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■説明会
――カインズのグループに入るという発表には驚きました。
東急グループを離れ、カインズのグループに入ることになりますが、ハンズ事業は続きますのでご安心ください。デジタル基盤やPB(プライベートブランド)開発基盤などカインズの強みを活用していくことで、ハンズらしさをより尖らせ、磨き上げていくことができると期待が大きいです。2社はお互いの強みを融合して新しい価値を共創できるパートナーと考えているので、これからのハンズの進化を楽しみにしてください。
──2022年卒採用はいかがでしたか。
選考がWEB化して2年目で、学生も弊社も慣れていたので非常にスムーズでした。2022年卒は説明会、1次、2次面接、「最終面接直前セミナー」まではWEBで行いました。最終面接は悩んだのですが、学生も私たちも双方が納得できる面接をと考え、対面を選びました。
──説明会はどんな内容ですか。
二つの説明会があります。最初にYouTube動画の説明会を全員に見てもらい、エントリーシート(ES)での書類選考を通過した学生にはWEBでの体験型説明会にも参加してもらいました。体験型説明会は2019年卒採用からやっていて、2021年卒からWEB化しました。
──体験型の説明会とは?
入社後1年目、5年目、10年目の仕事内容を、それぞれグループワークで体験します。東急ハンズというと接客業のイメージだと思いますが、商品を販売するだけではなく、イベントの企画や、ゆくゆくはマネジメントの仕事もします。入社してから「そんな仕事もあったんだ」と気づくのではなく、「いろんなことをやっている会社なんだ」と体感し、ハンズの仕事の面白さを知ってから選考に参加してもらおうと思い、始めました。
──WEBでどう体験するのですか。
1年目~10年目までの仕事内容を、ブレイクアウトルームに分かれてグループワークをしてもらいます。
たとえば1年目では「ヒントラック」という棚を企画します。キッチン用品のお弁当箱なら「新生活を始める人のためのお弁当箱」などヒントを伝える特集の棚づくりをします。5年目はイベントの企画で、たとえば渋谷店にどんなお客様を集めて、何を切り口にしてイベントを行うか、4人で考えます。入社10年目は、管理職としてフロアのメンバーにモチベーション高く働いてもらうためにどんなことをしていくかを考えます。
1ターム10分ほどの短いもので、計2時間から2時間半くらい。各回6~7グループで行いました。
──エントリー後の説明会は珍しいですね。選考の要素は?
一切ありませんので安心して参加してください!
「ハンズは名前を知っているから応募してみようかな」と思って来た学生は「意外といろいろできることがあるぞ」と思うようです。「接客販売以外の仕事もあるんだ」「まさかハンズでイベントの企画ができるなんて」「自分がどんな道を進んで行けるのか分かった」といった声を聞きますね。
──WEB化して変わったことは?
対面のときは関東近郊の大学生が多かったんですが、今はさまざまな地域から参加してもらえるようになりました。海外から参加した学生もいました。
■採用実績
──2022年卒の内定者数を教えてください。
関東と関西の採用があり、関東8人、関西2人の計10人でした。全員、総合職です。2020年卒は18人、2021年卒は12人でした。2023年卒採用も同程度の予定です。
──男女比は?
2022年卒は男性4人、女性6人です。2021年卒は男性が2人、女性が10人でした。男女関係なく来てほしいのですが、エントリーも内定者も例年、女性のほうが多いですね。
――エントリーはどのくらいですか。
WEBエントリーの数はとても多いのですが、実際にES提出して選考に参加する学生は2割くらいですね。…続きを読む