コクヨ株式会社
2018シーズン【第7回 コクヨ】
文具やオフィスへのニーズ、愚直に実現 仕事で何得たいか考えて
経営管理本部 人事総務部 採用育成グループ グループマネージャー 佐藤陽介(さとう・ようすけ)さん
2017年03月27日
企業の採用担当者に直撃インタビューする人気企画「人事のホンネ」。2018シーズンの第7回は、学生に身近な文房具で有名なコクヨです。
文房具(ステーショナリー)に、オフィス家具や空間づくりのファニチャー、通販・小売りを加えた三本柱で事業を展開しています。「文具好き」だけでは通用しませんよ。(編集長・木之本敬介)
■採用実績と募集職種
――2016年春の新入社員の数を教えてください。
総合職は男性26人、女性13人の計39人です。うち「事務系」が29人、「技術系」「プロダクトデザイン系」「建築系」 が計10人です。
――2017年春入社の内定者は?
業務拡大のため少し増やして約50人です。市場が盛んなファニチャー(オフィス空間、家具)事業を支えてほしいという思いもあります。しばらく毎年30人前後の採用でしたが、ここ数年増やしています。2018年卒も約50人を予定しています。
――技術系、プロダクトデザイン系、建築系について教えてください。
「技術系」は主にモノづくり、家具や文房具の企画開発から生産に携わっていくイメージですね。想定しているのは、主に機械や電気、化学を学んだ学生ですが、専攻については柔軟に考えています。
「プロダクトデザイン系」は製品のデザインです。美術大や芸術大でデザインを本格的に専攻した学生が対象で、学校推薦のみです。
「建築系」はファニチャー事業がメインです。空間デザインや施工管理ですね。建築学部や工学部の出身者を募集します。
■選考スケジュール
――2017年卒採用の応募者数は?
プレエントリーが1万5000人くらい。事務系が大半で1万4000人くらいを占めます。エントリーシート(ES)の提出は5000人弱です。
――2018年卒採用のスケジュールを教えてください。
人数が多い事務系は、3月は学内セミナーに出るなどし、6月の最終面接に向けて、ESによる選考、会社説明会などを実施しました。
――説明会はどんな形式ですか。
まずは、コクヨの三つの事業、ステーショナリー(文房具)、ファニチャー、通販を理解してもらうために事業説明を行っています。事業ごとに若手社員が3~4人出て説明します。学生は1回あたり数十人ですね。東京と大阪で開いています。
文房具(ステーショナリー)に、オフィス家具や空間づくりのファニチャー、通販・小売りを加えた三本柱で事業を展開しています。「文具好き」だけでは通用しませんよ。(編集長・木之本敬介)
■採用実績と募集職種
――2016年春の新入社員の数を教えてください。
総合職は男性26人、女性13人の計39人です。うち「事務系」が29人、「技術系」「プロダクトデザイン系」「建築系」 が計10人です。
――2017年春入社の内定者は?
業務拡大のため少し増やして約50人です。市場が盛んなファニチャー(オフィス空間、家具)事業を支えてほしいという思いもあります。しばらく毎年30人前後の採用でしたが、ここ数年増やしています。2018年卒も約50人を予定しています。
――技術系、プロダクトデザイン系、建築系について教えてください。
「技術系」は主にモノづくり、家具や文房具の企画開発から生産に携わっていくイメージですね。想定しているのは、主に機械や電気、化学を学んだ学生ですが、専攻については柔軟に考えています。
「プロダクトデザイン系」は製品のデザインです。美術大や芸術大でデザインを本格的に専攻した学生が対象で、学校推薦のみです。
「建築系」はファニチャー事業がメインです。空間デザインや施工管理ですね。建築学部や工学部の出身者を募集します。
■選考スケジュール
――2017年卒採用の応募者数は?
プレエントリーが1万5000人くらい。事務系が大半で1万4000人くらいを占めます。エントリーシート(ES)の提出は5000人弱です。
――2018年卒採用のスケジュールを教えてください。
人数が多い事務系は、3月は学内セミナーに出るなどし、6月の最終面接に向けて、ESによる選考、会社説明会などを実施しました。
――説明会はどんな形式ですか。
まずは、コクヨの三つの事業、ステーショナリー(文房具)、ファニチャー、通販を理解してもらうために事業説明を行っています。事業ごとに若手社員が3~4人出て説明します。学生は1回あたり数十人ですね。東京と大阪で開いています。
「文具好き」だけでなく、他の人にも届けたい?
■エントリーシート
――ESを拝見すると「企業や仕事を選択するうえで、あなたが大事にしている価値観や軸」「企業のどんな部分を見て、自分の価値観や軸に合っていると思うかを教えてください」と、「価値観と軸」にこだわった質問があります。狙いは?
