■三菱地所って?
――三菱地所は社名からは仕事内容がわかりにくいですよね。どういう会社で、何をしているのか、わかりやすく教えてもらえませんか。
伊藤さん 当社は総合ディベロッパーといわれる業界に属しています。業務内容をひと言で言うと「街づくり」です。街には住宅・オフィスビル・商業施設・ホテル・リゾートなど、様々な建物や施設があります。それらの開発、運営管理を通じて、皆さんの生活の場である街をつくり、育てている。それが我々総合ディベロッパーの仕事です。
――スケールの大きな仕事ですね。建物をつくって終わりではないんですね。
伊藤 当然、つくって終わりではありません。出来上がった建物は使用していただいて初めて意味を持つものです。分譲物件なら買ってくれる方を探す、賃貸物件なら借りて事業をしてもらうテナントを探す。また、建物というのは建てるまでより、建ってからの方がずっと長い。その長い期間にわたって、建物の快適な状況を保ち、価値を高めていく「運営管理」の仕事も非常に重要です。その中でも当社は、街全体を事業のフィールドと捉え、エリア全体としての価値向上を目指す「エリアマネジメント」を重視している点に特徴があると評価されています。
――東京・丸の内の開発が有名ですが、丸の内地区はもともと三菱地所の土地なんですか。
伊藤 歴史を紐解いていくと、かつて丸の内は大名屋敷が立ち並ぶ街でした。明治維新後は陸軍が練兵場(れんぺいじょう)として使っていたようですが、1890年、明治政府が払い下げを行った際に当時の三菱社が購入し、その後、三菱社の不動産セクションが独立化して三菱地所という会社ができて、丸の内一帯の土地を譲り受け、街づくりを行ってきました。とはいえ、三菱地所が所有している土地建物は、丸の内全体の約3分の1ですので、他の地権者とも共同しながら一緒に街づくりを行っています。
――横浜・みなとみらい地区も三菱地所の開発ですね。
伊藤 もともと三菱重工業の造船ドッグがあったエリアです。区画整理で現在の街区割りに整備された当地区を他の地権者や行政と共同しながら街をつくってきました。当社の開発した横浜ランドマークタワーが街づくりに与えた影響は非常に大きいでしょうし、その他の開発も含め、民間最大の地権者として主導的な役割を果たしてきたとは言えるかもしれませんね。
――開発した後のビジネスモデルは?
伊藤 開発した建物を保有し続けて、入居テナントからの賃料収入で投資を回収するケース、開発した建物を売却して投資を回収するケース、大きく分けて二つのビジネスモデルがあります。どちらが良い、悪いというわけではなく、物件の立地や市況、ポートフォリオの状況などを見ながら、判断を行っていきます。
――三菱地所本体の社員数は670人ほどとあまり多くない一方、グループ会社がたくさんあって合わせると8000人規模ですね。どう役割分担しているんですか。
伊藤 街づくりに関わる全てを三菱地所単独で行う訳ではありません。ある部分はグループ会社が担い、ある部分は三菱地所が、ある部分は一緒に、それぞれの専門性や特性を生かしながら仕事をしています。三菱地所本体で行っていた仕事が分社化されて誕生したグループ会社も多数あります。たとえばビルの運営管理をする「三菱地所プロパティマネジメント」という会社もそうですし、マンション分譲事業を担っている「三菱レジデンス」という会社は、三菱地所の住宅開発部門とM&A(買収、合併)した分譲マンション大手の藤和不動産などが一緒になって誕生した会社です。
山田さん 不動産業界って裾野が広いんです。開発、管理、仲介などいろんな仕事がある。扱う不動産の種類もオフィスビル、マンション、ホテル、ゴルフ場などさまざま。それぞれ専業のグループ会社がそれぞれの業界で勝てる体質をつくっていく。当社の社員は少ないですが、グループとしての一体感をつくる役回りも担っています。
――すると、三菱地所本体の役回りはグループ会社を束ねて統括することですか。
