大手広告会社 内定者の就活体験
就活では人を頼ろう!面接の答えはすべて用意、でも暗記はNG
Y.M.先輩
大手広告会社 内定 教養学部 女性
2019年12月25日
部活もバイトも継続したことが強みに
運動部に所属し、幹部を務めていました。文武両道をモットーにやってきていたことと、部活もバイトも大学生活を通してひとつひとつを継続してやり続けていたので、これらは就職活動において大きな強みになりました。
就活を始めたのは3年生の夏、7月頃です。就活のルールが変わるという報道を受けて、選考が早まるかもしれないという懸念があり、まずは興味のあった会社のインターンシップ選考を受けることから始めました。振り返ってみると、3年の夏頃はまだ就職活動を始める段階の学生がほとんどで、全員が対策など練っていない状態で勝負という感じだったので、選考においてはやり方次第で自分をアピールできるいいチャンスになると思います。
就活を始めたのは3年生の夏、7月頃です。就活のルールが変わるという報道を受けて、選考が早まるかもしれないという懸念があり、まずは興味のあった会社のインターンシップ選考を受けることから始めました。振り返ってみると、3年の夏頃はまだ就職活動を始める段階の学生がほとんどで、全員が対策など練っていない状態で勝負という感じだったので、選考においてはやり方次第で自分をアピールできるいいチャンスになると思います。
1dayで会社の雰囲気知り、2day以上は志望動機でアドバンテージに
受けたインターンは10社。インターンは様々な仕事を知る機会と捉えていたので、業界は幅広く・満遍なく選択しました。特に興味のあった会社は、重複して応募できるものは複数回応募し、長期間に渡り常に接点を持ち続けていました。あまり興味がなかった会社も1dayに参加するだけで雰囲気などを知ることができるので、積極的に参加しました。
1dayインターンは本当に会社の雰囲気を知る、という要素が強かったと思います。新たな業界、企業を知る上ではとてもいい機会だと感じました。一方で、特に興味の強い企業であれば、2days以上のインターンに参加できると、面接でも志望理由の一つとして大きなアドバンテージになると思います。また、インターンからフォローアップの面談やメンター制度など継続して企業との関わりがあるものもいくつかありました。私の場合インターンに参加できなかったからといって不利になったことは1度もありませんでした。
1dayインターンは本当に会社の雰囲気を知る、という要素が強かったと思います。新たな業界、企業を知る上ではとてもいい機会だと感じました。一方で、特に興味の強い企業であれば、2days以上のインターンに参加できると、面接でも志望理由の一つとして大きなアドバンテージになると思います。また、インターンからフォローアップの面談やメンター制度など継続して企業との関わりがあるものもいくつかありました。私の場合インターンに参加できなかったからといって不利になったことは1度もありませんでした。
OB・OG訪問は芋づる式に 説明会後に質問して企業側にアピール
OB・OG訪問は、会社を知る手段として一番重視していました。学内のキャリアセンターの名簿、インターンで知り合った社員の方などにまずOB・OG訪問をしました。その後、そこから芋づる式に大学や年次を問わず様々な社員の方を紹介してもらっていました。
私の「仕事選びの軸」は、企業と合うかどうか、ということです。よく「人」で決めました、という話を聞くと思いますが、私も同じような軸です。私のこれまでの人生の中では、チームや環境に恵まれて、多くのいい経験をしてこられたので、長く働く会社としてこの会社の人たちと自分は合っているかという視点で企業を見ていました。そのため、OB・OG訪問は特に重視していました。
業界・企業研究については、私の場合、業界を狭めず最後まで幅広く見ていたので、合同説明会などで繰り返し様々な業界の説明を聞いて、知識を得ていました。また、企業の冊子などに分かりやすくポイントがまとめられていたので、非常に有効でした。
