就活体験レポート

メーカー 内定者の就活体験

ESは人に見てもらう、1次面接は「見た目」が大事

S.S.先輩

メーカー 内定 文学部 女性

2015年12月14日

就活は形から入る 髪を黒染めしノートを買ってスタート

 私の就活のスタートは3年生の9月、インターンシップに応募したことです。私は自分を「カタチから入るタイプ」だと思っていたので、髪を黒染めし、就活ノートと新しいメイク道具を買って気持ちを高めました。
 準備期間中はTOEICや秘書検定、SPIの勉強のインプットと、自己分析をしてESの練習をするアウトプットを交互にやることでモチベーションを保ちました。先に明かしてしまうと私のやる気は就活が解禁した3月以降急に失われますが、それ以前にコツコツやっていた土台があったのでなんとか乗り切ることができたと思っています。
 就活を早めに始めた一番の理由は、自分が人より少し有利な状況にある方がモチベーションを保てるタイプだと受験勉強などを通じて分かっていたからです。だから、スタートが早い方になれると考えて夏のインターンを自分の就活のはじまりに選びました。部活を数日休むことになり非難されましたが、結果的に行ってよかったと思っています。

周りががんばるとモチベーションダウン 説明会中居眠りも

 3月~4月は直感と縁を信じた会社の説明会へ1日1~2社、足を運んでいました。睡魔に勝てないことがこの頃の一番の悩みでした。さらに、モチベーションも低くなっていきました。理由の一つは周りが頑張り始めたこと、もう一つは気合を入れて臨んだ就活解禁にもかかわらず、説明会で毎回眠くなり集中できなかったことです。
 当時、頑張っている人を見ると自信をなくし、萎えました。また、普段集中して2時間以上同じ人の話を聞くとこがなかったからか、睡眠をとっても説明会中にウトウトしてしまい、自己嫌悪を感じていました。
 4月からは面接が始まり、常に同時に5社ほどの面接を進めている状況がその後続きました。

「素直さ、正直さ」買ってくれる会社に内定

 6月後半に1社(金融)、7月前半に1社(メーカー)内々定を頂きました。そのあとに開始当初に第1志望群だった新聞社の選考がありましたが集中力が続かず、7月に内々定した会社に8月1日に合格証明書をもらったことをきっかけとして就活を終了させました。
 内定をもらえた一番の決め手は、その会社独自の社風が、たまたま自分の本質とマッチしていたからだったと思います。「素直さ・正直さ」は自分の長所であり短所であり、いくら就職のためであっても変えられない部分であると感じていました。この部分を会社も大切にしていることは採用メッセージの他、合格通知書に記載されていた面接のフィードバックや内定式での挨拶の中でも感じることができました。面接では緊張しすぎてダメかと思いましたが、インターンシップに参加したことがよかったのか無事内定をもらうことができました。

後輩たちにメッセージ!

「就活は結局、運と縁」とよく言いますが、それは
①通るESが書けるようになること
②面接で素直に自分を伝えられるようになること
ができてから言えることでした。自分は不器用だと思う人はなおさら対策をすることをおすすめします。
 通るESを書くことに関しては、自己流で通さずにいろいろな人に見てもらうことが大切だと思います。私は友達、先輩、社会人の方に見ていただきました。結論は最初に、一文は短く、締め方といった「型」を習得した後、自分のオリジナリティーを出していけばいいと思います。
 面接に関しては、初期の1次~2次面接まではハキハキと喋る声の大きさや表情などの表面的なところが、2次~最終までの面接は会話の中身が見られていると感じました。初期は模擬面接や実践での練習が、後半は自己分析や事前の準備が効いてくると思います。