたいということを思ってほしいですね。
■村上さんの経歴
──村上さんの入社は何年ですか。
2022年6月に中途採用でメルカリに入社し、新卒採用チームに入りました。2023年7月1日からマネージャーです。
──差し支えなければ、前職を教えてください。
2018年4月に新卒でビズリーチに入社しました。前職でも新卒採用を3年、それから新サービスの立ち上げ、セールスを1年やりました。
──転職のきっかけは。
もともと高校も英語系の学校で、大学も外国語学部を選んだりして、グローバルな働き方をしたいと思っていました。メルカリは社内に外国籍の方もいるし、海外での採用も積極的にしているので、自身の経験を生かせてグローバルにチャレンジできそうだというのが転職のきっかけです。
──転職時はコロナ禍のただ中でしたが、迷いはありましたか。
いや、むしろ迷うぐらいだったら「オモシロイ」と思えるところに行きたかったので、すんなり決めました。
──どういう学生に来てほしいですか。
メルカリが大事にしている行動指針やバリューにちゃんと共感してもらえるかどうかが、すごく大事です。「Go Bold」のように新しいことに対するチャレンジを積極的にしていきたい人々に来てほしいですね。大きいエンジンを積んでいる人がいいです。自分から機会をつかみに行く、どんどん失敗しても起き上がるような人がいいですね。
──どうすればエンジンを大きくできるのでしょうね。
学生時代にいろんな経験をして、いろいろ自分なりに「ハマる」経験を積むのがいいと思います。経験はどういうものでもいいと思います。
──「自分でこうしたい」という意見を持ってほしいという希望はありますか。
はい。自分なりの意見とか、こういうサービスにしたいとか、自分はこうなりたいということを思ってほしいですね。
■村上さんの経歴
──村上さんの入社は何年ですか。
2022年6月に中途採用でメルカリに入社し、新卒採用チームに入りました。2023年7月1日からマネージャーです。
──差し支えなければ、前職を教えてください。
2018年4月に新卒でビズリーチに入社しました。前職でも新卒採用を3年、それから新サービスの立ち上げ、セールスを1年やりました。
──転職のきっかけは。
もともと高校も英語系の学校で、大学も外国語学部を選んだりして、グローバルな働き方をしたいと思っていました。メルカリは社内に外国籍の方もいるし、海外での採用も積極的にしているので、自身の経験を生かせてグローバルにチャレンジできそうだというのが転職のきっかけです。
──転職時はコロナ禍のただ中でしたが、迷いはありましたか。
いや、むしろ迷うぐらいだったら「オモシロイ」と思えるところに行きたかったので、すんなり決めました。
──メルカリの決め手は何だったんですか。
自分のやってきたことが、スキルとして生かせそうだと。新卒採用としてもインドから採用したり、アメリカでインターンシップをしたり、面白いチャレンジをしている会社だから、自分も新たに、それも世界的にチャレンジできそうだ、というところが決め手でした。
──採用にあたってメルカリから「こういうことをしてほしい」というメッセージはあったのですか。
「メルカリの新しい事例を作ってほしい」というオーダーはありました。そこで新卒では初めてコーポレート系のファイナンス、リーガル系のポジションを採用したり、新たにインドでの新卒採用をしたり、新しい事例を作りました。
──メルカリのミッションに共感された点はありますか。
バリューの「Go Bold」と「Be a Pro」は好きですね。メルカリはその領域のスペシャリストがたくさん集まっている会社です。「採用だとこの人に聞けばいい」「○○だとこの人がスペシャリスト」と、業界で活躍している人たちがたくさんいるところは、自分の将来的なキャリアを考えるときにもプラスですし、いろいろな事例を見られます。その道のプロと働けるというころが魅力的でした。
──グローバルな環境で何をしたい、と考えていたのですか。
学生時代は海外で働くのも、海外に進出していこうとしている日本の会社で働くのも、どちらも面白そうと考えていました。大学1年の終わりにインターンをして、新しいサービスや事業を作ることに興味を持ち、ビズリーチを受けました。ビズリーチはドメスティックな会社ですが、当時は上場前ですごく伸びていて、いろんな事業をやっていたので、そこにひかれて入りました。
──どういう職種のインターンを。
営業のインターンで、一般消費者向けのサービスを営業で売る仕事でした。当時はiPhoneが人気で、スマホの販売をしていました。チームで何か目標を達成する面白さ、難しさがありましたね。アルバイトよりもビジネスに近いというか、ちゃんと契約書を交わすとか、学生ではなかなか経験できないことができて、学びとしては大きかったです。インターンは5年ほど経験しました。
