就活体験レポート

地図情報会社 内定者の就活体験

就活は「95%の努力と5%の運」

K.T.先輩

地図情報会社 内定 文学部 男性

2013年09月27日

就活の事前準備~3年生の秋までにやっていたこと

 就活が本格的に始まる前にしていた準備としては、「広い視野で業界を見ること」と「SPIなどの適性検査の対策」です。
 そもそも私が就活を始めたきっかけは、3年生の9月に参加した朝日新聞の就活講座「朝日学生キャリア塾」でした。就活の流れからESの書き方まで就活に必要なポイントを一通り学ぶことができ、新聞を読む習慣も身につき、非常に良いスタートダッシュになりました。そこで出会った内定者や周りの学生の話を聞いて、自分の知らない業界にも目を向けようと思い、まずは就活イベントに積極的に足を運び、様々な業界の内定者や社員の方から話を聞いて視野を広げていきました。10月から11月にかけては大学内での業界講演会やインターンシップにも参加しましたが、それも視野を広げるためのものでした。これらの取り組みを通じて、新たに興味が湧いた業界、改めて私には合っていない業界が分かり、結果的に上手く志望業界を絞ることが出来たと思います。
 また、この時期はまだ時間的にも余裕があったので、SPIやテストセンターの対策をしていました。こうした適性検査の対策をしていたおかげで12月からは他のことに集中することができました。

就活本格スタート!ほぼ毎日説明会に参加

 12月に入って就活が本格化すると、ほぼ毎日企業の説明会に参加していました。本命の業界はもちろん、少しでも興味がある企業にも足を運んでいたため、1日に3社の説明会に参加したこともよくありました。ただ私の場合、企業が個別に開催している説明会を重視していたので、多くの企業が参加する「合同企業説明会」には1度しか参加しませんでした。この時期はまだ会社選びの段階だったので、気持ちにも余裕があり楽しんで就活をしていたと思います。
 1月になると大学のテストやゼミの研究なども重なり、なかなか就活一本で活動できなくなりましたが、説明会は欠かさず参加しました。OB訪問もこの時期に行い、1月中旬頃には志望業界がほぼ決まりました。ESもこの頃から少しずつ書き始めていました。

締め切りに追われながらESを書く日々

 2月から3月は締め切りに追われながらひたすらESを書いていました。最初は余裕を持って出すようにしていましたが、徐々に余裕がなくなり、志望度が高い企業のESが書き終わらず、間に合わなかったことがありました。早めに出す意識を常に持っておけばよかったと思います。
 ESを書く上で必要な企業研究も、この時期に新聞などを活用して重点的にやりました。また、この時期は適性検査が多かったので、今まで勉強してきた中で苦手な分野を復習して対策しました。

4月に面接が一斉に始まる。5月末に見事内定!

 4月になると大手企業の面接が一斉に始まり、面接を受けていました。自分はエントリー数が多くなかったため、段々持ち駒がなくなってきて精神的に辛くなることがありました。ただ、周りの友人とは志望業界が異なっていたため、周りの状況に左右されることはなくマイペースで進めることができました。
 この時期に取り組んでいたのは、受けている企業のニュースが新聞に出ていないかをチェックすることです。志望企業に関する記事を見つけたら、面接の志望動機などに盛り込んでアピールするようにしていました。また、本命の企業の面接の前には、親や社会人の方に面接で話す内容などを見てもらいアドバイスをもらって改善していました。そして最終的に5月末に内定を頂きました。

後輩に伝えたいこと~「95%の努力と5%の運」

 「就活は運」という言葉をこれからたくさん聞くと思いますが、私はこの言葉は半分正解で半分間違っていると思います。確かに、運も多少は関わってくる部分はあります。しかし、私の周りを見ても運だけで内定を取れたという人はほとんどいません。皆それぞれ自分なりに精一杯努力して、行きたい企業から内定をもらっているのです。
 私もインターネットだけの情報に頼らず、泥臭く足を使って数多くのイベントに参加したり、何十人もの内定者や社会人と会ったりしてきました。内定を頂いた企業についても、他の誰にも負けないと胸を張って言えるほど企業研究をしました。
 就活は、「95%の努力と5%の運」で成り立っていると私は考えます。言い換えれば誰でも努力次第で行きたい企業に行けるということです。就活を終えて振り返った時に「やりきってもう悔いはない」と思えるほど努力すれば、きっと良い結果が待っているはずです。皆さんがそう思えるように私も応援しています。頑張ってください。