「仕事を通じて何を得たいか」をしっかり考えているか確認したい。もっとも、正解のない問いなのでビシッときれいな回答でなくてもいい。「そこに考えを持っているかどうか」という意味合いです。抽象的でもいいので、「何を大事に思っているか」に立ち戻ってもらいたいと思っています。
結果としてコクヨに入らなくても、より良い就活につなげてもらえればとも思っています。そういう思いも込めて少し抽象的な問いを投げかけています。
――学生はどんな風に書いてきますか。
学生にとっては難しいと思いますが、全然書けていないというケースはあまりないですね。「人の役に立つ」「自分の成長につなげる」といった考えを持つ人が多いでしょうか。突拍子もない言葉はあまりありません。
ただ、日々モノを考えて行動したり、多くの人と接したりしてきた人は、経験に結びつけて書いてくるので説得力があります。
――次に、どんな仕事や職種をやりたいのかを聞くんですね。
少しずつコクヨとの接点を考えてもらうところですね。「自分が大事にすることを、コクヨでどうやって実現したいのか」を書いてもらいます。
――文房具は学生にとても身近ですから、ここは書きやすいのでは?
そうですね。「日常を良くしたい」という感じで文房具に触れる人が多い。ただ、「日常」といっても起きてから寝るまでいろんなシーンがありますからその辺を面接で聞かせてもらうこともあります。
――学生は文房具が大好きですよね。
好きな学生が多いですね。それは嬉しいことです。ただ、自分が「好き」なだけではなく、「文房具が世に送り出されるところまで携わりたい」という思いが大事です。「自分が使うだけではなく、人に使ってもらう」という気持ちですね。
――「消費者目線」ではなく、「ビジネス目線」ですね。どういう考え方をしたら身につきますか。
先ほどの「仕事を通じて何を得たいか」を振り返ってもらえればいいと思います。「文具が好きで、持っているだけでわくわくする」と話す人がいますが、それは自分の気持ちであって、他の人にもその気持ちを届けたいのかどうか。そして届けたい「他の人」はどういう人なのか。学生なのか、ご高齢の方なのか、小さいお子さんなのか、働いている方なのか。それぞれの方が文房具を使うのはどういうシーンなのか。そういう具体的なイメージを、あまり持っていない学生もいます。
ただ、最初の面接ではイメージを持っていなくても仕方がないと思います。私たちが質問して「あっ、そうか」と、考えてもらえばいい。
――「人生最大の挑戦」を問う質問もありますね。
達成する意欲を見たい。困難をどうとらえて、どう行動したのかを聞きたいんです。多くの人は大学の話ですが、高校、中学のことを書く人もいますね。
――事務系以外の職種には、勉強の話や「心がけているデザインのこだわり」といった質問があります。
何に着眼しているか、興味や関心の視点を知りたいですね。なぜそれに興味を持ったか、それを起点に今後どう幅広く関心を持っていくかも参考になります。
私たちの仕事は、お客様や世の中のニーズを広く感じ取ることが大事です。ニーズとシーズ、どちらで勝負するかというと、ニーズです。世の中に幅広く関心を持って、何が求められているのかをくみ取ることが大切という意味合いです。
――「今まで周囲と協力して取り組んだ経験」の設問はチーム作業が多いから?
世の中には1人でする仕事もあるでしょうが、コクヨの仕事は全体で進めて価値が生まれます。周囲と協力したり貢献したりできるかを見ています。部活動やサークルのほか、勉強やアルバイト、課外活動などいろいろ書いてきますね。
■面接
――面接は何回ですか。
コースによって違いますが、事務系は3回です。
2017年卒採用では、1次面接は1対1の個人面接、2次は学生1人に対し面接官が3人でした。最終面接は学生1人に対し面接官2~4人くらいです。時間はいずれも20~30分くらいですね。
――それぞれの面接で見るところは?
1次面接は基本的な能力、たとえばコミュニケーション能力や論理的な能力を見ています。この段階では、志望動機はそれほど見ていません。選考が進むにつれて志望動機が形成されるのもいいと思っています。2次では、主にコクヨで何をしたいのかを聞きます。そしてマッチングが進み、最終面接を経て「相思相愛」になれれば……という設計をしています。
――佐藤さんが面接で重視するポイントは?
ESの最初に聞く「軸」を自分自身で考えようとしているか、またそれを私たちに伝えたい、という気持ちが強いかどうか。その気持ちをしっかり受け止めたい。その「軸」をコクヨと重ねて考えを聞きます。まだ入社していないので、分からないことや間違いがあっても構いません。コクヨという場を通じて、自分は何を得たいとか、世の中に対してこう貢献していきたいという思いを聞きたいですね。
面接では、話し方がうまい人が有利だと思われがちですが、3語か4語でも伝わるときは伝わってきます。饒舌に滑舌よく話すだけではなく、自分なりに思いを伝えてもらえればいい。私たちも聞き逃さないように気をつけています。目的意識が伴わず、しゃべりだけ良くても仕方ありません。
――言葉に詰まってしまった学生から、どうやって話を引き出しますか。
「何でもいいですよ」と。身近な表現でも抽象的でもいいから、自分のペース、自分の言葉で話してくださいと言います。
――話がうまくなくても内定した人はいますか。
いますよ。結果としては、話が上手な内定者が多いのですが、言葉は足りないけれど自分なりに目的意識や軸があって、コクヨで取り組みたいことをしっかり持った人です。
――「世の中への関心」との話がありましたが、ニュースについて聞くことは?