伊藤 機能が分かれている部分もあれば、三菱地所のみが担当している仕事もあるので単純に統括というわけではありません。現在当社が新卒で採用しているのは総合職なので、当社の携わるあらゆる仕事に関わる可能性があります。グループ会社に出向してそれぞれのプロフェッショナルとして働くケースもある。ある仕事で得た経験を、他のセクションに行って生かす。そういう横串的な役割があります。
――採用は、グループで一緒にしているのですか。
伊藤 それぞれ別に行っています。三菱地所グループ内で様々な会社が新卒採用を行っていますので、ぜひ興味のある分野の会社について調べてみてほしいと思います。併せて、グループ内の繋がりも意識していただけると嬉しいです。
三菱地所株式会社
2015シーズン【第15回 三菱地所】
チームで街をつくる、育てる仕事 自分の言葉で価値観伝えて
三菱地所 人事部 副主事 伊藤高久(いとう・たかひさ)さん、副主事 山田由紀(やまだ・ゆき)さん
2014年02月27日
華やかな建物も地道な作業の積み重ね
■仕事内容
――三菱地所の社員の仕事を具体的に教えてください。
山田 ホールディングカンパニーのように統括会社があってそれぞれの現場を束ねているわけではないので、簡単にこれですというのは難しいです。仕事の内容や立場は年次によってもキャリアによっても違います。開発や管理の現場に出て最前線で仕事することもあるし、本社のコーポレートスタッフ部門で経営企画や経理を担当することもある。グループ会社に出向して、マネジメントを担うこともあります。総合職である以上、いくつかの事業グループをまたいで異動して、いろんな役割を果たします。将来的には専門的な仕事をするかもしれないし、マネジメント的な仕事をするかもしれない。いずれにしても、こうした経験をもとにグループ全体を俯瞰(ふかん)しながら、違った視点で業務を捉え、世の中を見て、グループのリソース(資産)を活用できるようになるのではないかと思います。
――仕事の具体的なイメージを知りたいので、お二人の主な経歴を教えていただけませんか。
伊藤 2002年に入社して最初に配属になったのは、三菱地所グループ全体の営業窓口を担う部署でした。企業の不動産に関する悩みに対して、三菱地所の様々な部署、様々なグループ会社のできることを組み合わせて解決策を提案する仕事。有効に使えていない土地があるとか、古くなった社宅をどうしようとか、不動産を持っている会社は何かしら悩みを持っています。グループ各社はそれぞれ単独でも営業活動していますが、一つの会社だけでは解決できない複合的なケースや、技術やノウハウを組み合わせることでよりよいソリューションを提供できるケースがある。お客様の悩みに応え、最終的に三菱地所グループのビジネスに繋げていくことが目指すゴールです。この部署には3年間いて4年目に札幌支店に転勤になりました。
――札幌ではどんな仕事を?
伊藤 様々な建物の開発を担当しました。土地を購入して、どのような建物をつくるかをプランニングし、完成までプロジェクトを推進していく業務です。本社にいると、施設の用途ごとに担当部署が分かれていることが多いですが、支店は人数が少ないこともあってオフィスビルもマンションも商業施設も担当することができる環境でした。手に入れた土地情報について、ここならマンションがいい、この立地なら良いオフィスビルが建てられる、と検証しながら事業を組み立てていく。2人くらいのチームで動き、設計会社やゼネコンなど、社外のプロフェッショナルをまとめながら、マンションだと2年くらい、オフィスビルだと3年くらいの開発期間を経て建物を完成させる。扱う金額も責任も大きい仕事でしたが、その分やりがいも非常に大きかった。札幌支店では5年間仕事をして、東京に戻ると同時に人事部に配属になり、今年で4年目になります。
――山田さんの経歴を教えてください。
山田 私は2003年入社で、4年間、資産開発事業部(当時)という部署で投資家向けのオフィスビルや商業施設の開発をしました。投資家というのは不動産ファンドやリート(不動産投資信託)です。開発をして、テナントに入居していただいてから、物件を売却するという流れです。担当した東京の住宅地の商業施設では、近所の方が毎日でも来られるような物件をつくろうという思いを持って担当していました。
――その後はどんな仕事を?
