就活体験レポート

商社 内定者の就活体験

会社の人事が求めるのは学生時代の「結果」ではなく「過程」 自分に自信もって

S.N.先輩

商社 内定 政治経済学部 男性

2015年03月01日

元々は公務員志望も 海外旅行で「成長国とかかわりたい」

 元々は中央省庁で働こうと考えており、1年ほど勉強していました。
 しかし、見聞を広めるために大学3年次の夏期休業中に2週間ほど東南アジアに滞在しているうちに、役所という小さいコミュニティーで働くよりも、今も成長を続けている新興国に関わる仕事をしたほうが楽しい人生を送れるんじゃないかと思うようになりました。民間就職に興味がわき、まずはOB訪問を。10月ごろに各社が出版している業界地図本を使って業界研究もはじめました。

OB訪問で志望動機固め SPI対策は2冊だけ繰り返す

 就活が始まってからの12月~1月はOB訪問を通じ、自分の就活の軸と志望動機を「たくさんの人に喜んでもらえる仕事」という方向で固めていきました。志望業界は合同説明会にたくさん出席して幅広く業界を見てから、商社・物流・輸送機メーカーといった業種に絞っていきました。

 SPI対策は、基礎と応用のレベルの違う2冊のみを繰り返し解いていました。

最終面接では各社ごとの志望動機の差別化チェック

 面接が始まる4月までの時期は友達と一緒に模擬面接をして、企業面接のロールプレイングを行いました。
 また、大学のサークルやアルバイト先などの所属団体で卒業生を送り出す「追い出しコンパ」が行われる時期だったので、先輩方からアドバイスを頂いていました。
 4月からはひたすら、面接を受けていました。
 最終面接まで来ると、本当に入社する意思があるのかいろいろな角度から質問してくるので、各社ごとの志望動機の差別化をもう一度行っていました。

後輩たちに伝えたいこと!

 大企業に入社するには留学していないといけない、体育会出身でなければならない等の偏見を持っているために及び腰になっている人が多いと思います。しかし、人事が重視し学生に聞いてみたいことは、成し遂げた「結果」だけではなく、学生生活という「過程」の中でどのような考えを抱くようになって、どのような将来を描いているのかということだと思います。 自分に自信を持ちましょう。
 新卒採用はポテンシャル採用であり、面接とは自慢大会ではなく、自分にどれだけ可能性があるかを見せつける場であることを忘れないでください。