会社説明会では、終了後にできる限り企業の社員の方に質問にいくなどして、企業の雰囲気を知るのと同時に、企業側に対して興味を示すようにしていました。対応の仕方などで企業のカラーが出ていたりしたので、これはやって良かったと思います。
私の「仕事選びの軸」は、企業と合うかどうか、ということです。よく「人」で決めました、という話を聞くと思いますが、私も同じような軸です。私のこれまでの人生の中では、チームや環境に恵まれて、多くのいい経験をしてこられたので、長く働く会社としてこの会社の人たちと自分は合っているかという視点で企業を見ていました。そのため、OB・OG訪問は特に重視していました。
業界・企業研究については、私の場合、業界を狭めず最後まで幅広く見ていたので、合同説明会などで繰り返し様々な業界の説明を聞いて、知識を得ていました。また、企業の冊子などに分かりやすくポイントがまとめられていたので、非常に有効でした。
会社説明会では、終了後にできる限り企業の社員の方に質問にいくなどして、企業の雰囲気を知るのと同時に、企業側に対して興味を示すようにしていました。対応の仕方などで企業のカラーが出ていたりしたので、これはやって良かったと思います。
インターンや本選考が結果的に自己分析に
自己分析は、参考書を読んだり、何かに書き出したり、という形では取り組みませんでした。ただ、インターン選考や本選考を重ねたことが結果的に自分自身の性格や人生と向き合う機会になり、繰り返しESを書いたり、本番で相手に伝えることが私にとっての自己分析となりました。多くの企業の選考を受けて、様々な角度から自分自身について問われる機会があったので、選考を重ねられたことが良かったのではないかと思っています。
テストセンター対策などできることは早め早めに!
3年生の秋以降は、10月は説明会やOB・OG訪問など自分でスケジューリングしてできることのみで、比較的落ち着いていました。
11月に入ってOB・OG訪問を本格化させると同時に、セミナーや説明会、外資系の本選考などかなり忙しくなりました。12月も同様です。年末ギリギリまで活動していました。
1月は数社のインターンと、OB・OG訪問、座談会がメインでした。2月も同様です。ただ、2月は本選考が少しずつ増えてきていました。
反省点としては、この10月くらいの時期からテストセンター対策をして、本格化する前に受け終わる、もしくは慣れておくことができていたら、3月はESや面接に集中することができてもっと楽だったと思いました。予想以上に3月から一気にやることが増えたので、事前にできることは早め早めに済ませておくことをお勧めします。3月までに、テストセンター受験、ESのエピソードのまとめ、面接の過去の質問のラインナップなどすべての準備を整えた状態でいることが必要だったと思います。解禁に合わせてOB・OG訪問も混雑すると聞いていたので、それまでにできる限り多くの方に訪問していました。
11月に入ってOB・OG訪問を本格化させると同時に、セミナーや説明会、外資系の本選考などかなり忙しくなりました。12月も同様です。年末ギリギリまで活動していました。
1月は数社のインターンと、OB・OG訪問、座談会がメインでした。2月も同様です。ただ、2月は本選考が少しずつ増えてきていました。
反省点としては、この10月くらいの時期からテストセンター対策をして、本格化する前に受け終わる、もしくは慣れておくことができていたら、3月はESや面接に集中することができてもっと楽だったと思いました。予想以上に3月から一気にやることが増えたので、事前にできることは早め早めに済ませておくことをお勧めします。3月までに、テストセンター受験、ESのエピソードのまとめ、面接の過去の質問のラインナップなどすべての準備を整えた状態でいることが必要だったと思います。解禁に合わせてOB・OG訪問も混雑すると聞いていたので、それまでにできる限り多くの方に訪問していました。
解禁後はES、テストセンター、面接、セミナーで休みなし!