山田 商品企画部(当時)に異動になりました。今では三菱地所レジデンスの中にある、住宅事業での技術的なサポートをするスタッフ系の部署です。マンションを買ってくださったお客様向けの満足度向上の事務局を3年間担当しました。モデルルームでお客様が物件購入の契約をするときには、マンションは出来上がっていないことが多い。間取りや内装は本来決められたものがあるのですが、工事のスケジュールによっては多少の変更は可能です。住み方は、お客様ごとに一軒一軒違うはずです。リビングが広い方がいい、収納は多くほしい、子どもがいるから部屋は二つに分けて……とライフスタイルや要望をヒアリングして、ゼネコンや設計担当と打ち合わせをしながら、こだわりを実現するお手伝いをしていました。2010年の4月に人事業務のグループ会社に出向して、人材育成の仕事を2年少し担当し、今は人事部で人材育成に加えて採用を担当しています。
――印象に残った仕事について聞かせてください。
伊藤 「ものづくり」がしたいと思ってこの会社に入ったので、最初に自分が手がけた物件が印象に残っています。札幌で手掛けた分譲マンションの開発です。開発というのは、出来上がる建物は大きくて華やかですが、ものすごく地道な作業の積み重ね。土地を買う時のオーナー、地権者との調整に始まり、設計を細かく詰めたり、ゼネコンと工事費の見積もりを突き合わせたり……。様々な苦労の末に建物が完成したときは本当にうれしかったです。そして、自分の仕事の成果がお客様に届く瞬間を間近に見られたことも大きかった。
我々がつくっているのはプラモデルではなく、人の生活する場所です。たとえば分譲マンションの場合、購入された方の住まう場所になるわけです。購入してくださったお客様が、完成したマンションに幸せそうに引っ越される場面に立ち合い、小さいお子さんがうれしそうに走り回り、家族で幸せそうに入っていく姿を見て、自分の仕事の先に何があるのか理解できましたし、この仕事を選んでよかったと心から感じました。
山田 二つ目にお話しした住宅の仕事でしょうか。最初の部署での立場は、開発のプロジェクトマネジャーだったので、建物全体を何百億円単位で捉えていましたが、次の仕事はお客様のお宅一戸ずつに関する仕事。お客様にとっては、何千万円という大きな額の、一生に一回の大切な買い物です。インテリアコーディネーターがお客様のバックグラウンド、家族構成、ライフスタイルを踏まえてまとめてきた変更プランを、○○○号室○○様と書かれた個別の図面を見ながら、どのようにつくっていくか、関係者で検討していきます。技術的に対応できないこと、会社の基準で対応できないこともありますが、少しでもお客様の要望をかなえられるように、代替案も含めプランを考えていく。スケジュール的にチャレンジングなこともあるし、お客様の予算が十分でない場合もある中で、ベストの答えを一つ一つ考えていく。そのためにゼネコンも設計もインテリアコーディネーターも社内の人間も巻き込んでいく仕事でした。
スケールの大きな仕事だと思って入社したディベロッパーで、こんな風に一人ひとりのお客様に向けて細やかに対応していく仕事が存在するんだ、実はヒューマンスケールな仕事ができる会社なんだって、仕事の捉え方が変わった出来事でした。たとえば商業施設がオープンした時の数万人単位の集客というのも、一人ひとりのお客様の気持ちが動いた積み重ねなんだと気づきました。すごく身近で、いい仕事だなって思います。
■求める人材
――どんな人材を求めていますか。
伊藤 もちろん、ベースとしての誠実さや努力を重ねる力、コミュニケーションをとる能力は必要だと思いますが、定型的な求める人材像というのはありません。多様な個性があって組織は強くなると思っています。不動産業界・ディベロッパー業界というと、すごく積極的であったり、体育会的なパワフルな人が多い、というイメージを持たれがちかもしれませんが、そんな人ばかりではありません。みなさんそれぞれいいところがあると思うので、それを生かして仕事をしてほしい。ですから、求める人材像は特に設けていません。
