就活体験レポート

金融業界 内定者の就活体験

最初は業界を絞りすぎて壁に 視野は広くもとう

M.K.先輩

金融業界 内定 外国語学部 女性

2015年01月30日

初観劇の歌舞伎に心揺さぶられ、就活の軸定める

 就活を始めたきっかけは大学1年生の秋でした。受講していた授業担当の先生のお誘いで、ホテル業界に務める卒業生の方々の集いに参加。現場で働く先輩方のお話を拝聴するうちに就職活動を意識し始め、まずは時事のみならず様々なことにアンテナを張る(ニュース・新聞・本等で)よう心がけました。

 大学3年の夏に、父母の会主催の歌舞伎鑑賞教室に参加。以前は「歌舞伎は敷居が高く、言葉も難しくて私には早いのではないか。」と思っていましたが、実際に観劇し、役者の方々の鬼気迫る演技、衣装や舞台背景の美しさ、音楽の壮大さに心を揺さぶられ、「歌舞伎って和製ミュージカルみたいで面白い!」とハマりました。この感動を国内外問わず多くの人に広めたいと考えるようになり、就活の軸は「日本文化を国内外に発信すること」にしようと心に決めました。

3年夏は新聞社と印刷会社のインターンシップに

 就職活動が本格的に始まる3年生冬までは朝日学生キャリア塾(秋)をはじめ、大学主催の様々な就職活動対策セミナーに積極的に参加しました。

 2年時の夏には埼玉県の市役所のインターンシップに二週間参加しました。1年時から公務員試験の勉強をしていたため、実際に公務員の仕事を体感したいと考えたからです。
 健康福祉部における5部署の仕事を通して、公人として働く姿勢を学ぶことができました。

 3年生の夏期休業期間では新聞社と印刷会社のインターンシップに各一週間参加しました。新聞社は中学生時に特派員として記事の執筆や取材に携わる経験をしていたため、もっと新聞社の仕事を知りたい、体験したいと思い、志望しました。5日間で管理・財務・デジタル事業・企画事業・販売・広告の仕事をグループワークを通して学びました。

 印刷会社は、新聞の製作される過程を理解したいと思い、志望しました。新聞製作場を見学したり、5日間かけて新聞の一面を製作したりしました。両方のインターンを通じ、働くということを身をもって体感できたと思います。

「朝日学生キャリア塾」でESや面接対策進める

 3年12月から1月にかけては興味を持った数多くの企業にエントリーすることは勿論、大学内外の合同企業説明会へほぼ毎日足を運び、企業の方々と直接お会いするよう努めました。

 また、12月は朝日学生キャリア塾特別講座に参加し、ESや面接を集中的に対策し、本エントリーに備えました。

 2月から就活が本格的に始まる3月にかけても引き続き朝日学生キャリア塾の集中講座に参加。本格的な選考を前に最終確認・調整をしました。

 それ以外は毎日のように個別企業説明会の参加や、ESを書いては送る日々でした。

軸を絞りすぎて壁にぶつかる 最後は視野を広げて内定

 一次面接(主に複数人)を受ける日々でした。なかなか最終選考まで届かず、エントリー数が減る焦りから、祈られてはまた新たに企業をエントリーしていきました。

 就活の軸を「日本文化を国内外に発信すること」と定めたことで、受ける業界は当初マスコミ・演劇・ホテル・航空・旅行業界に絞っていました。しかし、これらの業界は大企業が多く、選考ではなかなか良い結果を出せませんでした。そこで、やりたいことだけでなく「貢献できること」は何かを考え「粘り強さ・協調性・英語力」を生かせる企業も探し始めました。その結果、7月の半ばに金融業の会社から内定を頂くことができました。

後輩に伝えたいこと

 軸を定めることは大切ですが、それにとらわれすぎて視野が狭くならないよう気を付けて下さい。私はこの点に気付くのが遅く、就職活動が長引いてしまったのであろうと今なら思えます。

 皆さんも、自分の決めた軸を大事にしつつ、自分の長所と企業との接点を見つけて挑戦することをお勧めします。