
広告を取り巻く環境が様変わりするなか、どんな人材を求めているのか。ちょっと変わったエントリーシートの狙いや面接のポイントなどを聞きました。(編集長・木之本敬介)
■採用実績
──2016年度入社の採用実績を教えてください。
博報堂と博報堂DYメディアパートナーズ(博報堂DYMP)で一緒に新卒採用していて、内定時にどちらに入社するか決まります。2016年度は、博報堂に98名、博報堂DYMPに20名が入社しました。そのうち、女性は3割強です。大学院修了者は、理系を中心に20人ぐらいいます。
──両社で選考基準は違うんですか。
違いはありません。もちろん一人ひとりの適性を見ながら「彼は博報堂DYMPのこの部署が良いかな」「彼女は博報堂のこの職種が合うかな」という想定はしていますが、選考基準としては設けていません。
両社の間では入社後も人事交流が盛んです。とくに若い間は複数の部署を経験するジョブローテーションがあり、両社間の異動もあります。「どちらの会社でも働ける」という観点で採用しています。
──2017年春の入社予定数は?
内定者は博報堂108名、博報堂DYMP20名です。
──採用数を増やしている?
収益の状態などにかかわらず、一定数の新人を採用するスタンスなので、ここ十数年は大きな変化はありません。2017年入社は少し多い数ですが、「良い学生がいるから採用した」ということです。現場の各部署に新人のニーズはたくさんありますから。…続きを読む