
食と健康を追求する同社は、「1対1」で何度も繰り返す面接や、独自のビジネスワークショップなど、採用面でも強いこだわりを持っているようです。今回は、人事部のお二人に話を聞きました。(編集長・木之本敬介)
■採用実績・職種
――2016年入社の採用実績を教えてください。
福永さん(写真左) 「事務系」が37人、「技術系」27人の計64人です。
――事務系でも理系学生を採用しますか。
福永 はい。たとえば、加工食品メーカー向けのBtoB(Business to Business=企業間取引)ビジネスをしている部署の営業担当は顧客の開発担当や研究所の方と話すので、農学や水産など理系出身者のほうがクライアントの課題をキャッチしやすい面があります。従来、事務系の理系出身者は年に1人か2人でしたが、2016年入社では8人に増えました。
――2017年卒の採用数は?
福永 計86人です。事務系が49人で、男性19人、女性30人です。技術系は37人。うち男性26人、女性11人です。合わせると男性45人、女性41人になります。
2017年卒採用は事業拡大に伴って増やしました。2018年卒以降もおそらく同じぐらい採用する予定です。
――社員全体の男女比を教えてください。
福永 約3400人のうち、女性社員が約1000人を占めます。女性社員が出産などを経た後もイキイキと働きやすいよう、「在宅勤務制度」や「スーパーフレックスタイム」、「どこでもオフィス」を導入するなど様々な制度を拡充しています。
――男子学生と女子学生に違いはありますか。
安藤さん(写真右) 「こういう仕事がしたい」という志望のみならず、働き方まで含めた意識は女子の方がかなり高いかもしれません。採用ウェブサイトにも「子育てしながら働く」という働き方を考える内容を盛り込んだので、効果があったのかなと思います。
――女子学生の反応は?
安藤 セミナーでの質問内容が変わりました。たとえば、以前は「どんな制度があるんですか?」から始まったところが、「その制度を使って職場に復帰した際の周りの反応は?」など、ある程度の知識を前提とする質問が増えました。その分深いディスカッションができるようになりましたね。
――採用サイトに力を入れているんですね。
福永 働き方のほか、「成長」をコンセプトにサイト内のコンテンツを見直しています。当社人事部には、「人を求めてやまず、人を活かす。」という不文律があります。同じ価値観を共有できる、よき仲間に出会いたい。一度、よき仲間となったからには、どこまでも成長してほしい。心からそう願っています。また、学生も単に金銭面などの条件よりも「自分が社会人になって、やりがいのある仕事を通じていかに成長していけるか」を描ける企業を重視しているのではないかと感じています。
――クリエイティブ職の採用もありますね。新卒採用する会社は珍しいと思います。テレビCMなど広告が多いからですか。
安藤 広告だけでなく商品パッケージデザインなども担います。社内では日々、お客様に商品のメッセージをどう届けるか、マーケターたちが考えています。それをパッケージでどう表すか、互いの意志や考えをくみ取り、深いコミュニケーションが必要になります。マーケティングの一環となるので、社内にその思考も持ち合わせたクリエイティブ人財が必要と考えています。
福永 クリエイティブ職の社員は10人もいませんが、タイなど海外にも駐在しています。海外の大手食品会社との競争の中で、専門的なスキルを持った者が現地に駐在し、エリアごとにきちんとパッケージをデザインして、マーケティングや広告戦略を現地の仲間と一緒に考えています。