人事のホンネ

野村證券株式会社

2016シーズン 【第13回 野村證券】
人とのつながりがビジネスに 誠実で成長したい人、門をたたいて

野村證券人事部採用課 課長 西村加奈子(にしむら・かなこ)さん

2015年04月30日

■採用実績
 ――2014年と2015年春新卒入社の人数と男女別などの内訳を教えてください。
 2014年は499人(男性271人、女性228人)、2015年入社数は605人(男性362人、女性243人)です。採用について、出身学部での優先や文・理系の区分枠はなく、全学部全学科が対象です。ここ数年、同じくらいの人数を採用しています。

 ――アベノミクスなどによる株価上昇を背景に採用を計画的に増やした訳ではないのですか。
 中途採用は景況感に影響される場合もありますが、新卒採用は基本的に一定数の採用を継続していて、中長期的な視点で、優秀な人材確保を目指しています。

 ――エントリー数も増えましたか。
 大きな増減はありませんが、2015年のエントリー数は結果的には前年を上回りました。過去の金融危機の頃に比べると景況感が底打ちして、金融業界に興味を持つ学生も増えてきた印象です。


■ビジネス内容と職種
 ――ビジネスの内容を教えてください。
 大きく分けて三つです。一つ目は「営業部門」。個人、法人のお客様に対して資産全体のコンサルティングを通じ、幅広い金融サービスを提供する部門です。
 二つ目は「ホールセール部門」で、具体的には「インベストメント・バンキング」と「グローバル・マーケッツ」に分かれます。「インベストメント・バンキング」は、国内外の企業がお客様で、株式や債券の引き受けによる資金調達や、M&A(合併・買収)アドバイザリー等の投資銀行サービスを提供しています。企業価値を高める提案をする部署で、新規上場(IPO)のサポートや、資金を必要とする企業に対して株式や債券の発行を中心とした資金調達の提案をおこないます。「グローバル・マーケッツ」は、資金運用を事業としている機関投資家、具体的には、銀行や生損保、年金基金といったお客様に向けて株式・債券や為替およびそれらの派生商品の販売とトレーディングをグローバルに展開しています。
 そして三つ目が「アセット・マネジメント部門」。グループ会社である、野村アセットマネジメント株式会社を中心にグローバルに投資信託ビジネス、投資顧問ビジネスを展開しています。

 ――新卒採用ではどのような働き方が選べますか。
 2016年度新卒採用においては、四つの働き方から選ぶことができます。
 「総合職A社員」「総合職B社員」「総合職C社員」「FA社員」があり、「総合職A社員」と「総合職B社員」は入社後、主に営業部門への配属となり、その後幅広い業務経験を通じてキャリアを形成していきます。総合職A社員は転居を伴う異動がありますが、総合職B社員はその対象となりません。二つの違いはその転居を伴う異動の有無のみで、業務範囲、評価基準は同じです。「総合職C社員」は入社直後から特定の領域のスペシャリストとして専門性を磨いていく働き方で、原則として部門を超えた異動はありません。2016年度は、インベストメント・バンキング、グローバル・マーケッツ、リサーチでの募集を行う予定です。 
 「FA社員」は、地域密着型の金融スペシャリストとして、お客様のライフプランに合わせた資産運用のアドバイスを行っていきます。実績連動報酬を採用しているのもFA社員の特徴です。

 ――給料や福利厚生も、職種ごとに違うんですか。
 2015年4月入社より賃金の引き上げが決まり、総合職A・B社員の初任給は23万2300円です。総合職C社員は年俸制で、FA社員は実績連動報酬制を採用しており、職種により給与体系が異なります。新卒で総合職C社員を選択されるのは院卒生や、大学で学んできたことを実際に野村證券で生かしたいという目的がはっきりしている学生が多い印象ですね。

