就活体験レポート

(12月に内定辞退)大手旅行代理店 内定者の就活体験

自分の中にある熱意を、余すところなく伝えよう

T.N.先輩

(12月に内定辞退)大手旅行代理店 内定 文教育学部 女性

2013年09月27日

余裕をもって就活の準備を始めよう

 事前の準備として就活情報サイトに登録したり、大学主催の就活セミナー(マナー講座や、会社の見方・調べ方講座など)に出席したりしていた。自分でも、興味のある業界、職種について考え始めた。

インターンシップから就活スタート!

 3年生の夏にインターンに参加したことが就活スタートだった。しかしまだ本格的に就活に取り組んでいたとは言えず、秋までは特に目立った活動もせず過ごしていた。

いよいよ12月、エントリー開始

 とにかく、少しでも興味のある会社にたくさんエントリーしていた。学内学外問わず出来るだけ説明会にも参加し、そこで得た情報や、会社案内、会社の就活生向けサイトなどを参考に、本当に受けたい会社を絞っていった。また、一般常識やSPIの参考書を買い、勉強も始めた。新聞(朝日新聞デジタルを購読、それ以外の新聞は大学にあるものを適宜利用)を意識して毎日読むようになった。

ESを書き続ける日々、自己分析は他人に協力してもらおう

 12月から1月にかけての取り組みも続けながら、ESの作成にも着手し始めた。最初は出版社ばかり見ていたため、早いところだと2月中旬〆切というものもあり、手帳に〆切日を記入し、順番に取り組んだ。その後徐々に業界、職種の視野を広げていった。
 自分の長所、短所について友達同士で教え合ったり、家族に聞いたり、また、私の場合はESを書きながら自分の就活に対する考え方や軸をまとめていった部分もあると感じる。また、ESが通過するとSPIではなく独自の筆記試験を行う会社もあるので、以前より念入りに新聞を読んだり、興味のある業界の動向を自分なりに勉強してみたりするようになった。

4月、面接が本格化して

 面接などが本格化するので、それに向けての対策が主だった。自分が書いたESのコピーを見ながら言いたいことをまとめたり、補足したいことを書き込んだりした。また、私はグループディスカッションが苦手だったので、集団の中でどうすれば上手くいくか、自分はどんな立場でどんな働きをしていけるか、「自分らしさ」は大切にしながらも、そこに甘えることなく効果的な役割を果たすにはどうすればいいか、について深く悩んだ時期でもあった。

2013年12月 内定辞退

 秋に大学編入試験を受け、内定を辞退した。現在、大学で歴史学を専攻しており、大学一年生の頃から、日本語や日本文学を学びたいという思いを持っていた。就活で一旦はその思いを捨て、内定も得た。
 しかし、内定式後、どうしても諦めきれず、様々な大学の編入試験を受け、もう一度2年間だけ学生生活を送ることを決意した。
 決断までに時間がかかって、12月中旬の内定辞退となり、内定先の担当者の方々に多大な迷惑をかけてしまった。本当に反省している。もし、少しでも迷っている部分があるならば、早めに相談しておくべきだったと思っている。

後輩に伝えたいこと

 自分なりには「上手くいった」と感じる内容でも、思ったように評価されなかったりすると、どんどん悪い方向に考えてしまい、どうすればいいのかわからなくなってしまうこともあります。今思い返すと、そのような場合私は、「熱意」の伝え方が足りなかったなと感じます。そこに気付くと、本当に大きな後悔が残ります。どうか、自分の中にある熱意だけは、余すところなく伝えられるよう、頑張ってください。