
■2020年卒採用
──2020年卒採用はいかがでしたか。
住谷さん(写真右) 学生の動きが二極化しました。3年生の6~8月のインターンシップで「就活を始めるぞ」と夏に動く層と、サークルや学園祭が落ち着いた12~2月の解禁直前に動き始める層に分かれました。その間の秋は動きが鈍く、学内説明会や合同説明会の参加者は少なかったですね。8月に動いていた層も3月の就活解禁まで休憩している印象でした。
梅澤さん(写真左) 情報をたくさん集めて判断する学生が少なくなったと思います。「売り手市場」のためか、ある程度活動すると企業を絞ってしまうようです。業界と企業の絞り込みが早くなりました。
──3月1日の就活解禁後の動きは?
住谷 解禁後、1週目はバーッと盛り上がりましたが、2週目以降はどのイベントに行っても学生が少ないと感じました。もう企業選びは終えて、エントリーシート(ES)の提出や企業セミナーの参加に移ったんですね。各社、エントリー数が減っていますから、企業広報解禁で行きたい業界の情報を得たら「この中のどこかに行けるだろう」と考えているようですね。
──結果はどうでしたか。
住谷 幸い当社はエントリー数が減らず、採用もおおむね順調でした。ただ、3次面接や最終面接の前段階での途中辞退が増えました。当社は6月以降に内々定を出しましたが、ゴールデンウィークの前後に内々定を出した企業も多く、辞退の電話に気持ちがなえました(笑)。
■採用実績
──2020年卒の内定者数を教えてください。
梅澤 全国で活躍する「グループキャリア(GC)」が41人(男性29人、女性12人)。文系30人、理系11人で、うち院卒は1人です。特定地域で働く「エリアキャリア(AC)」が71人(男性38人、女性33人)、文系59人、理系12人でした。
2019年卒の新入社員はGC34人(男性26人、女性8人)、文系33人、理系1人で、うち院卒1人でした。ACは57人(男性27人、女性30人)で文系44人、理系13人。うち院卒は1人でした。
──2020年卒採用でACを増やしたんですね。
梅澤 GC40人、AC60人が目安ですが、良い人材がいれば採用する方針なので優秀なAC志望者が多かったということです。「全国どこでも行きます」という学生もいますが、「地元で地域貢献したい」という学生も増えています。
■理系採用
──商社は文系のイメージが強いのですが、理系もいるんですね。
梅澤 「商社=営業マン」のイメージで「会話上手な文系が有利」と思われがちですが、そんなことはありません。当社のお得意先は3万5000社、メーカーは1万社。物流部門がありますし、物流を動かす情報システム部門も重要で論理的思考力のある理系人材が必要です。ただ、職種別採用はしていないので、理系の学生も国分グループ社員としての資質を見極めています。入社後の働きぶりや本人の希望、適性を見て情報システム部門などに配属します。
理系の学生は物事を突き詰めてロジカルに考える力があります。もっと来てほしいのですが、当社は、BtoB(企業間取引)の会社で仕事内容が分かりづらいので、なかなか学生に届かないもどかしさもあります。