 ――総合職A・B・C社員、FA社員のそれぞれの採用の割合は?
 総合職A・B社員合計で約9割。その他が総合職C社員やFA社員となります。

 ――総合職B社員は女性が多いのですか。
 転勤がないので、応募の段階で女性が多く、実際の入社もその流れです。総合職B社員で入社後、総合職A社員へ転換する社員もいます。

 ――留学生や外国籍の方の採用も多いのですか。
 多様性を重んじているので、留学生や外国籍の方も入社します。特別枠は設けていないので、人物重視で同様の採用基準で選考しています。

営業は個人プレーではなくチームプレー 働く環境もしっかり伝えたい

■採用スケジュール
 ――2015年入社の採用スケジュールを振り返ってください。
 3年生の12月から採用広報活動を開始、4年生の4月から選考会を実施、10月に内定式という流れですね。エントリーシート(ES)受付は2月に開始し、締め切りは職種によって多少異なりました。

 ――面接は何回ですか。
 決まった回数はなく、状況により何度か来てもらいます。内々定は4月から出していました。

 ――2016年新卒の採用はどんなスケジュールになりますか。
 3月に採用広報活動を開始して、現在(2015年4月)は自社イベント「JOB FAIR」も開催しています。8月から選考会を予定しており、その後、10月に内定式、4月に入社式という運びです。ESの受付は5月を予定しています。

 ――イベントはいつごろまで、どのくらいの規模になりそうですか。
 6月ごろまで、東京、大阪、名古屋や仙台、札幌、福岡などの各都市で自社イベントを開催します。地方には足を運べる数が限られているので、最近はWEBセミナーにも力を入れていて、前年より開催日程を増やしています。また各地域で支店見学の開催なども予定しています。

 ――他社では昨年、面接解禁前から事実上の「面接」をやっていたケースもあったと聞いています。
 弊社は経団連指針を遵守しており、選考が始まる前に採用面接を行うことはありません。選考解禁直後は各社で面接が一斉にスタートするので、弊社も現場の社員の協力も仰ぎながら、選考会を実施しています。

 ――リクルーターはいますか。
 「キャリアサポーター」という名前で、出身大学に限らず、大学を担当して学生に就職のアドバイスを行う社員がいます。

 ――今年から変わったことはありますか。
 基本は変わりませんが、採用広報活動の解禁が3月になったことに伴い、インターンシップの実施回数や学生受け入れ人数を拡大しました。3月以降も、昨年以上に自社イベントや学内セミナーへの参加日程を増やして学生に会う接点を多く持ち、少しでも多くの方に証券や金融ビジネスの魅力を伝えていきたいと思っています。

■インターンシップの開催と業務内容の理解
 ――インターンシップの回数も増やしたのですか。
 はい。2014年度は夏・秋・冬に開催しました。期間は5日間で、営業部門インターンシップでは、夏が約260人、冬は約160人の方に参加してもらいました。毎年たくさんの方にご応募いただき、インターンシップのための選考会も実施しています。

 ――どんな内容ですか。
 営業部門インターンシップでは、グループワークが中心で、5日間で計10時間程度の時間を設けました。5~6人でチームを作って、「東京五輪に向けて成長性の高い業界と銘柄を5つ研究し、お客様へご提案する」というテーマで発表してもらいました。銘柄研究や財務の分析などをしてパワーポイントをつくり、しっかり相手に伝わるようプレゼンテーションを練習して本番に臨む。班ごとに順位をつけ、最優秀チームは表彰し、インターンシップ担当者だけでなく、社内の関連部署からも講評してもらいました。皆さんが5日間真剣に取り組んだ結果が形となるので、最終日はかなり盛り上がりましたね。
 あとは日本銀行や東京証券取引所、本社のトレーディングルームや支店を見学したり、社員をまじえて座談会をしたり、様々なプログラムを取り入れています。
 インターンシップと採用は直接関係ありませんが、参加者には大変好評で、これを機に金融に興味を持ってくれる方が増えるのはとても嬉しいことです。皆さん、非常に意識高く取り組んでくれるので、プレゼンテーションの質も高く、想いを熱く語る姿にとても感動しました。