ときおり聞きます。たとえば「働き方改革」について。コクヨを志望して会社のことを知っていくと、オフィス事業に関心を持つ学生も多くなります。「働き方に貢献したい」と。「関連のニュースで気になっていることは?」などと聞いています。学生にとっては難しい質問のようですが。
――ESを拝見すると「企業や仕事を選択するうえで、あなたが大事にしている価値観や軸」「企業のどんな部分を見て、自分の価値観や軸に合っていると思うかを教えてください」と、「価値観と軸」にこだわった質問があります。狙いは?
「仕事を通じて何を得たいか」をしっかり考えているか確認したい。もっとも、正解のない問いなのでビシッときれいな回答でなくてもいい。「そこに考えを持っているかどうか」という意味合いです。抽象的でもいいので、「何を大事に思っているか」に立ち戻ってもらいたいと思っています。
結果としてコクヨに入らなくても、より良い就活につなげてもらえればとも思っています。そういう思いも込めて少し抽象的な問いを投げかけています。
――学生はどんな風に書いてきますか。
学生にとっては難しいと思いますが、全然書けていないというケースはあまりないですね。「人の役に立つ」「自分の成長につなげる」といった考えを持つ人が多いでしょうか。突拍子もない言葉はあまりありません。
ただ、日々モノを考えて行動したり、多くの人と接したりしてきた人は、経験に結びつけて書いてくるので説得力があります。
――次に、どんな仕事や職種をやりたいのかを聞くんですね。
少しずつコクヨとの接点を考えてもらうところですね。「自分が大事にすることを、コクヨでどうやって実現したいのか」を書いてもらいます。
――文房具は学生にとても身近ですから、ここは書きやすいのでは?
そうですね。「日常を良くしたい」という感じで文房具に触れる人が多い。ただ、「日常」といっても起きてから寝るまでいろんなシーンがありますからその辺を面接で聞かせてもらうこともあります。
――学生は文房具が大好きですよね。
好きな学生が多いですね。それは嬉しいことです。ただ、自分が「好き」なだけではなく、「文房具が世に送り出されるところまで携わりたい」という思いが大事です。「自分が使うだけではなく、人に使ってもらう」という気持ちですね。
――「消費者目線」ではなく、「ビジネス目線」ですね。どういう考え方をしたら身につきますか。
先ほどの「仕事を通じて何を得たいか」を振り返ってもらえればいいと思います。「文具が好きで、持っているだけでわくわくする」と話す人がいますが、それは自分の気持ちであって、他の人にもその気持ちを届けたいのかどうか。そして届けたい「他の人」はどういう人なのか。学生なのか、ご高齢の方なのか、小さいお子さんなのか、働いている方なのか。それぞれの方が文房具を使うのはどういうシーンなのか。そういう具体的なイメージを、あまり持っていない学生もいます。
ただ、最初の面接ではイメージを持っていなくても仕方がないと思います。私たちが質問して「あっ、そうか」と、考えてもらえばいい。
――「人生最大の挑戦」を問う質問もありますね。
達成する意欲を見たい。困難をどうとらえて、どう行動したのかを聞きたいんです。多くの人は大学の話ですが、高校、中学のことを書く人もいますね。
――事務系以外の職種には、勉強の話や「心がけているデザインのこだわり」といった質問があります。
何に着眼しているか、興味や関心の視点を知りたいですね。なぜそれに興味を持ったか、それを起点に今後どう幅広く関心を持っていくかも参考になります。
私たちの仕事は、お客様や世の中のニーズを広く感じ取ることが大事です。ニーズとシーズ、どちらで勝負するかというと、ニーズです。世の中に幅広く関心を持って、何が求められているのかをくみ取ることが大切という意味合いです。
――「今まで周囲と協力して取り組んだ経験」の設問はチーム作業が多いから?
世の中には1人でする仕事もあるでしょうが、コクヨの仕事は全体で進めて価値が生まれます。周囲と協力したり貢献したりできるかを見ています。部活動やサークルのほか、勉強やアルバイト、課外活動などいろいろ書いてきますね。
■面接
――面接は何回ですか。
コースによって違いますが、事務系は3回です。
2017年卒採用では、1次面接は1対1の個人面接、2次は学生1人に対し面接官が3人でした。最終面接は学生1人に対し面接官2~4人くらいです。時間はいずれも20~30分くらいですね。
――それぞれの面接で見るところは?
1次面接は基本的な能力、たとえばコミュニケーション能力や論理的な能力を見ています。この段階では、志望動機はそれほど見ていません。選考が進むにつれて志望動機が形成されるのもいいと思っています。2次では、主にコクヨで何をしたいのかを聞きます。そしてマッチングが進み、最終面接を経て「相思相愛」になれれば……という設計をしています。
――佐藤さんが面接で重視するポイントは?
