
――2014年春の新入社員の数を教えてください。
職種が大きく三つに分かれています。総合職は31人。パーク内施設のメンテナンスや、新しい施設の建設、改修工事を担当する技術職が6人、それ以外の専門スキルをもった職種が2人で、新卒採用は全部で39人でした。男性19人、女性20人でほぼ半々です。
――総合職で入社すると、どんなキャリアを積むのでしょう?
新卒で入ると、最初は仕事を覚えてもらうため、全員キャスト(パークで働くアルバイト)と一緒にパークのオペレーション(現場での運営)をします。そこで我々の収益の源泉は何なのか、仕事を通じてしっかり理解してもらう。キャストは二つのパークで1万8000人くらい。彼らを統括する「スーパーバイザー」という役割まで担当してもらいます。それが一人前にできるようになったところで、総合職の社員は現場のマネジメントでキャリアアップする者や、私のように管理や企画など別部門に行く者などに分かれていきます。
――技術職以外の専門職はどんな仕事ですか。
総合職と技術職は毎年必ず採用しますが、それ以外の専門職は各部門のニーズに応じて採用します。2014年に入社した2人は、コスチュームに関する専門職。コスチュームのデザインに基づき材質や生地を決めて形にする仕事と、「イッツ・ア・スモールワールド」などアトラクションの人形のコスチュームをつくったりメンテナンスしたりする仕事で募集し、それぞれ服飾系の学生を採りました。
――2015年新卒採用の現状を教えてください。
内々定者は全体で56人。うち総合職41人、技術職8人、その他専門職7人です。男性は30人で女性が26人です。昨年、東京ディズニーリゾートは30周年を迎えました。新卒は40人前後の採用が続いていましたが、オープン当初に採用した社員が定年を迎えるので、これからは採用数を少しずつ増やしていきます。…続きを読む