3月からは、ES、テストセンター、面接、セミナーで毎日が目まぐるしく過ぎて行きました。土日以外は何も予定がなかった日はなく、毎日何かしらの就活の予定が入っていました。4月は本選考が多く入っていました。5月に入ってまたセミナーが増えた形になりました。
反省点としては、私の場合、部活をやりながらだったので、部活後にセミナーや面接の予定を入れてしまうとかなりしんどかったこと。スケジュール管理は慣れが必要だとは思いますが、本命の企業の選考の際に、自分の万全のコンディションでのぞめるように3月から少しずつ感覚を慣らして行けたらいいと思います。
6月初旬に現在の内定先に内定をもらい、就職活動を終えました。
反省点としては、私の場合、部活をやりながらだったので、部活後にセミナーや面接の予定を入れてしまうとかなりしんどかったこと。スケジュール管理は慣れが必要だとは思いますが、本命の企業の選考の際に、自分の万全のコンディションでのぞめるように3月から少しずつ感覚を慣らして行けたらいいと思います。
6月初旬に現在の内定先に内定をもらい、就職活動を終えました。
ESでは必ず先輩や家族の意見たくさん聞いて!
ESは、結論ファーストを徹底し、メインの内容は四つほどに統一していました。
書き方としては、一つの項目の中で自分が何を書いているのかを最初の一行を読んでわかるように書いていました。1項目700~800字程のESを早い段階で書いていたので、それを元に短いバージョンを書きました。土台があると特にやりやすいと思います。
また、繰り返し先輩や家族にアドバイスをもらって、第三者の意見を聞くようにしていました。自分では頭の中で理解していても、相手に伝わっていないことや、別の解釈をされることも多くあったので、必ず他人の意見を聞くこと(できるだけ回数・人数多く)をお勧めします。
書き方としては、一つの項目の中で自分が何を書いているのかを最初の一行を読んでわかるように書いていました。1項目700~800字程のESを早い段階で書いていたので、それを元に短いバージョンを書きました。土台があると特にやりやすいと思います。
また、繰り返し先輩や家族にアドバイスをもらって、第三者の意見を聞くようにしていました。自分では頭の中で理解していても、相手に伝わっていないことや、別の解釈をされることも多くあったので、必ず他人の意見を聞くこと(できるだけ回数・人数多く)をお勧めします。
面接は話が長くなると失敗…答えは短く短く
面接対策では、事前に先輩の経験談やネット上の情報から、過去の面接であった質問をすべて書き出して自分の答えを用意していました。答えを用意するといっても暗記はよくないので、話す内容を頭の中で整理するといった形です。
私の受けたほとんどの企業は選考が4回ありました。「1次が2~4人の集団面接、2次が筆記、3次と4次が個人面接」が典型的な形だったかと思います。これに加えて、グループディスカッションや、個人面接の中で「ケース面接」などがありました。
イレギュラーな質問をずっと不安に思っていましたが、大体の企業が想定内の一般的な質問をしてきました。一つ困惑したのは、ある面接で「他には同じようなエピソードはある?」と延々と聞かれたときです。
話が長くなってしまった時は、大体失敗していたと思います。この反省もあってとにかく、短く短くを意識して受け答えをしていました。向こうが聞きたい事を答えるというスタンスで、聞かれたことにのみ答えていると面接も楽しく、上手くいくようになりました。
私の受けたほとんどの企業は選考が4回ありました。「1次が2~4人の集団面接、2次が筆記、3次と4次が個人面接」が典型的な形だったかと思います。これに加えて、グループディスカッションや、個人面接の中で「ケース面接」などがありました。
イレギュラーな質問をずっと不安に思っていましたが、大体の企業が想定内の一般的な質問をしてきました。一つ困惑したのは、ある面接で「他には同じようなエピソードはある?」と延々と聞かれたときです。
話が長くなってしまった時は、大体失敗していたと思います。この反省もあってとにかく、短く短くを意識して受け答えをしていました。向こうが聞きたい事を答えるというスタンスで、聞かれたことにのみ答えていると面接も楽しく、上手くいくようになりました。