 ――もともと金融知識を持った学生が多いのですか。
 勉強している方もいますが、その限りではありません。プログラムを通じて、自分で新聞を見たり、インターネットで企業分析をしたり、その場での発見や学びにより成長していく姿を強く感じました。最近は、宣伝でNISA(ニーサ・少額投資非課税制度)という言葉がよく流れるのでそこから関心を持ったり、社会の動きを見てこれからは投資が重要だと認識したりする学生も増えています。そういった関心が今後、より増えていくことを願っています。

■ワーク・ライフ・バランス
 ――「仕事が厳しい」というイメージもあるようですが、実際はどうなのですか。
 正直なところ、当社の現状と学生の皆さんのイメージには、少しギャップがあるように感じています。実際にはワーク・ライフ・バランスやキャリアを応援する制度が整っていて、長く働ける環境を整えていますが、現状より、「仕事がとてもハード」「大変」といったマイナスなイメージが先行しているように感じます。

 ――なぜギャップがあるのでしょう?
 これまで当社で働く魅力として、「成長できる」というやりがいや働きがい、成長を実感できる業務内容などを多くお伝えしてきました。しかし、近年、福利厚生制度などを詳しくPRする会社が増えてきたことで、会社の制度や働く環境が表面的に分かりやすい企業が選ばれるようになってきたのかなと思います。大切なのは、制度や環境があるだけでなく、実際それが利用できる環境かどうかも見極める必要があると思います。

 ――たしかに、「やりがい」や「成長」と聞くと、ハードな会社という印象が残るのかもしれません。
 野村證券でこんなキャリアを実現したい、こんな先輩みたいになりたいというところから興味を持ってもらい、加えて福利厚生も充実していて長く働けるから入社したい、という流れが理想的ですね。しかし、働く環境や制度などは、学生からは見えづらい部分があるので、学生の皆さんが求める情報をより積極的に発信していかなければならないと思っています。

 ――他社に比べてしっかりしていると感じる制度は?
 私が感じているのは育児休業制度。私が昨年6月まで在籍していた支店では、お子さんを2人育てて二度の育児休業を取得し、管理職になった先輩がいました。女性が長く働き、キャリアを継続させる道を切り開いてくれた先輩のおかげで、周りの後輩たちも将来のキャリア像を描きやすくなりました。全社的にも育児休業を2年間取得して、現場に復帰する社員はたくさんいます。育児休業後の復職率は直近のデータで93.8%です。

 ――野村證券に対するネガティブな印象の話を直接聞いたことがありますか。
 「仕事がきついと聞きますが……」という質問は、よく受けます。しかしイベントなどで直接社員と会うと、「野村證券に対するイメージが変わりました」「証券業界についてもっと知りたい」という感想に変わっているようです。社員に会って話すと会社の雰囲気や実状を理解してもらえるので、大学やイベントにこれまで以上に足を運んでいろいろな学生と接点を持っていきたいですね。

 ――残業は多いのですか。
 社員はメリハリを持って働いており、新入社員が多く配属される営業部門の場合、水曜日と金曜日は「早帰り」といって定時の午後5時10分の退社を目指しています。それ以外の日でも午後6時半から遅くとも8時くらいには帰ることが多いです。

 ――営業はやはり個人プレーなのでしょうか。
 個人プレーのイメージをお持ちの方が多いかもしれませんが、実際には、チームの結束が非常に強い会社です。私も入社前は個人プレーの仕事だと思っていましたが、実際には違っていました。目標達成に向け全員野球でやろうという気風があるので、頑張る社員は周りが応援してくれて、上司もどんどん同伴同席してくれる。そういった意味でアットホームというか、人に熱い風土がありますね。

