
(前編はこちら)
■就活スーツ
──就活生の服装についての考えは?
最終面接に来る学生には「自分らしい服装で来てください」とお願いしています。「今までずっと就活をしてきて、平常心で受けたいからスーツで来ました」という学生もいますし、部活動のジャージで来た人もいます。大学のオーケストラサークルで指揮者をしていた人は燕尾服のまま電車に乗って来ました。「地域のお祭りが大好きです。お祭り男を見てください」と法被の人、「カフェでバイトしていたときの服装です」という人もいました。
最終面接は本社で行うので、今回はどんな学生に会えるのか本社スタッフもそわそわ、わくわくしています。
──本人はアピールしたいポイントですね。
はい。どんな思いをこめているのか私たちも知りたいので、面接の中で「今日の服装のポイント」を聞くようにしています。控え室で「質問に対しては簡潔にね」と言いますが、時間は延びますね(笑)。そこはぜひ語ってほしいポイントですので、余裕を持ったスケジュールを組んでいます。
■インターンシップ
──インターンシップについて教えてください。
2023年卒向けは夏に仕事体験のインターンを実施しました。売り場づくり、バイヤー体験、新規事業提案の3コンテンツを用意しました。バイヤー体験と新規事業は3時間の短いコースで3回開催。売り場づくりは3時間コースを7回、8月~9月にかけて実施しました。1回30~35人ほどで、計400人近くが参加しました。
秋は社員と話をする座談会を開きました。夏の仕事体験では人事以外の社員と話す機会がないので、11~12月にかけて若手社員と話してもらい、ハンズの社員の雰囲気を感じてもらいました。夏も秋もオンラインで行いました。
――対面のインターンは?
コロナ以前には、2月に店舗で実習するインターンを実施していました。フロアで本当にスタッフとして、1日半から3日間働いてもらいます。人数は16人くらいなので、選考に通過した人のみですね。実際に働くことで接客の楽しさやギャップを知ることができるので、今後も開催したいとは思っていますが、学生の安全に配慮したうえで検討する予定です。
──インターンの選考が厳しそうですね。
店舗実習は数日に渡るため、実はそこまで応募人数が多いわけではありません。なので一人ひとりの志望動機などじっくり聞きながら選考しています。
夏はESのみの選考でしたが、秋はESなしの先着順としたので応募開始後、ありがたいことに1時間で満席になりました。WEBになって以前より多くの学生に会えるようになり、たくさんの人に弊社を知ってもらうきっかけが増えてとても嬉しく思っています。
■働き方改革
──コロナ禍で働き方が変わりましたが、店舗があるハンズの場合はどうですか。
私が入社した10年前は閉店後の遅い時間にレイアウト変更もありましたが、ここ数年で「もっと効率よく働こう」という方針になってきました。今は店舗・本社ともに通常期はほとんど残業なく働けています。
「勤務間インターバル制度」も導入しています。終業後、次の仕事開始までに一定の時間を空けなくてはいけません。最近、有給休暇を時間単位で取れるようになり、勤務を抜けて通院してまた帰ってくることもできます。本社のスタッフはフレックス制度なので自分の働く時間を調整できます。働きやすい環境だなと個人的には思っています。
──テレワークは?
現状、本社へ出社する人数は3割に抑えています。本社スタッフはテレワークと本社出勤をチーム内で調整しながら働いています。私は周りとコミュニケーションを取りながら仕事をするタイプだったので、最初は辛くて辛くて。今は仮想オフィスやチャットを使ってコミュニケーションを取りながら週2くらいテレワークをしています。
ただ、店舗は商品がその場にあるので、なかなかまだ全員をテレワークにというのは難しいですね。オンライン接客も含め、これからチャレンジをしていくと思います。
──女性の働きやすさの取り組みは?
「女性だから」ということがそもそもなく、産休や育休がとりにくい雰囲気はまったくありません。産休や育休のときは店舗・本社ともに、みんなで「行ってらっしゃい」と快く送り出します。