ESの最初に聞く「軸」を自分自身で考えようとしているか、またそれを私たちに伝えたい、という気持ちが強いかどうか。その気持ちをしっかり受け止めたい。その「軸」をコクヨと重ねて考えを聞きます。まだ入社していないので、分からないことや間違いがあっても構いません。コクヨという場を通じて、自分は何を得たいとか、世の中に対してこう貢献していきたいという思いを聞きたいですね。
面接では、話し方がうまい人が有利だと思われがちですが、3語か4語でも伝わるときは伝わってきます。饒舌に滑舌よく話すだけではなく、自分なりに思いを伝えてもらえればいい。私たちも聞き逃さないように気をつけています。目的意識が伴わず、しゃべりだけ良くても仕方ありません。
――言葉に詰まってしまった学生から、どうやって話を引き出しますか。
「何でもいいですよ」と。身近な表現でも抽象的でもいいから、自分のペース、自分の言葉で話してくださいと言います。
――話がうまくなくても内定した人はいますか。
いますよ。結果としては、話が上手な内定者が多いのですが、言葉は足りないけれど自分なりに目的意識や軸があって、コクヨで取り組みたいことをしっかり持った人です。
――「世の中への関心」との話がありましたが、ニュースについて聞くことは?
ときおり聞きます。たとえば「働き方改革」について。コクヨを志望して会社のことを知っていくと、オフィス事業に関心を持つ学生も多くなります。「働き方に貢献したい」と。「関連のニュースで気になっていることは?」などと聞いています。学生にとっては難しい質問のようですが。
キレキレ型、バイタリティー型、バランス型…タイプはいろいろ
■学生のタイプ
――コクヨを受ける学生は、どういうタイプが多いですか。
真面目な人が多いですが、その上で前向き、元気、チャレンジ精神強い人も少なくないですね。ただ、単一のタイプの社員だけだと、組織として力が発揮しづらい。ある程度共通部分はあるとしても、能力の発揮の仕方や個性など、いろいろなタイプの人を採用しています。
ほしいタイプは、まずは「キレキレ」。頭脳で勝負するタイプですね。課題形成や解決が得意な人です。次は「バイタリティー」。人間力や熱量で人を引き付けて仕事をしていくタイプ。最後は「バランス」で、どちらの性質も兼ね備えて計画性を持って仕事をしていくタイプです。社内ではもう少し細かく分けていますが、学生の皆さんに説明するときは、わかりやすくこの三つの話をします。人数は「バランス」型が多いですね。
――採用で競合する会社は?
建築系は、建築事務所やゼネコン、ディベロッパー、デザイン系の会社など競合が多い。
文房具の同業他社も当然競合しますが、「同業は受けていません」という人もいます。文具だけでなく、もっと広い「日用品」というジャンルで食品やトイレタリーの会社とコクヨを受ける人もいます。
ファニチャー事業に関心がある人はオフィス家具の同業も見ますね。そこから「人の働き方」に興味を持ち、コンサルティング会社を受ける人もいます。システム系の会社や大手メーカーを受ける人もいます。
――最近、どの会社も内定辞退が多いようです。
辞退は多くありません。主な理由は、選考と別に面談をしていることです。2次面接と最終面接の間に人事部が面談して、志望と軸を確認しています。この面談には力を入れていて、学生によって1回か2回。さらに電話で話を続ける場合もあります。
面談を通じて自分の進む道が違うことに気づき、受けるのをやめる人もいます。学生の考えがはっきりするので、それはそれで良かったと思います。このため内定後の辞退は少ないですね。
――そこまで丁寧に面談する会社は珍しいですね。
「選考を通じて育つ」というか、最初はコクヨにそれほど興味がない人でも就職活動を進めた結果、コクヨで仕事をしたい、何かを成し遂げたいと思ってくれればいい。途中で「もう少し他社を回りたい」という相談にもできるだけ応じています。
基本的には人事の者が面談しますが、特定の事業の話なら、その担当社員を同席させるなど工夫しています。
■OB・OG訪問とインターン
――OB・OGの紹介はしていますか。
会社で紹介はしていませんが、個人的なつながりでする人はいます。何かを成し遂げたくて行う情報収集、行動の一つなので、当然やりたいことに自信を持てたり、説得力が増したりしますね。
会社や業界を知るうえで、生の情報を得ることはすごく大事です。会社説明会では最大公約数の話になるし、本音や温度感が伝わりにくい面もあります。ただ、1人の社員に会っても会社の全てではありません。学生から見ると、会った社員がコクヨの代表になるので、応対する人間も気をつけています。
――インターンシップが充実しているそうですね。
コクヨの表面的な部分だけではなく、一歩踏み込んだところを知り、職業観をつくるのに少しでも役立ててもらえればと思っています。以前は技術系のみでしたが、2017年卒の学生向けには夏に事務系のインターンを始めました。
――インターンの募集人数は事務系で5人から10人と少数ですね。
かなり多くの応募がありました。事務系のテーマは「オフィス営業」で期間は5日間です。参加者の評判は良かったですね。オフィス営業だと、オフィスのあり方がお客様の実現したい大きな概念につながっている一方、様々な細かい面を考える必要があります。幅広さと細かさを一緒に感じ取ってもらえたと思います。また擬似ワークではなく、より実践を意識した内容にした事で参加者の満足度につながったと感じています。
■働き方
――「働き方」に関する取り組みを教えてください。
コクヨの事業のど真ん中のテーマですが、ダイバーシティー(多様性)、残業削減、効率性、創造性などいろいろなことにひもづいているので、とても難しい課題です。
たとえば、お客様が「創造性を高めたい」のなら、「オフィスを通じて創造性を高める」がテーマになります。
――創造性の高まるオフィスって?
