
2025シーズン 伊藤忠商事
【人事のホンネ 特別編】「人気企業ランキング」6年連続1位! 人気の理由聞きました
人事・総務部 採用・人材マネジメント室 市川丈陽(いちかわ・じょうや)さん
2024年03月26日

ゼロからビジネスつくりあげてきた歴史
■人気の理由
――6年連続でランキング1位を獲得されました。人気の理由は何だと思われますか。
市川さん 1つは、伊藤忠商事をはじめとする大手総合商社の業績が伸びているためだと思います。伊藤忠商事は2022年3月期に最高益を達成。2023年度も多分野で大きく収益を伸ばしています。
業績好調な業種の中でも、商社という業種は可能性が制限されておらず、新しい挑戦ができる業界とみられています。私たち伊藤忠商事は江戸時代末期に伊藤忠兵衛が創業して以来、ゼロからビジネスを作り上げてきたという会社のDNAがあります。社員一人ひとりが挑戦を続けてきた歴史や社風がある、ということを学生にも伝えています。
――総合商社の中でも、伊藤忠商事のランキングは目立って高いです。
コンビニ大手のファミリーマートやアパレルブランドを傘下に持つなど、生活消費関連という学生に親しみのある分野に強みを持っていることが大きな特徴と思います。私も学生に、伊藤忠商事ではみなさん自身が生活で触れている世界を構築できるという話をしています。
中期経営計画でも消費者からのニーズをくみ取った「マーケットイン」の発想による事業変革に取り組むと記載しており、ビッグデータを解析してマーケットのニーズにあった製品を世に出そうという意識を強く持っています。そういったブランディングが、効を奏しているのかなと思います。
■SDGsへの取り組み
――SDGs推進にも積極的に取り組んでいますね。
ファミリーマートの中食包装をバイオマスにしたり、フードロス削減に取り組んだりと、生活消費関連分野を通してSDGsに積極的に取り組んでいることが学生に伝わっていると感じます。いまは福利厚生や待遇面だけでなく、自分がどれだけ会社を通して社会貢献できるかを就職活動の軸にする学生が増えており、就活イベントの質疑応答でも「伊藤忠商事で代表的なSDGs関連の取り組みは何ですか」という質問をよく受けます。当社はそういう学生のニーズに訴求できているのではないでしょうか。
――学生はどこで伊藤忠商事を知るのでしょうか。
中学、高校時代にニュースで見たり、CMで知ったりした学生が多いようです。
■働き方改革への取り組み
――働き方改革にも取り組まれています。
2013年に午後8時以降の残業を禁止し、仕事を朝型にシフトする「朝型勤務」を取り入れました。さらにフレックスタイム制度も取り入れ、勤務時間を柔軟にしました。私も、フレックスタイム制度を活用しています。朝6時半には軽食が提供されていて、その時間であっても既に行列ができています。
――なぜ、伊藤忠商事では働き方改革が浸透したのでしょうか。
伊藤忠商事は10年かけて長時間労働をよしとする意識を変えてきました。伊藤忠商事は他商社に比べて社員数が少なく、成果が求められるため、一人ひとりが生産性を上げていかないといけません。「厳しくとも働きがいのある会社」というのが当社のフレーズですが、その中で無駄を省き、限られた時間で効率的に仕事をしていく文化が育っていたと思います。先日受けた取材では「OSができていた」という表現を経営トップがしていました。
働き方改革では特に、メリハリのある働き方ができていると思います。今の学生の多くは成長のできる職場を求めており、伊藤忠はメリハリのある働き方で成長できるという風に学生にとらえられているのでは、と思います。そこも人気の理由ではないでしょうか。私も就活時、オンとオフを切り替えながらいきいきと働きたいという思いがありましたので、この会社はすごく適していたと思います。
――6年連続でランキング1位を獲得されました。人気の理由は何だと思われますか。
市川さん 1つは、伊藤忠商事をはじめとする大手総合商社の業績が伸びているためだと思います。伊藤忠商事は2022年3月期に最高益を達成。2023年度も多分野で大きく収益を伸ばしています。
業績好調な業種の中でも、商社という業種は可能性が制限されておらず、新しい挑戦ができる業界とみられています。私たち伊藤忠商事は江戸時代末期に伊藤忠兵衛が創業して以来、ゼロからビジネスを作り上げてきたという会社のDNAがあります。社員一人ひとりが挑戦を続けてきた歴史や社風がある、ということを学生にも伝えています。
――総合商社の中でも、伊藤忠商事のランキングは目立って高いです。
コンビニ大手のファミリーマートやアパレルブランドを傘下に持つなど、生活消費関連という学生に親しみのある分野に強みを持っていることが大きな特徴と思います。私も学生に、伊藤忠商事ではみなさん自身が生活で触れている世界を構築できるという話をしています。
中期経営計画でも消費者からのニーズをくみ取った「マーケットイン」の発想による事業変革に取り組むと記載しており、ビッグデータを解析してマーケットのニーズにあった製品を世に出そうという意識を強く持っています。そういったブランディングが、効を奏しているのかなと思います。
■SDGsへの取り組み
――SDGs推進にも積極的に取り組んでいますね。
ファミリーマートの中食包装をバイオマスにしたり、フードロス削減に取り組んだりと、生活消費関連分野を通してSDGsに積極的に取り組んでいることが学生に伝わっていると感じます。いまは福利厚生や待遇面だけでなく、自分がどれだけ会社を通して社会貢献できるかを就職活動の軸にする学生が増えており、就活イベントの質疑応答でも「伊藤忠商事で代表的なSDGs関連の取り組みは何ですか」という質問をよく受けます。当社はそういう学生のニーズに訴求できているのではないでしょうか。
――学生はどこで伊藤忠商事を知るのでしょうか。
中学、高校時代にニュースで見たり、CMで知ったりした学生が多いようです。
■働き方改革への取り組み
――働き方改革にも取り組まれています。
2013年に午後8時以降の残業を禁止し、仕事を朝型にシフトする「朝型勤務」を取り入れました。さらにフレックスタイム制度も取り入れ、勤務時間を柔軟にしました。私も、フレックスタイム制度を活用しています。朝6時半には軽食が提供されていて、その時間であっても既に行列ができています。
――なぜ、伊藤忠商事では働き方改革が浸透したのでしょうか。
伊藤忠商事は10年かけて長時間労働をよしとする意識を変えてきました。伊藤忠商事は他商社に比べて社員数が少なく、成果が求められるため、一人ひとりが生産性を上げていかないといけません。「厳しくとも働きがいのある会社」というのが当社のフレーズですが、その中で無駄を省き、限られた時間で効率的に仕事をしていく文化が育っていたと思います。先日受けた取材では「OSができていた」という表現を経営トップがしていました。
働き方改革では特に、メリハリのある働き方ができていると思います。今の学生の多くは成長のできる職場を求めており、伊藤忠はメリハリのある働き方で成長できるという風に学生にとらえられているのでは、と思います。そこも人気の理由ではないでしょうか。私も就活時、オンとオフを切り替えながらいきいきと働きたいという思いがありましたので、この会社はすごく適していたと思います。
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