世の中の動きにアンテナ張っているか 身だしなみ、あいさつ…第一印象は大事

■ESと面接
 ――ESはどんな項目ですか。
 項目は毎年見直しています。学生時代、どのようなことに取り組んだのか、どのような考えを持って行動しているのかなど聞きながら、その人の素養を見ています。あとは自己PRや志望動機。金融知識は問いませんが、金融業界で働くことを目指すにあたって、どれくらい世の中の動きにアンテナを張っているのかは気になります。

 ――どんな人を求めているのでしょう?
 ESの内容を改めて質問することもありますが、それ以外にも、その場のコミュニケーションから自然と出た質問に対して、自分の考えを自分の言葉でしっかり伝えられるかも重視しています。

 ――面接で見るポイントは?
 身だしなみやあいさつができるかなど、第一印象は大切ですね。複数名同時に面接するときは、聞く姿勢も大事です。お客様からの信頼が第一なので、誠実性とコミュニケーション能力が非常に重要で、受け身ではなく自ら考えて行動できる人を私たちは求めています。

 ――誠実性がキーワードですか。
 誠実性と、変化に対応できる柔軟性、好奇心の強さ、成長意欲などです。自分から積極的に物事に取り組める人、自分を高めていきたい気持ちを持った人は是非、当社の門をたたいてほしいですね。前向きに努力を続けられる人には、成長できるフィールドが当社にはありますから。

 ――どうやってそういう人材を見極めますか。
 面接での定型的な質問はありません。その場でのコミュニケーションにより皆さんを知りたいと思っています。私たちが求める姿と、皆さんの将来の目指す姿が重なれば嬉しく思います。

 ――身だしなみでいうと、面接時の服装は就活スーツが望ましい?
 そうですね。特に個性的な服装は求めていません。自分の個性を服装で表現するよりも、個性は皆さんの人間力で勝負してほしい。私たちが求めている姿は、常にお客様目線、ということです。

 ――コミュニケーション能力はどこで見ますか。
 面接中、緊張してしまうのはある程度仕方のないことです。しかし、そのなかでも質問に対して自分の思いを言葉で伝えられるか、ということだと思います。

■海外
 ――海外で学ぶ機会はありますか。
 2013年から、若手社員に対し、グローバルに活躍できる能力を養う機会を提供する「海外修練制度」が新設されました。従来からある留学制度と違い、与えられたプログラムはなく、社員自らが行先とテーマを決めます。期間は約1年で、語学力は問わず、グローバルマインドを有する社員の拡充を図っています。

■社風
 ――野村證券とはどんな会社ですか。
 今年、創業90周年です。「顧客とともに栄える」が創業の精神。「すべてはお客様のために」という精神が、企業文化として受け継がれてきている会社です。

 ――他社とは違う風習、やり方があれば教えてください。
 お客様のために行動できるようになるために、人材育成をすごく大切にしています。人を育ててこそ野村の成長がある、という企業風土があります
 象徴的なのが「インストラクター制度」。新入社員に先輩社員が1年間インストラクターとしてついて、仕事のことはもちろん、社会人としての基礎を教えていきます。公私ともに面倒を見てくれる先輩がフォローしてくれる制度です。

 ――西村さんのインストラクターはどんな先輩でしたか。
 私の場合、インストラクターはひと回り年上の人でした。業務だけでなく、野村證券の社員としての身だしなみや社会人としての基本動作を徹底的に教え込まれました。何でも教えるというより、先輩の背中を見て主体的に覚えて、それでもわからなければ聞きなさいというスタイルでした。入社当初は、学生のころの甘い考えが残っていましたが、先輩の指導により、「社会人」というものを自覚させられました。

