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■選考フロー
──選考フローを教えてください。最初に履歴書を提出するのですか。
そうですね。その段階で職種希望を聞き、応募要件とマッチングしたらエンジニアの場合は「技術テスト」という形でコーディングのテストをします。それに合格した人は面接2回、それからインターンシップに来てもらいます。
──面接2回の後にインターンがあるのですか。
はい。このインターンが2~3カ月ぐらいありまして、お互いにマッチングをした場合はその後2回の面接を行い、内定が出るというプロセスです。
インターンはお互いの理解を促進するのが一つの狙いですね。実際に働いてもらうことで学生さんの会社への理解も深まりますし、メルカリとしてもマッチングを図れます。入社後、基本的にはインターンの受け入れチームに配属されるので、すぐに即戦力として早い段階から働いてもらえるのも狙いです。
──インターン先に配属されることが多いのですね。
インターン先に配属される場合が多いので、業務内容をしっかり把握されてから入社いただくことが可能です。
──どの部署でインターンをするかは希望できますか。
はい、希望を聞きます。例えば、「メルカリとメルペイのどちらで働きたいか」というサービスの興味、「どういうポジションを希望しているか」というポジションの興味を聞いて受け入れるので、そんなに大きく期待値が変わることはないかなとは思います。
──ポジションというのはどういう選択肢があるんですか。
得意な技術に対して希望を聞きます。メルカリのiOSのエンジニアとして入りたいとか、フロントエンドのエンジニアとして入りたいとか、そういう希望を聞きます。
──最初の履歴書は特にエントリーシート(ES)は指定していないそうですね。具体的にどういうものを求めていますか。
エンジニア採用の場合だと開発経験を重視します。例えば、「該当ポジションのプログラミング言語を利用した開発経験があるか」「過去に自分でアプリを作った経験があるか」「チームで開発した経験があるか」「インターン参加の経験があるか」など、開発経験をヒアリングしています。新卒でも最近は開発経験がある人が多い印象です。インターンへの参加、リモートで働く選択肢も増えているので、全国的に経験している人が多いですね。
──何も作っていない人は、もう選考しようがないというか。
現在は基本的には開発経験があるかたを対象として選考を行っております。一方機械学習系のエンジニアポジションだと、開発経験というよりは大学でどういった研究をしているのか、研究内容とメルカリが機械学習の領域でやっていきたいことのマッチ度を重視しています。
──一般的な就活のESだと「大学時代はアルバイトを頑張りました」みたいなパターンもあると思うんですけど、それは求めていない?
そうですね。メルカリは職種別採用ですし、入社後すぐに活躍するトップタレントを採用したいという方針です。そこから逆算すると、学生時代から経験を持っている人々に会いたいですね。
──志望動機は聞きますか。
エンジニア採用だと、志望動機はエントリー時点では聞いていません。面接で聞きます。
──履歴書でどれぐらい絞りますか。
履歴書は厳しくはないと思います。どちらかというと技術テストのハードルが高いです。
──ファイナンス、リーガル系も同じフローですか。
ファイナンスやリーガルは一般的な就活のフローに近いです。志望動機を書いたり、ESみたいなものも出したりしてもらいます。そこではガクチカも聞いていますね。メルカリのバリューという3つの行動指針(「Go Bold」「All for One」「Be a Pro」)に沿った学生時代の活動、頑張ったことを教えてくださいと聞いています。
3つのバリューの中でも特に「Go Bold(大胆にやろう)」、自分で大きくチャレンジする経験をメルカリはすごく大事にしています。候補者ごとに殻を破って、チャレンジした取り組みだったかどうかを確認しています。
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