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――2016年春入社予定の内定者数と男女比を教えてください。
約380人でそのうち3分の2が男性、3分の1が女性です。B to B(企業間取引)の企業のためか、男性の応募が多くなっています。文理でみると3分の1が文系でそのほかが理系、理系のうち3分の2くらいが修士です。
――IT業界は好況と聞きますが、採用を増やす予定は?
5年後、15年後の年齢構成がバラバラになって困らないよう、採用数は一定にしています。また、景気はいいと言われていますが、長期的にみると国内市場はそれほど伸びないとみています。我々は国内に主力事業が多い会社ですが、それだけでは業績は大きく伸びない。世界的にはIT業界の規模は拡大しているので、グローバル事業を伸ばしていきたい。NTTデータグループ全体でグローバル事業を伸ばしていくことになると考えているので、NTTデータの採用数は当面一定でいこうと考えています。
■エントリー数
――2016年卒採用のエントリー数を教えてください。
プレエントリーが数万、本エントリーは数千です。例年に比べると減りました。就活のスケジュール変更の影響が大きいと思います。今までは業界を絞らずにまずはエントリーする学生が多かったのですが、スケジュール変更で業界研究の期間に余裕ができたため、志望業界をある程度絞ってからエントリーをしていた印象を受けます。
――人数は減ったが本気度は上がった?
そうですね。面接で他に受けている業界を聞くと、以前は金融や商社など他の業界を挙げる学生が多かったですが、今回は少なかったですね。受ける会社も絞り込んでいると感じました。
――競合は同業他社が多いですか。
同業というと野村総研や日本IBMやアクセンチュアなどをイメージするかもしれませんが、我々はシステムインテグレーション(SI)を手がけている日立や富士通といったメーカーも同業ととらえています。…続きを読む