 ――一日中一緒にいるということですか。
 終日一緒というわけではないですが、多くの時間を共有します。出社して、朝は日経新聞の「読み合わせ」をします。一つの記事を選び、なぜそれを取り上げたかや、その日のマーケットの動きを説明して、それに対してインストラクターからコメントをもらいながら指導を受けます。
 それから、一日のスケジュールを共有します。先輩がお客様のところに行くときは同行させてもらい、お客様への対応や接し方、信頼関係の構築の仕方を見て学ぶ。お客様との間合いの取り方、コンタクトの取り方、どう質問を投げかけニーズを引き出していくか……。口頭で教わるのではなく、生きた現場の仕事を間近で見て覚える。社員によって仕事の進め方はそれぞれですが、自分なりの手法を少しずつ確立させていくのです。
 インストラクターは、どんなに忙しくても、毎日、夕刻になると報告を聞き細やかなアドバイスをくれました。

 ――厳しかった?
 仕事に対しては厳しかったですが、とても愛情を感じました。忙しくても、一つ一つに対して丁寧に対応してくれました。それを間近で見て「インストラクターはすごい」と感じました。どんな状況でも自分に時間を割いて指導してくれるし、良いことがあると精一杯ほめてくれる。アポイントが取れたなどささいなことでも、みんなに聞こえるような声で喜んでくれて、常に見守ってくれている安心感がありました。だから、思い切って仕事ができたと思います。

 ――その後、西村さんもインストラクターをされたのですか。
 はい。大変ではありましたが、人に教えることによって同じ仕事でも見方を変えることができ、自分自身も成長させられました。

マーケットの動きを説明する女性社員に感動「こうなりたい!」 会社によってカラーは全く違う

■やりがいと厳しさ
 ――仕事のやりがいと厳しさを教えてください。
 この仕事は、お客様から信頼されてこそ成り立ちます。命の次に大切といっても過言ではない、ご資産をお預かりさせていただく仕事なので信用がすべて。誰にも相談できず、家族にも言えない悩みを抱えている方も多いのです。本当に信頼していただくためには地道な努力、長い年月がかかります。
 私は総合職B社員で、12年間同じ支店で同じお客様を担当しました。時間はかかりますが、本当に信頼されるとご自身のことや家族のことなど何でも相談してもらえる関係になる。お客様の人生に深く関わらせていただいたとき、非常にやりがいを感じました。達成感があり、もっと頑張ろう、お客様に喜んでもらおうという気持ちになり、それが仕事のモチベーションにもつながるのです。
 一方でお金のことなので信頼を失うのは一瞬です。約束を破った、時間を守れなかった、連絡が遅くなった……。本当にささいなことで、信用は失われてしまう。だからお客様に対しては、常に誠実でなければなりません。

 ――信頼されるためには?
 資産価値は景気や経済の動向によって大きく変動します。だから、変化に応じて柔軟性をもってお客様と向き合い、逃げずに誠実に、丁寧に、迅速に対応していくことがとても大切です。細かい積み重ねが結果としてお客様の信頼につながり、やがては選ばれる存在になっていくのです。
 さらに、マーケットは景況感をダイナミックに反映しますから、経済に対する知識、情報を仕入れることで自分自身も新たな知識を蓄積させていくことが大切です。新聞を読み合わせするのもお客様のためです。景況感が良いときもそうでないときも正確な情報を提供し、お客様に対して常に誠実であること。野村證券は、そういう人材を育てる風土が整っていると思います。

 ――常に緊張感を持っていないといけませんね。
 責任感、緊張感は常にあります。営業から人事部に異動が決まったときは、すぐに担当しているすべてのお客様にご報告して引き継ぎをしました。そんなとき、お客様から「一生お付き合いできると考えていたのに。主人が退職してセカンドライフの備えで年金のこととか相談しようと思っていたのに残念」というお手紙をいただいたのです。自分をこれほど必要としてくれていたのか、と嬉しく思い、この仕事のやりがいを改めて感じました。