──就活のときはどれぐらい業種を見ていましたか。
2~3業種ぐらいです。インターンを経験したIT系企業、外資系企業、グローバルということで商社も見ていました。10社くらいエントリーして、内定は2社でした。
──関西にいて東京の会社を受けるのは大変じゃなかったですか。
大変でした。幸いにも受けた企業さんは交通費を出してくれるところが多くて、助かりました。商社はOB訪問をすると思うんですけど、東京の方が圧倒的に機会が多いですね。気軽に行けないので、選考のついでにOB訪問をしていました。
自分のやってきたことが、スキルとして生かせそうだと。新卒採用としてもインドから採用したり、アメリカでインターンシップをしたり、面白いチャレンジをしている会社だから、自分も新たに、それも世界的にチャレンジできそうだ、というところが決め手でした。
──採用にあたってメルカリから「こういうことをしてほしい」というメッセージはあったのですか。
「メルカリの新しい事例を作ってほしい」というオーダーはありました。そこで新卒では初めてコーポレート系のファイナンス、リーガル系のポジションを採用したり、新たにインドでの新卒採用をしたり、新しい事例を作りました。
──メルカリのミッションに共感された点はありますか。
バリューの「Go Bold」と「Be a Pro」は好きですね。メルカリはその領域のスペシャリストがたくさん集まっている会社です。「採用だとこの人に聞けばいい」「○○だとこの人がスペシャリスト」と、業界で活躍している人たちがたくさんいるところは、自分の将来的なキャリアを考えるときにもプラスですし、いろいろな事例を見られます。その道のプロと働けるというころが魅力的でした。
──グローバルな環境で何をしたい、と考えていたのですか。
学生時代は海外で働くのも、海外に進出していこうとしている日本の会社で働くのも、どちらも面白そうと考えていました。大学1年の終わりにインターンをして、新しいサービスや事業を作ることに興味を持ち、ビズリーチを受けました。ビズリーチはドメスティックな会社ですが、当時は上場前ですごく伸びていて、いろんな事業をやっていたので、そこにひかれて入りました。
──どういう職種のインターンを。
営業のインターンで、一般消費者向けのサービスを営業で売る仕事でした。当時はiPhoneが人気で、スマホの販売をしていました。チームで何か目標を達成する面白さ、難しさがありましたね。アルバイトよりもビジネスに近いというか、ちゃんと契約書を交わすとか、学生ではなかなか経験できないことができて、学びとしては大きかったです。インターンは5年ほど経験しました。
──就活のときはどれぐらい業種を見ていましたか。
2~3業種ぐらいです。インターンを経験したIT系企業、外資系企業、グローバルということで商社も見ていました。10社くらいエントリーして、内定は2社でした。
──関西にいて東京の会社を受けるのは大変じゃなかったですか。
大変でした。幸いにも受けた企業さんは交通費を出してくれるところが多くて、助かりました。商社はOB訪問をすると思うんですけど、東京の方が圧倒的に機会が多いですね。気軽に行けないので、選考のついでにOB訪問をしていました。
グローバルに働ける環境が魅力
■印象に残った仕事
──メルカリに入社して1年で印象深い仕事はありましたか。
今年度の新卒採用を立ち上げたのは印象深いです。インドにも行きましたし、インドチームと連携して、どうインターン採用するかを制度設計するなどいろいろ立ち上げられて、「本当に自分がやりたかったことをやれた」と印象深かったですね。
──大変だったことは。
メルカリの会社であっても、インド独自のルールがたくさんあります。そういうルールに合わせたインターンの仕組みを作るのは、インドチームと連携して考えないといけないので、難しかったです。インターン生であっても福利厚生やインドに合わせた賃金設計をしなくてはいけないとか。インドの拠点も去年に立ち上がったばかりで、リソースも資金も限られている中で設計していくのは面白いけど難しかったです。
──どうやって乗り越えましたか。
ちゃんと一つひとつの課題を押さえて、一つずつクリアしていくことでした。分からないことはそのプロに聞く、インドのことはインド人が一番知っているのでそこは任せて、こちらでできる選考のプロセス設計などを自分たちでやるなど、専門性に合わせて役割分担しました。でも、直近で本当にきつかったのは新卒採用を大きくアップデートする計画を立案するプロセスを経験したことですね。
──どういうところがしんどかったですか。
