就活体験レポート

飲食業 内定者の就活体験

納得いくまで就活続け、秋に内定ゲット!

K.Y.先輩

飲食業 内定 文芸学部 女性

2017年12月26日

簡単な自己紹介をお願いします

 私は、盛り上げ役というよりもサポート側として持ち味を発揮するのが自分のスタイルです。アルバイトでは神社で巫女として奉仕し、参拝者に最大限のおもてなしをすることを心がけていました。何ごとも「やらないで後悔するよりやって後悔」がモットーです。

就活を始めた時期はいつ? やる気になったきっかけは?

 大学3年生の夏頃です。夏にホテルのインターンシップに2週間参加し、レストランで職場体験していましたが、単純作業の繰り返しで周りの社員の意欲も低く、時間を無駄にしたような気分でした。
 ですが、そこで「顧客にも社員にも居心地のよい環境作りができる仕事に就きたい」という就活の軸が定まり、やる気のスイッチが入りました。非常に体力がいるインターンでしたし、途中で辞める人も多かったのですが、私は2週間きっちり成し遂げたので、その後の就活で根性をアピールしました。

自己分析には、どのように取り組みましたか?

 自己分析専門の本を1冊購入し、全体を把握できるよう本に書き込んで持ち歩いていました。空き時間に頭の中で「自分ってどんな人だろう」と思い起こして、面接ではそんな自分に対してどんな質問がされるのか予測し、それをほぼ毎日続けていました。また友人に「客観的に見て自分はどういう人なのか」を聞いてみたりもしました。

業界研究・企業研究には、どのように取り組みましたか?

 あさがくナビのキャリアデザインフォーラム(現「インターンシップ博」)でもらった「業界図鑑」を使っていました。どうしてこの業界には興味があるのか・ないのか、といった個人的な感想は赤い付箋、ビジネス絡みの見解は青い付箋、意味が分からない単語は黄色の付箋を貼り、自分のコメントも一緒に書き込んでいました。
 企業研究では、必ず店舗を見学しに行きました。平均10店舗くらいですが、本命の企業なら限度なく訪問する気で行きました。直接店員さんにお話を聞いたりもしましたが、長い時間居すわるよりも客として来店して違う立地の店舗をまわった方が効率よく比較できることもあるので、企業によって行動は分けていました。一番混雑している時間帯に行って、対応や客層などを見ていました。
 また会社説明会では、必ず人事の方に直に質問をしたりお話をしたりしていました。志望度が高い企業の説明会には全て参加し、そのことを面接でアピールしました。説明会前には日経テレコンを使って企業についてリサーチし、質問内容を事前に用意していました。

大学3年生・2月までの活動内容は?

 自己PR・ガクチカの添削、SPI対策は2月で終わらせ、残りの期間で個別の企業の講演や店舗見学に費やしていました。冬のインターンシップには参加せず、企業研究に力を注ぎました。でも、今思えば1dayインターンシップに参加していろんな企業を見ておくのもよかったかもしれません。

大学3年3月~4年5月までの活動内容は?

 3月には興味のある企業をプレエントリーして、受けたい企業を絞り込んでESの準備にとりかかりました。3月で締め切られるESを、キャリアアドバイザーの人に添削してもらい、5月に1社目の内定をいただきました。4月締切のESはほぼ全部通過し、グループディスカッション・面接もなんなく通過していたのですが、5月の個人面接で一気に“お祈り“されて手持ちが2社しか残りませんでした。

大学4年6月からの活動内容は?

 6月までに2社から内定をいただきましたが、まだ納得できなかったのでキャリアアドバイザーに相談して小売業と飲食業にも目を向けて就活を続けていました。結果、大手のカフェ企業から内定をいただきましたが、気になっていたもう一つの大手カフェ企業があったので、選考が行われるのを待っていました。10月~11月に説明会が開催され、実際に訪問し店舗見学にも行くと、自分の働くイメージ、そして就活の軸にぴったり合致していたので、本命の第1志望企業として選考に臨みました。内定をいただいた時は涙が出るほどうれしかったです。結果的に11月まで就活を続けてしまいましたが、やり切ったというのが率直な感想です。

エントリーシート(ES)ではどんな工夫をしましたか?

 ESでは、具体的な数字や体験を書くと人物像がはっきりしてくるとアドバイザーから聞いたので、そこを念頭に置きました。黒か青のボールペンで記述指定されている場合は、少しでも目を引きたいという理由から青を選んでいました。スナップ写真を要求されるESでは、アルバイトの時の笑顔の顔写真を選んでいました。

面接ではどんな工夫をしましたか?

 面接の時は、逆質問を必ず考えていました。私が内定を承諾した企業では「店長を経験した店舗と印象に残っているエピソード」を聞き、役員面接前にその店舗を見学し、役員の方にアピールしました。面接の練習は、慣れてしまうと素の状態が出せず丸暗記してしまう恐れもあったので、ほとんどしていません。面接官2人×1人の面接では個室のため自分の声がよく耳に入ったため、声の大きさやニュアンスを意識しながら話しました。基本的な質問しか聞かれませんでしたが、「なぜこのアルバイトを選んだのか」とか、私の場合は勉学に力を入れていたので「どうして大学院に進まなかったのか」といった突っ込んだ質問もされました。圧迫面接も体験しましたが、BtoCの会社の場合は採用意欲が高い表れだと思い、自信をもって答えました。

後輩へのアドバイスをお願いします!

 サービス業を目指しているのであれば店舗見学は必須です。
 説明会などで様々な企業の人事の方と話をすると社会人慣れして、面接でもゆとりをもって臨むことができます。言葉につまっても目線を合わせて笑顔でハキハキと話すと高く評価してくれます。
 なかなか内定がもらえなくても、秋選考になると筆記試験がパスできる企業があったり、大手でも応募できることがあったりするので狙い目です。
 私の場合は最初から業界を幅広く見てしていれば、もっと早く就活を終わらせられたのかもしれませんが、企業を実際に受けているうちに、そのつながりで出会えた企業もありました。何があっても常にプラスに考えていくことが就活の秘訣だと思います。

■目指した業界 
ホテル・ブライダル・レジャー・アミューズメント・流通・外食
■説明会に行った企業数 約50社 ■プレエントリーした企業数 約50社  ■ESを提出した企業数 約35社  ■面接を受けた企業数  約20社   
■内定した企業数 4社