■IT業界というとかなり忙しいイメージですが、実際はどうですか？

　忙しさの波はあります。私はプランナーなので、アプリの改良前などはどうしても忙しくなりますね。私がしっかりプランニングして、エンジニアさんに伝えなければ、後でみなさんに迷惑をかけたりするので、手を抜けません。それ以外の時期はほかのみなさんとコミュニケーションをとりながら、進捗管理をしています。

■週休何日ですか？残業は多いですか？

　週休2日です。残業は遅くても22時ぐらいまで、早い日は普通に19時ぐらいに帰れます。残業する日もありますが、「遅くまで働かねば」といった雰囲気ではなく、逆に「業務時間内に仕事を終わらせよう」といった社風ですね。残業していると「早く帰りなよ」と心配されます。

■朝は何時の出社ですか？

　10時出社ですが、9時には来ています。朝の静かな時間帯に仕事をするのが好きなので、早めに出社しています。

■とても新入社員とは思えない考え方、働きぶりです。社内でMVP（最優秀新人賞）も取られたそうですね。

　はい、MVPはタップルのスマホブラウザ版の立ち上げと、目標だった課金率を達成したことでいただきました。でも、まだまだこれからです。

■仕事で悩んでいることはありますか？

　今も毎日悩んでいるのは、「周囲の巻き込み方」です。仕事では入社２年目の自分よりも、知識も技術力も上のエンジニアの方たちにアプリの仕様書を渡し、作業をお願いすることになります。その時にどうやって「一緒に作り上げましょう！」と巻き込んでいけばいいかというのが課題ですね。

■周囲を巻き込むとは？

　アプリを作る時には周囲を巻き込まないと、「こういうアプリが作りたいんだ」という熱意がうまく伝わらず、完成版もイマイチなものになってしまいます。ただ、巻き込みすぎても仕事の邪魔をしてしまったり、お互いの気持ちに温度差が出てしまったりするので、さじ加減が難しいですね。エンジニア、デザイナー、プランナーそれぞれの強みをいかして、最高のサービスを作り上げるのが目標です。

■今後、タップル以外に手がけてみたいサービスはありますか？

　今は「一番」にこだわり、まずはタップルを日本の人、世界の人に使ってもらえるサービスにしたいですね。
　その上で20代のうちに自分がプロデュースしたヒットサービスは必ず出したいと思っています。他にもやりたいことはたくさんあります。たとえば、いつかは脚本家の方に協力してもらいながら、タップルを題材にしたドラマや映画が作れたらいいですね。何か日本の文化になるようなものを作っていきたいです。