「コミュニケーション」が大事な要素です。たとえば組織の縦割りが強い会社なら、オフィスのあり方に加えて働き方や組織の運営面まで踏み込んだ提案をすることで、部署同士が融和するケースもあります。
だんだんそういう価値が求められてきています。お客様の経営戦略に密接にかかわるコンサルティング的な仕事ですね。オフィス空間のデザイン面だけではなく、どう使うのかまで意識したビジネスです。「フリーアドレス・オフィス」(個人の座席を固定しないオフィス)などにも早くから取り組んできました。
――コクヨはフリーアドレス?
職種によって導入しています。集中して業務を行うことがメインの働き方の人はフリーアドレスじゃない方がいい場合もあるので。
――コクヨを受ける学生は、どういうタイプが多いですか。
真面目な人が多いですが、その上で前向き、元気、チャレンジ精神強い人も少なくないですね。ただ、単一のタイプの社員だけだと、組織として力が発揮しづらい。ある程度共通部分はあるとしても、能力の発揮の仕方や個性など、いろいろなタイプの人を採用しています。
ほしいタイプは、まずは「キレキレ」。頭脳で勝負するタイプですね。課題形成や解決が得意な人です。次は「バイタリティー」。人間力や熱量で人を引き付けて仕事をしていくタイプ。最後は「バランス」で、どちらの性質も兼ね備えて計画性を持って仕事をしていくタイプです。社内ではもう少し細かく分けていますが、学生の皆さんに説明するときは、わかりやすくこの三つの話をします。人数は「バランス」型が多いですね。
――採用で競合する会社は?
建築系は、建築事務所やゼネコン、ディベロッパー、デザイン系の会社など競合が多い。
文房具の同業他社も当然競合しますが、「同業は受けていません」という人もいます。文具だけでなく、もっと広い「日用品」というジャンルで食品やトイレタリーの会社とコクヨを受ける人もいます。
ファニチャー事業に関心がある人はオフィス家具の同業も見ますね。そこから「人の働き方」に興味を持ち、コンサルティング会社を受ける人もいます。システム系の会社や大手メーカーを受ける人もいます。
――最近、どの会社も内定辞退が多いようです。
辞退は多くありません。主な理由は、選考と別に面談をしていることです。2次面接と最終面接の間に人事部が面談して、志望と軸を確認しています。この面談には力を入れていて、学生によって1回か2回。さらに電話で話を続ける場合もあります。
面談を通じて自分の進む道が違うことに気づき、受けるのをやめる人もいます。学生の考えがはっきりするので、それはそれで良かったと思います。このため内定後の辞退は少ないですね。
――そこまで丁寧に面談する会社は珍しいですね。
「選考を通じて育つ」というか、最初はコクヨにそれほど興味がない人でも就職活動を進めた結果、コクヨで仕事をしたい、何かを成し遂げたいと思ってくれればいい。途中で「もう少し他社を回りたい」という相談にもできるだけ応じています。
基本的には人事の者が面談しますが、特定の事業の話なら、その担当社員を同席させるなど工夫しています。
■OB・OG訪問とインターン
――OB・OGの紹介はしていますか。
会社で紹介はしていませんが、個人的なつながりでする人はいます。何かを成し遂げたくて行う情報収集、行動の一つなので、当然やりたいことに自信を持てたり、説得力が増したりしますね。
会社や業界を知るうえで、生の情報を得ることはすごく大事です。会社説明会では最大公約数の話になるし、本音や温度感が伝わりにくい面もあります。ただ、1人の社員に会っても会社の全てではありません。学生から見ると、会った社員がコクヨの代表になるので、応対する人間も気をつけています。
――インターンシップが充実しているそうですね。
コクヨの表面的な部分だけではなく、一歩踏み込んだところを知り、職業観をつくるのに少しでも役立ててもらえればと思っています。以前は技術系のみでしたが、2017年卒の学生向けには夏に事務系のインターンを始めました。
――インターンの募集人数は事務系で5人から10人と少数ですね。
かなり多くの応募がありました。事務系のテーマは「オフィス営業」で期間は5日間です。参加者の評判は良かったですね。オフィス営業だと、オフィスのあり方がお客様の実現したい大きな概念につながっている一方、様々な細かい面を考える必要があります。幅広さと細かさを一緒に感じ取ってもらえたと思います。また擬似ワークではなく、より実践を意識した内容にした事で参加者の満足度につながったと感じています。
■働き方
――「働き方」に関する取り組みを教えてください。
コクヨの事業のど真ん中のテーマですが、ダイバーシティー(多様性)、残業削減、効率性、創造性などいろいろなことにひもづいているので、とても難しい課題です。
たとえば、お客様が「創造性を高めたい」のなら、「オフィスを通じて創造性を高める」がテーマになります。
――創造性の高まるオフィスって?
