わが社の目的は、社員全員をしあわせにすること
会社って何のためにあるのでしょう。こんなことを考えたことがありますか?
株式を証券取引所に上場している、でっかい会社のなかには、あきらかに、こんな経営をしているところがあります。
「会社は、利益をあげるためにある。社員のしあわせは、あとまわしである」
上場会社の場合、会社の株を買ってくれる人は、不特定多数です。そんな投資家たちは、おおくの場合、会社に縁もゆかりもありません。投資家たちは、会社にカネを出しているのですから、見返りを求めます。そのひとつは、株価の上昇です。もうひとつは、株をもっていたらもらえる「配当金」というカネです。特に、外国人の株主は、その傾向が強い、強い、強い。
その結果、会社は、「稼げ」、「利益をあげろ」、と社員にハッパをかけます。社員は、がむしゃらに仕事をしなくてはなりません。
がむしゃらに仕事をするのは、悪いことではありません。でも、使えない、と上司に判断されたら、切り捨てられるかもしれません。そんなプレッシャーのなか、社内で、激しい競争がはじまります。「俺が俺が」、「私が私が」。自分さえよければいい、という社風になっていきます。
もちろん、すべての上場会社がそうだ、というわけではありません。でも、使えないと判断した社員を「追い出し部屋」と呼ばれる部署に追いやって退職するのを待つ、ということをしている大会社は、いくつもあります。
まえおきが長くなりました。ですが、大会社に就職してしあわせになるには、きびしい社内競争に生き残らなければならないのです。勝利者になって、しあわせな社員になるかもしれませんが、そのほかの社員になるかもしれない、ということなのです。だから、あえて書きました。
株式を証券取引所に上場している、でっかい会社のなかには、あきらかに、こんな経営をしているところがあります。
「会社は、利益をあげるためにある。社員のしあわせは、あとまわしである」
上場会社の場合、会社の株を買ってくれる人は、不特定多数です。そんな投資家たちは、おおくの場合、会社に縁もゆかりもありません。投資家たちは、会社にカネを出しているのですから、見返りを求めます。そのひとつは、株価の上昇です。もうひとつは、株をもっていたらもらえる「配当金」というカネです。特に、外国人の株主は、その傾向が強い、強い、強い。
その結果、会社は、「稼げ」、「利益をあげろ」、と社員にハッパをかけます。社員は、がむしゃらに仕事をしなくてはなりません。
がむしゃらに仕事をするのは、悪いことではありません。でも、使えない、と上司に判断されたら、切り捨てられるかもしれません。そんなプレッシャーのなか、社内で、激しい競争がはじまります。「俺が俺が」、「私が私が」。自分さえよければいい、という社風になっていきます。
もちろん、すべての上場会社がそうだ、というわけではありません。でも、使えないと判断した社員を「追い出し部屋」と呼ばれる部署に追いやって退職するのを待つ、ということをしている大会社は、いくつもあります。
まえおきが長くなりました。ですが、大会社に就職してしあわせになるには、きびしい社内競争に生き残らなければならないのです。勝利者になって、しあわせな社員になるかもしれませんが、そのほかの社員になるかもしれない、ということなのです。だから、あえて書きました。



さて、いま社長をしているのは2代目、1958年うまれのナイスミドル、河内誠さん(写真)。彼は、こう宣言します。「わが社の目的は、社員全員をしあわせにすることです。利益をあげることは、目的ではありません、しあわせになるための手段です」