エンジニア以外の新しい職種を採用するので、過去の事例がありませんでした。新卒を採用することにどういう意味があるのか、その辺りをいろんな人たちと合意形成をしないといけませんでした。受け入れ部署や部門もそうですし、特に経営メンバーとの合意形成が必要でした。ポジションを増やすとしたらどのポジションがいいのか、今も新卒が活躍しているけど、これだけ人を採って3年後にどれぐらい残っているのか、とか。優秀な人を採っても辞めてしまうとなると困るので、採用だけにとどまらず幅広い分野を含めた議論が必要でした。
■求める語学力
――エンジニアに対してはある程度の語学力というのは求めますか。
本当にポジションによります。メルカリの事業部だと英語を使用するマネージャーが多いので、英語力が必要となります。メルペイとかフィンテックには英語を使わないチームもたくさんあるので、英語ができなくても問題ないというところもあります。TOEICのスコア基準などは設けていませんが、それが参考になることはもちろんあります。
(写真は東京のオフィス、メルカリ提供)
(インタビュー写真・大嶋千尋)
──メルカリに入社して1年で印象深い仕事はありましたか。
今年度の新卒採用を立ち上げたのは印象深いです。インドにも行きましたし、インドチームと連携して、どうインターン採用するかを制度設計するなどいろいろ立ち上げられて、「本当に自分がやりたかったことをやれた」と印象深かったですね。
──大変だったことは。
メルカリの会社であっても、インド独自のルールがたくさんあります。そういうルールに合わせたインターンの仕組みを作るのは、インドチームと連携して考えないといけないので、難しかったです。インターン生であっても福利厚生やインドに合わせた賃金設計をしなくてはいけないとか。インドの拠点も去年に立ち上がったばかりで、リソースも資金も限られている中で設計していくのは面白いけど難しかったです。
──どうやって乗り越えましたか。
ちゃんと一つひとつの課題を押さえて、一つずつクリアしていくことでした。分からないことはそのプロに聞く、インドのことはインド人が一番知っているのでそこは任せて、こちらでできる選考のプロセス設計などを自分たちでやるなど、専門性に合わせて役割分担しました。でも、直近で本当にきつかったのは新卒採用を大きくアップデートする計画を立案するプロセスを経験したことですね。
──どういうところがしんどかったですか。
エンジニア以外の新しい職種を採用するので、過去の事例がありませんでした。新卒を採用することにどういう意味があるのか、その辺りをいろんな人たちと合意形成をしないといけませんでした。受け入れ部署や部門もそうですし、特に経営メンバーとの合意形成が必要でした。ポジションを増やすとしたらどのポジションがいいのか、今も新卒が活躍しているけど、これだけ人を採って3年後にどれぐらい残っているのか、とか。優秀な人を採っても辞めてしまうとなると困るので、採用だけにとどまらず幅広い分野を含めた議論が必要でした。
■求める語学力
――エンジニアに対してはある程度の語学力というのは求めますか。
本当にポジションによります。メルカリの事業部だと英語を使用するマネージャーが多いので、英語力が必要となります。メルペイとかフィンテックには英語を使わないチームもたくさんあるので、英語ができなくても問題ないというところもあります。TOEICのスコア基準などは設けていませんが、それが参考になることはもちろんあります。
(写真は東京のオフィス、メルカリ提供)
(インタビュー写真・大嶋千尋)
みなさんに一言!
メルカリはこれまでたくさんのチャレンジをして、今グローバルにもたくさん仕掛けている会社です。特に今年はエンジニア中心の採用だけではなく、新しいポジションの採用も大きく拡大しています。若い世代のみなさんのアイデアや考え方がすごく生かされていくタイミングです。普段からメルカリ、メルペイを使っている人もたくさんいると思いますので。ぜひメルカリの一員となって、一緒に働けることを楽しみにしております。ご応募、たくさんお待ちしております。
メルカリ
【インターネット】
メルカリグループは「あらゆる価値を循環させ、あらゆる人の可能性を広げる」をミッションに掲げ、日本とUSを拠点に事業を展開する日本発の企業です。スマートフォンから誰でも簡単に売り買いが楽しめる日本最大のフリマアプリ「メルカリ」のほか、アプリ内で簡単に決済ができる「メルペイ」、暗号資産やブロックチェーン事業を手掛ける「メルコイン」、Eコマースプラットフォームを開発する「メルカリShops(ソウゾウ)」などを運営しています。
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