「コミュニケーション」が大事な要素です。たとえば組織の縦割りが強い会社なら、オフィスのあり方に加えて働き方や組織の運営面まで踏み込んだ提案をすることで、部署同士が融和するケースもあります。
だんだんそういう価値が求められてきています。お客様の経営戦略に密接にかかわるコンサルティング的な仕事ですね。オフィス空間のデザイン面だけではなく、どう使うのかまで意識したビジネスです。「フリーアドレス・オフィス」(個人の座席を固定しないオフィス)などにも早くから取り組んできました。
――コクヨはフリーアドレス?
職種によって導入しています。集中して業務を行うことがメインの働き方の人はフリーアドレスじゃない方がいい場合もあるので。
「企業の人が働く空間をつくる仕事」に魅力感じた
■社風と海外展開
――ずばり、コクヨってどんな会社ですか。
「非常に真面目な会社」だと言われます。お客様のニーズをどん欲にかなえようとするし、会社四季報などにも「真面目な会社」と書かれています。逆に、新しい挑戦には少し弱いという印象をもたれてしまう反省もあります。もちろん個性的な社員もいますが。
――具体的に真面目さを感じるところは?
お客様のニーズを聞くところです。文具・オフィスにおいても、通販事業においてもほんの少しのことでもジリジリと実現しようとします。愚直に誠意を込めています。
――ステーショナリー、ファニチャー、通販・小売の主要3事業の売り上げや社員数の比率は?
売り上げはほぼ3分の1ずつですが、ファニチャー事業がやや大きいですね。社員数もファニチャーが多い。首都圏の再開発もあり、近年人数が増えています。
――最初は身近な文具に興味を持ち、徐々にファニチャーにも目が向く学生もいるのでは?
いますね。最初の入り口は文具が多いのですが、説明しているうちにファニチャーにも関心を持ってくれるケースが多いですね。
――中国、インド、ベトナム、タイに拠点がありますが、海外駐在の社員は何人くらいですか。
40~50人ほどで、それほど多いわけではありません。海外展開は重視していますが、海外のビジネスが簡単に飛躍的に伸びていくものではありません。特にアジアは重要なマーケットで、生産拠点でもありますが、国内でのやり方を単純に移転すればうまくいくわけではないので。
――採用でグローバル志向や語学力は意識していますか。
語学ができるに越したことはないし、海外留学などの高いハードルを乗り越えた学生が優秀なことはありますが、それほど重視しているわけではありません。
――本社は大阪ですが、東京も大きいですね。新入社員の配属はどちらが多い?
市場規模は東京の方が大きいが、配属は大阪も東京も同じくらいです。
――採用は東京と大阪で別々?
採用活動はそれぞれ地域ごとに行っています。コクヨの場合、大阪のほうが認知度が高く学生が集まりやすいです。本社が大阪にあり社名が浸透しているからかもしれません。採用と教育の担当は私を含む9人全員が東京にいます。
■仕事の理想と現実
――コクヨの仕事のやりがいは?
私たちの商品の中には、「キャンパスノート」など分かりやすいものがあります。そのため「自分にも簡単にコクヨのモノづくりができるのでは」と思う人が多いですね。それ自体はありがたいことですが、現実に商品をお客様に届けるまでには、簡単ではないことがいろいろあります。
そのギャップが楽しさややりがいにつながるのですが、そこに面白みを感じられないと、楽しくないかもしれないですね。
――学生にはどんな仕事だと説明していますか。
お客様が大事にしていることを把握し、コクヨの持つリソースでそれを具現化していく仕事だと言っています。お客様の思いをつかむまでには、いろいろなギャップがあります。自分が良いと思ったものがすごくニッチなニーズしかなかったりする。逆に、他と差別化されていない商品では誰にも響きません。その中でいかに考えるか。ニーズの選定は本当に難しい作業です。
実際に商品化する際は、当然コストや安全面を考え、同時にスピードも必要です。あまり時間をかけていると旬を逃してしまいますから。
――個人客のニーズはどうやってつかむのですか。
グループインタビューをしたり、販売店の方から意見をうかがったり。担当者がメディアの情報から仮説を立てて、材料を集めて検証していくこともあります。
■佐藤さんの就活と仕事
――佐藤さんはどんな就活を?