決め手は社員の雰囲気
内定した企業を選んだ一番の決め手は、雰囲気というか感覚に近いものです。OB・OG訪問や説明会、面接など、自分が見てきたその企業のすべての側面を総合して自分に合っていると思ったからです。特に社員の方々の雰囲気が自分に合うか合わないかで決めました。また、面接をしていく過程でこの企業に入りたいと思う気持ちが強くなったのもありました。
いろんな業界の社会人の人と関われるのは今だけ…やれる事、やりきるつもり
就活を振り返って、やっておいて良かったことは三つあります。一つは、早い段階で多くの選考を経験できていたことです。本命の企業の選考に臨む時にはしっかりと準備ができていました。
二つ目に、業界は幅広く見ていたので、面接で「あなたのやりたいことは別の業界でもできるよね?」と言われた時に、違いを上手く説明できました。ただ広げすぎると、面接で「なぜこの業界・この仕事か」を問われた時に上手く説明できなくなってしまうので、準備が必要です。
そして三つ目は、人を頼ることです。自分一人でできることは多くないと思うので、頼れる人をとにかく頼って助けてもらうことが大切だと思います。特に色んな業界の社会人の人とこんなに短期間で関われるのは今だけなので、この機会に思い切ってやれる事をやりきるつもりでできるといいと思います。
両親には常に相談に乗ってもらっていました。特に母親には就活の状況を常時話していて、面接が終わってすぐに電話したりなど、母と話すことが安心材料になっていました。一緒に緊張して一緒に悔しがって喜んでという感じでしたが、選考は私1人が頑張らないとどうにもならないので、より緊張感を持って臨んでいました。そのぶん、上手くいったときの喜びは倍以上のものでした。特に精神的な面で大きな支えになっていたと思います。
後悔しているのは、外資系の企業も受けていたら良かったということです。外資系の選考は早いので、テストセンターの練習や、面接慣れなどができたと思います。また、グループディスカッションの独特な雰囲気はなかなか慣れませんでした。もっとなにか対策が事前にできていたらと思いました。
■目指した志望業界 広告、金融、飲料食品メーカー、商社
■説明会に行った企業数 50社
■プレエントリーした企業数 40社
■ESを提出した企業数 30社
■面接を受けた企業数 20社
■内定(内々定)した企業数 5社
二つ目に、業界は幅広く見ていたので、面接で「あなたのやりたいことは別の業界でもできるよね?」と言われた時に、違いを上手く説明できました。ただ広げすぎると、面接で「なぜこの業界・この仕事か」を問われた時に上手く説明できなくなってしまうので、準備が必要です。
そして三つ目は、人を頼ることです。自分一人でできることは多くないと思うので、頼れる人をとにかく頼って助けてもらうことが大切だと思います。特に色んな業界の社会人の人とこんなに短期間で関われるのは今だけなので、この機会に思い切ってやれる事をやりきるつもりでできるといいと思います。
両親には常に相談に乗ってもらっていました。特に母親には就活の状況を常時話していて、面接が終わってすぐに電話したりなど、母と話すことが安心材料になっていました。一緒に緊張して一緒に悔しがって喜んでという感じでしたが、選考は私1人が頑張らないとどうにもならないので、より緊張感を持って臨んでいました。そのぶん、上手くいったときの喜びは倍以上のものでした。特に精神的な面で大きな支えになっていたと思います。
後悔しているのは、外資系の企業も受けていたら良かったということです。外資系の選考は早いので、テストセンターの練習や、面接慣れなどができたと思います。また、グループディスカッションの独特な雰囲気はなかなか慣れませんでした。もっとなにか対策が事前にできていたらと思いました。
■目指した志望業界 広告、金融、飲料食品メーカー、商社
■説明会に行った企業数 50社
■プレエントリーした企業数 40社
■ESを提出した企業数 30社
■面接を受けた企業数 20社
■内定(内々定)した企業数 5社
2024/11/21 更新
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※就活割に申し込むと、月額2000円(通常3800円)で朝日新聞デジタルが読めます。