――内定する人のカラーというのはありますか。
伊藤 共通しているのはチームで仕事をするのが好きで、そこに価値を感じてくれる方でしょうか。ディベロッパーの仕事は社内・社外の関係者をまとめ、チームとしてよりよい街をつくる仕事。1人でバリバリ仕事をするのが好きというよりも、チームとして最大限の成果を発揮することに心を砕く、そんな方が多いような気がします。
――三菱地所の社員の仕事を具体的に教えてください。
山田 ホールディングカンパニーのように統括会社があってそれぞれの現場を束ねているわけではないので、簡単にこれですというのは難しいです。仕事の内容や立場は年次によってもキャリアによっても違います。開発や管理の現場に出て最前線で仕事することもあるし、本社のコーポレートスタッフ部門で経営企画や経理を担当することもある。グループ会社に出向して、マネジメントを担うこともあります。総合職である以上、いくつかの事業グループをまたいで異動して、いろんな役割を果たします。将来的には専門的な仕事をするかもしれないし、マネジメント的な仕事をするかもしれない。いずれにしても、こうした経験をもとにグループ全体を俯瞰(ふかん)しながら、違った視点で業務を捉え、世の中を見て、グループのリソース(資産)を活用できるようになるのではないかと思います。
――仕事の具体的なイメージを知りたいので、お二人の主な経歴を教えていただけませんか。
伊藤 2002年に入社して最初に配属になったのは、三菱地所グループ全体の営業窓口を担う部署でした。企業の不動産に関する悩みに対して、三菱地所の様々な部署、様々なグループ会社のできることを組み合わせて解決策を提案する仕事。有効に使えていない土地があるとか、古くなった社宅をどうしようとか、不動産を持っている会社は何かしら悩みを持っています。グループ各社はそれぞれ単独でも営業活動していますが、一つの会社だけでは解決できない複合的なケースや、技術やノウハウを組み合わせることでよりよいソリューションを提供できるケースがある。お客様の悩みに応え、最終的に三菱地所グループのビジネスに繋げていくことが目指すゴールです。この部署には3年間いて4年目に札幌支店に転勤になりました。
――札幌ではどんな仕事を?
伊藤 様々な建物の開発を担当しました。土地を購入して、どのような建物をつくるかをプランニングし、完成までプロジェクトを推進していく業務です。本社にいると、施設の用途ごとに担当部署が分かれていることが多いですが、支店は人数が少ないこともあってオフィスビルもマンションも商業施設も担当することができる環境でした。手に入れた土地情報について、ここならマンションがいい、この立地なら良いオフィスビルが建てられる、と検証しながら事業を組み立てていく。2人くらいのチームで動き、設計会社やゼネコンなど、社外のプロフェッショナルをまとめながら、マンションだと2年くらい、オフィスビルだと3年くらいの開発期間を経て建物を完成させる。扱う金額も責任も大きい仕事でしたが、その分やりがいも非常に大きかった。札幌支店では5年間仕事をして、東京に戻ると同時に人事部に配属になり、今年で4年目になります。
――山田さんの経歴を教えてください。
山田 私は2003年入社で、4年間、資産開発事業部(当時)という部署で投資家向けのオフィスビルや商業施設の開発をしました。投資家というのは不動産ファンドやリート(不動産投資信託)です。開発をして、テナントに入居していただいてから、物件を売却するという流れです。担当した東京の住宅地の商業施設では、近所の方が毎日でも来られるような物件をつくろうという思いを持って担当していました。
――その後はどんな仕事を?