1999年に新卒で入社しました。エントリーがまだハガキの時代で、たくさんの会社に送りました。最初、興味があったのはクレジットカード業界。金融に関心があったのと、カードがまだ欧米ほど普及していなかったので、伸びそうなイメージがありました。
ただ、カード会社には受からず、就活終盤で残った数社の一つがコクヨで、自然に興味が湧いてきました。ステーショナリーよりファニチャー事業に関心を持ちましたね。企業の人が働く空間をつくる仕事があるのだと。法人向けビジネスは学生には接点がないので、それまで知りませんでした。「自分が知らない世界には何かがあるのではないか」と感じました。
――ファニチャー事業のどこに魅力を感じたのですか。
当時は、長い社会人人生、「ずっと同じところに勤めるか分からない」という気持ちがあり、若いうちに厳しい環境で鍛えられたいと思っていました。ファニチャー事業は法人営業なので厳しいでしょうし、いろいろな会社の建物に入ることになるので、多くの業界の実情を知ることができるのでは、という期待もありました。
――入社後はどんな仕事を?
入社してスタッフ部門に配属されたので、最初はショックでした。当時の同期50~60人のうち、スタッフ部門の配属は1人か2人だったので「何で私が?」と思いました。ただ、組織ですから誰かが担わなければなりません。オフィスの会社のオフィス総務部門だからいいか、と思い直しました。結果的には、スタッフ部門にいたからこそ会社全体に関わることができました。
2年目に間接部門を分社化して「コクヨビジネスサービス」という会社ができ、出向しました。その後も派遣事業やアウトソーシング(外部委託)事業の立ち上げなど、4~5年目ごろまでいろいろなことに関わりました。その後、社長秘書を務め、スケジュール管理を担当。1日が1時間くらい、1週間が1日くらいの感覚であっという間でした。緊張感があって濃密な日々でしたね。自分1人では会えない人の話を聞いたり、「経営者はこういう点を気にするのか」と気づいたり、いい経験をさせてもらいました。
スタッフ部門に戻った後、新規事業の部署に移り、外部パートナーと物販分野の仕事を一緒にさせていただきました。3年前から人事で採用と育成を担当しています。
――印象に残っている仕事は?
アウトソーシング事業の立ち上げは楽しかったですね。オフィスの中でお客様に価値を提供したいという思いがありましたし、直接事業に携われるのも新鮮でした。当時のコクヨは、文具と家具に続く事業の柱を立てる必要があり、その取り組みの一つだったのでやりがいがありました。この事業はその後形を変えてより洗練され、現在も「コクヨ&パートナーズ」というグループ会社で取り組んでいます。
――ずばり、コクヨってどんな会社ですか。
「非常に真面目な会社」だと言われます。お客様のニーズをどん欲にかなえようとするし、会社四季報などにも「真面目な会社」と書かれています。逆に、新しい挑戦には少し弱いという印象をもたれてしまう反省もあります。もちろん個性的な社員もいますが。
――具体的に真面目さを感じるところは?
お客様のニーズを聞くところです。文具・オフィスにおいても、通販事業においてもほんの少しのことでもジリジリと実現しようとします。愚直に誠意を込めています。
――ステーショナリー、ファニチャー、通販・小売の主要3事業の売り上げや社員数の比率は?
売り上げはほぼ3分の1ずつですが、ファニチャー事業がやや大きいですね。社員数もファニチャーが多い。首都圏の再開発もあり、近年人数が増えています。
――最初は身近な文具に興味を持ち、徐々にファニチャーにも目が向く学生もいるのでは?
いますね。最初の入り口は文具が多いのですが、説明しているうちにファニチャーにも関心を持ってくれるケースが多いですね。
――中国、インド、ベトナム、タイに拠点がありますが、海外駐在の社員は何人くらいですか。
40~50人ほどで、それほど多いわけではありません。海外展開は重視していますが、海外のビジネスが簡単に飛躍的に伸びていくものではありません。特にアジアは重要なマーケットで、生産拠点でもありますが、国内でのやり方を単純に移転すればうまくいくわけではないので。
――採用でグローバル志向や語学力は意識していますか。
語学ができるに越したことはないし、海外留学などの高いハードルを乗り越えた学生が優秀なことはありますが、それほど重視しているわけではありません。
――本社は大阪ですが、東京も大きいですね。新入社員の配属はどちらが多い?
市場規模は東京の方が大きいが、配属は大阪も東京も同じくらいです。
――採用は東京と大阪で別々?
採用活動はそれぞれ地域ごとに行っています。コクヨの場合、大阪のほうが認知度が高く学生が集まりやすいです。本社が大阪にあり社名が浸透しているからかもしれません。採用と教育の担当は私を含む9人全員が東京にいます。
■仕事の理想と現実
――コクヨの仕事のやりがいは?
