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(前編はこちら)
■面接
──面接はどんな形式ですか。
2022年卒では1対1でのWEB面接が多かったです。回数は人によってまちまちですが、基本的に全員少なくとも1回は対面で会いました。時間は1枠30分くらいです。
──面接ではどこを見ますか。
きちんと自分の意見を持っているか、ですね。中身は何でもいいのですが、自分という人間や、やりたいことをきちんと説明できているかどうか。考えていない人は、「あ……」と沈黙するので分かります。それでも、その場で考えてしっかり答えを出してくれる学生もいます。
採用ホームページに「ハートフル」とか「自分の可能性を信じている人」など求める人物像を挙げていますが、共通するのは「自主性」です。自分であれをやってみたい、これをやってみたいという思いが強くないと行動に移せません。当社は相互扶助の精神を大切にしており、お客様のために何ができるか、というお客様本位の考え方がとても重要ですので、そういった考え方に共感してくれる人だといいですね。
──最終面接は?
幹部クラスによる1対1の対面面接で30分ほどです。ポイントは同じですが、対面でもしっかり話せるかどうかですね。
──面接で「気になるニュース」は聞きますか。
必ず聞くわけではありませんが、金融や保険に興味を持っていれば自然と会話に出てくると思います。新聞やニュースを読んでいるかというより、そこから自分でどう考えるか、ちゃんとアウトプットができるかが大事です。入社してからも「いろんなことに興味を持ってね」という話はするので、アンテナを張るのは重要だと思います。
──人口減少で海外進出にも力を入れていますが、採用で語学力は重視していますか。
もちろん語学力は一つの素晴らしいスキルなので、語学が強みならぜひ教えてほしいと思いますが、語学力だけを重視することはありません。先ほど申し上げた「自分の意見を持っているか」という点の方が大事だと思います。
■インターンシップ
──インターンシップについて教えてください。
2023年卒向けのインターンシップは夏からWEBで開催して、計約700人が参加しました。就業体験型で、「マーケティング」「資産運用」「IT・デジタル」「ファイナンシャルプランニング」の4コースに分けています。実際の仕事を想定したグループワークをするのですが、それぞれの学生がどういう発言、進め方、参加の仕方をしていたかをファシリテーターの社員がしっかり見ており、最後に改善点も含めてフィードバックしました。参加者の満足度は高かったと思います。
秋以降も引き続き、インターンを行っています。WEB形式でも、できるだけ会社の雰囲気を伝えられるよう工夫し、就業体験性を重視しています。学業の妨げにならないよう、基本的には平日の夕方や土曜日の計2~4日間です。
──WEBでのワークは対面と違いますか。
WEBでのワークには今では学生のほうが慣れていて、参加しやすいという声を聞きます。実際にみなさん真剣に取り組みつつもフランクに話をする場面もあって、対面と変わらず充実したインターンが開催できていると思います。…続きを読む