山田 商品企画部(当時)に異動になりました。今では三菱地所レジデンスの中にある、住宅事業での技術的なサポートをするスタッフ系の部署です。マンションを買ってくださったお客様向けの満足度向上の事務局を3年間担当しました。モデルルームでお客様が物件購入の契約をするときには、マンションは出来上がっていないことが多い。間取りや内装は本来決められたものがあるのですが、工事のスケジュールによっては多少の変更は可能です。住み方は、お客様ごとに一軒一軒違うはずです。リビングが広い方がいい、収納は多くほしい、子どもがいるから部屋は二つに分けて……とライフスタイルや要望をヒアリングして、ゼネコンや設計担当と打ち合わせをしながら、こだわりを実現するお手伝いをしていました。2010年の4月に人事業務のグループ会社に出向して、人材育成の仕事を2年少し担当し、今は人事部で人材育成に加えて採用を担当しています。
――印象に残った仕事について聞かせてください。
伊藤 「ものづくり」がしたいと思ってこの会社に入ったので、最初に自分が手がけた物件が印象に残っています。札幌で手掛けた分譲マンションの開発です。開発というのは、出来上がる建物は大きくて華やかですが、ものすごく地道な作業の積み重ね。土地を買う時のオーナー、地権者との調整に始まり、設計を細かく詰めたり、ゼネコンと工事費の見積もりを突き合わせたり……。様々な苦労の末に建物が完成したときは本当にうれしかったです。そして、自分の仕事の成果がお客様に届く瞬間を間近に見られたことも大きかった。
我々がつくっているのはプラモデルではなく、人の生活する場所です。たとえば分譲マンションの場合、購入された方の住まう場所になるわけです。購入してくださったお客様が、完成したマンションに幸せそうに引っ越される場面に立ち合い、小さいお子さんがうれしそうに走り回り、家族で幸せそうに入っていく姿を見て、自分の仕事の先に何があるのか理解できましたし、この仕事を選んでよかったと心から感じました。
山田 二つ目にお話しした住宅の仕事でしょうか。最初の部署での立場は、開発のプロジェクトマネジャーだったので、建物全体を何百億円単位で捉えていましたが、次の仕事はお客様のお宅一戸ずつに関する仕事。お客様にとっては、何千万円という大きな額の、一生に一回の大切な買い物です。インテリアコーディネーターがお客様のバックグラウンド、家族構成、ライフスタイルを踏まえてまとめてきた変更プランを、○○○号室○○様と書かれた個別の図面を見ながら、どのようにつくっていくか、関係者で検討していきます。技術的に対応できないこと、会社の基準で対応できないこともありますが、少しでもお客様の要望をかなえられるように、代替案も含めプランを考えていく。スケジュール的にチャレンジングなこともあるし、お客様の予算が十分でない場合もある中で、ベストの答えを一つ一つ考えていく。そのためにゼネコンも設計もインテリアコーディネーターも社内の人間も巻き込んでいく仕事でした。
スケールの大きな仕事だと思って入社したディベロッパーで、こんな風に一人ひとりのお客様に向けて細やかに対応していく仕事が存在するんだ、実はヒューマンスケールな仕事ができる会社なんだって、仕事の捉え方が変わった出来事でした。たとえば商業施設がオープンした時の数万人単位の集客というのも、一人ひとりのお客様の気持ちが動いた積み重ねなんだと気づきました。すごく身近で、いい仕事だなって思います。
■求める人材
――どんな人材を求めていますか。
伊藤 もちろん、ベースとしての誠実さや努力を重ねる力、コミュニケーションをとる能力は必要だと思いますが、定型的な求める人材像というのはありません。多様な個性があって組織は強くなると思っています。不動産業界・ディベロッパー業界というと、すごく積極的であったり、体育会的なパワフルな人が多い、というイメージを持たれがちかもしれませんが、そんな人ばかりではありません。みなさんそれぞれいいところがあると思うので、それを生かして仕事をしてほしい。ですから、求める人材像は特に設けていません。
――内定する人のカラーというのはありますか。
伊藤 共通しているのはチームで仕事をするのが好きで、そこに価値を感じてくれる方でしょうか。ディベロッパーの仕事は社内・社外の関係者をまとめ、チームとしてよりよい街をつくる仕事。1人でバリバリ仕事をするのが好きというよりも、チームとして最大限の成果を発揮することに心を砕く、そんな方が多いような気がします。
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