 ――お客様とのご縁、出会いも多そうですね。
 お客様は豊富な人生経験をお持ちで人生の先輩です。お客様から教わることが多く、娘や孫のように可愛がっていただいたこともありました。自分にとって、お客様との出会いは人生の財産だったと思います。証券会社には、人とのつながりや出会いがあります。仕事に対して、自然と本気にさせられるのです。お客様の意思に感銘を受け、この方のお役に立ちたいと思ったとき、自分でも想像もつかない力が発揮できたりする。新たな自分と出会い、成長を実感できる仕事だと思います。大変なこともありますが、目標を掲げ、それを達成できたときは何物にも変えられない充実感があります。

 ――野村證券ならではという面は?
 業界トップの野村證券は、当たり前のことをやるだけでなく、お客様の期待を上回る提案をしなければ、と意識しています。
■西村さんの就活
 ――12年間営業を経験して、去年7月から人事部採用課に?
 そうです。それと同時に課長職となりました。分からないこともありますが、野村證券にはチャレンジする風土があり、そのステージごとに目標を掲げてくれるのです。

 ――西村さんご自身の就活を振り返ってください。
 父親が金融業界で働いていたので元々金融に興味を持っていました。最初はあえていろんな業界の説明会に行きました。自分の先入観とは違う新しい発見もあって社会勉強にもなりましたが、改めて「やっぱり金融業界に行きたい」と志望が固まりました。それからは金融中心の企業セミナーに参加しました。

 ――当時は都銀がたくさんありました。
 たくさん回りました。ただ、カウンター業務などの受け身の仕事ではなく、お客様を訪問してコンサルティングをして仕事をつくりあげていきたいという思いが強かった。また日々淡々と業務をこなすのではなく、毎日動きがあり、経済の動きを体感しながら勉強できるところにひかれて、証券業界を選びました。

 ――その中でもなぜ野村證券に?
 社員と会えるイベントに参加したときに、お会いした社員が皆プライドとやりがいをもって生き生きしていたからです。そして支店へ見学に行き、女性社員がお客様にチャートを見せてコンサルティングをしている姿を見ました。世界情勢や経済を踏まえてお客様に対応している女性社員に感動し、「なんか、かっこいいな、自分もこうなりたい」と思ったのです。そして業界トップのリーディングカンパニーで働けばいろんな出会いがあり、自分も成長できるんじゃないかと思い、入社を決めました。
 金融業界は垣根が下がって業務内容はどの会社も大きな違いはありませんが、証券でも銀行でも、働く人の雰囲気は会社によって違います。自分の足で社員に会ってOB・OG訪問をしたことでカラーの違いを感じ、最後は働く「人」が決め手でした。社員に会って働くイメージを持って入社できたので、仕事に関してギャップを感じることはなかったですね。

 ――野村證券はどんなカラーだと感じましたか。
 温かいですね。学生時代は敷居が高そうなイメージがありましたが、非常に温かくて気さくで、飛び込めば受け入れてくれます。金融知識もない中でチャレンジした私にも懇切丁寧に真摯に質問に答えてくれました。質問に機械的に対応される会社もありましたが、野村證券はちゃんと答えてくれて等身大の自分を見てくれた印象があります。この会社なら自分の頑張りしだいで活躍できるんじゃないかと感じました。

みなさんに一言!

 雑誌やインターネット上の情報だけでなく、自分の足でできるだけ多くのことを見聞きしてください。内定をもらったからという理由で安易に入社を決めるのではなく、入社後の自分がそこで働く姿をイメージし、同じ会社で働く人の想いや企業文化を理解した上で会社選びをすると、入社後に大きなギャップを感じずに働けると思います。内定はゴールではなく、あくまでも自分の今後の長い社会人人生のスタートなのですから。

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 当社は、日本を含むアジアをマザーマーケットとし、グローバルに拠点をもつ金融サービスグループです。営業、アセット・マネジメント、ホールセールという3つの部門が、30を超える国々のネットワークを通じて、個人・機関投資家から、企業、そして政府機関など、さまざまなお客様の声に応え、付加価値の高いサービスを提供しています。