私たちの商品の中には、「キャンパスノート」など分かりやすいものがあります。そのため「自分にも簡単にコクヨのモノづくりができるのでは」と思う人が多いですね。それ自体はありがたいことですが、現実に商品をお客様に届けるまでには、簡単ではないことがいろいろあります。
そのギャップが楽しさややりがいにつながるのですが、そこに面白みを感じられないと、楽しくないかもしれないですね。
――学生にはどんな仕事だと説明していますか。
お客様が大事にしていることを把握し、コクヨの持つリソースでそれを具現化していく仕事だと言っています。お客様の思いをつかむまでには、いろいろなギャップがあります。自分が良いと思ったものがすごくニッチなニーズしかなかったりする。逆に、他と差別化されていない商品では誰にも響きません。その中でいかに考えるか。ニーズの選定は本当に難しい作業です。
実際に商品化する際は、当然コストや安全面を考え、同時にスピードも必要です。あまり時間をかけていると旬を逃してしまいますから。
――個人客のニーズはどうやってつかむのですか。
グループインタビューをしたり、販売店の方から意見をうかがったり。担当者がメディアの情報から仮説を立てて、材料を集めて検証していくこともあります。
■佐藤さんの就活と仕事
――佐藤さんはどんな就活を?
1999年に新卒で入社しました。エントリーがまだハガキの時代で、たくさんの会社に送りました。最初、興味があったのはクレジットカード業界。金融に関心があったのと、カードがまだ欧米ほど普及していなかったので、伸びそうなイメージがありました。
ただ、カード会社には受からず、就活終盤で残った数社の一つがコクヨで、自然に興味が湧いてきました。ステーショナリーよりファニチャー事業に関心を持ちましたね。企業の人が働く空間をつくる仕事があるのだと。法人向けビジネスは学生には接点がないので、それまで知りませんでした。「自分が知らない世界には何かがあるのではないか」と感じました。
――ファニチャー事業のどこに魅力を感じたのですか。
当時は、長い社会人人生、「ずっと同じところに勤めるか分からない」という気持ちがあり、若いうちに厳しい環境で鍛えられたいと思っていました。ファニチャー事業は法人営業なので厳しいでしょうし、いろいろな会社の建物に入ることになるので、多くの業界の実情を知ることができるのでは、という期待もありました。
――入社後はどんな仕事を?
入社してスタッフ部門に配属されたので、最初はショックでした。当時の同期50~60人のうち、スタッフ部門の配属は1人か2人だったので「何で私が?」と思いました。ただ、組織ですから誰かが担わなければなりません。オフィスの会社のオフィス総務部門だからいいか、と思い直しました。結果的には、スタッフ部門にいたからこそ会社全体に関わることができました。
2年目に間接部門を分社化して「コクヨビジネスサービス」という会社ができ、出向しました。その後も派遣事業やアウトソーシング(外部委託)事業の立ち上げなど、4~5年目ごろまでいろいろなことに関わりました。その後、社長秘書を務め、スケジュール管理を担当。1日が1時間くらい、1週間が1日くらいの感覚であっという間でした。緊張感があって濃密な日々でしたね。自分1人では会えない人の話を聞いたり、「経営者はこういう点を気にするのか」と気づいたり、いい経験をさせてもらいました。
スタッフ部門に戻った後、新規事業の部署に移り、外部パートナーと物販分野の仕事を一緒にさせていただきました。3年前から人事で採用と育成を担当しています。
――印象に残っている仕事は?
アウトソーシング事業の立ち上げは楽しかったですね。オフィスの中でお客様に価値を提供したいという思いがありましたし、直接事業に携われるのも新鮮でした。当時のコクヨは、文具と家具に続く事業の柱を立てる必要があり、その取り組みの一つだったのでやりがいがありました。この事業はその後形を変えてより洗練され、現在も「コクヨ&パートナーズ」というグループ会社で取り組んでいます。
みなさんに一言!
就職活動では、いろいろな会社を知ることができるし、「自分が何をしたいのか」に向き合う大事なタイミングだと思います。この機会を生かして情報収集し、最終的に自分がいいと思うところにつなげてください。
「自分が何をしたいか」は、正解のない究極的な質問ですから、難しいと思います。どんなきっかけでもいいので、少しずつ気にして考えてみてください。すぐに答えが出なくても、考え続けてみることが大切です。
コクヨ株式会社
【文具・事務機器】
コクヨグループは、文具・事務用品を製造販売する「ステーショナリー事業」と、オフィス・公共家具の製造販売や空間構築などを行う「ファニチャー事業」、オフィス用品の通販とインテリア・生活雑貨の販売を行う「通販・小売事業」の3つの事業を展開しています。 1905年の創業以来、「世の中の役に立つ」、一人ひとりの成功・成長をサポートすることで、社会全体を豊かにしていくことを企業理念としています。 コクヨグループは、働く人・学ぶ人の知的活動を豊かにする商品・サービスの提供を通じて「国の誉(コクヨ)」の名に見合う、選ばれ続ける企業を目指します。
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2024/12/04 更新
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