まや姉さんの就活モチベーションUP講座 略歴

2018年05月24日

【就活相談Part3】 面接全勝4社内定ゲット!秘訣はこれだ‼

面接では負け知らず

 就活生のお悩み相談、3回目は都内国立大学4年生トオルさん(仮名)にご登場いただきます。トオルさんは、最初は教員を目指していたものの、途中で広告業界に志望先を変え、4月上旬に一度私のところに就活相談に来ました。その時はESの書き方や面接についてのアドバイスをしました。それから1カ月半後、トオルさんから「第1希望から内定をもらった」との知らせ。ESや筆記で落ちた会社はあっても面接では1度も落ちず、早くも広告業界、教育業界など計4社の内定をゲットしました。
 今回はお悩み相談の代わりに、トオルさんに内定に至るまでの工夫や秘訣について話を聞きました。

【トオルさんのプロフィール】
 首都圏の国立大学で教育学を専攻、「もともと教師になるつもりだった」というトオルさん。2歳の時から水泳を続け、小学校時代はジュニアオリンピックに出場するほどの実力の持ち主。大学入学後は水泳をあっさりやめ、「将来の仕事にいかせたら」と進学塾でアルバイトに熱中。担任講師の助手となり、生徒の学習計画づくりや契約面談の仕事をしています。見た目はバリバリの体育会系には見えず、控え目で落ち着いた印象。話すと奥に秘めた情熱がじわじわ伝わってくる芯の強いタイプです。
(個人が特定できないよう情報を一部変更しています)

たまたま受けた講座が人生変えた

Q.トオルさんは、志望業界をどうやって決めましたか?
 ――僕は教育学部なので、最初は100%教員になるつもりでいました。大学1年で始めた進学塾のアルバイトも、「教師になったら役に立つかも」という気持ちでした。教壇に立つ講師ではなく、受験生の学習計画を受験日まで支える担任助手や、新規契約を取る面談が担当です。結構ハマって学生リーダーにもなりました。ところが、大学2年10月にその塾の会社が開催したビジネスセミナーに参加したのがきっかけで、志望業界が変わってしまいました。

Q.どんなセミナーだったのですか?
 ――その時に講演したのが、大手広告会社の営業の方でした。広告なんて全く興味がない世界でしたが、その方のお話がとても面白かった。広告のコンセプトづくりから実際に形になって世に出るまでのプロセスを初めて知り、驚きました。教員の仕事でも多くの生徒に影響を与えられますが、「広告ならもっと大きなスケールで社会に影響を与えられるかもしれない」と思いました。それで一気に、将来の目標が教員から広告業界にシフトしました。

Q.就活の流れはどんな感じでしたか?
 ――大学3年のインターンの頃から広告業界を意識していましたが、その他にメーカーやIT、教育系の会社など、なるべくたくさんの業界を見るようにしました。説明会は25社、プレエントリーは30社、ES提出は20社ぐらいです。職種はどこも広告系や営業系で応募しました。よく「合説(合同説明会)はあまり役に立たない」という学生がいますが、僕の場合は役に立ちました。僕が第1希望の会社を見つけたのは合説で、社員の方のお話を直接聞いたのがきっかけでした。

Q.ESで工夫したことは何ですか?
 ――ESで書く内容は面接でのフックになると思い、とにかく面接で話したいことを中心に書くようにしました。自分が自信を持ってやってきたのは「水泳」と「進学塾のアルバイト」です。自分を形作ったものトップ2なので、自己PRやガクチカもこの2つに絞って書きました。手書きのESでは他の人と違うアピールをしようと思い、自由記述欄にアルバイト先の名刺を貼ったりしていました。

Q.先輩社会人には会いましたか?
 ――はい、アルバイト先の進学塾を通じて、内定した1年上の先輩や、すでに働いている先輩に相談に乗ってもらいました。社会人の先輩にESを読んでもらい、広告企画のヒントをもらったこともあります。自分の大学には教員希望が多くて、広告業界の人がいないんですよ。アルバイト先にいろんな大学の仲間がいたので本当に助かりました。

対話のコツは「相手に乗っかる」

Q.面接で工夫したことは?
 ――第1希望の会社に提出したESを読み返したら、いま一つ内容が薄かったので、面接では別に企画書を1枚用意して持っていきました。あと、話し方はすごく大事だと思います。僕の場合は「1面接2笑い」を目標にしていました。1回の面接で面接官を2回笑わせて場をほぐす。たとえば「へぇ、キミは水泳やってたんだ」と言われたら「はい、そのせいで肩幅が広くなってしまいスーツがキツいです」と返して笑いを取る。対話する時も自分の言いたいことだけを言うのではなく、相手が聞きたいことを言う。相手に合わせて乗っかるようにしていました。

Q.確かにトオルさんは話すことに慣れてますね。アルバイトの影響?
 ――そうですね。塾のアルバイトではたくさんの生徒や保護者と話しました。まず生徒のニーズをヒアリングし、どんな目的で勉強したがっているのかを探らなくてはなりません。でも相手にいきなり用件を話すのではなく、軽い雑談をはさんで緊張を和らげていました。それと受講の契約をするには、保護者も説得しないとダメなんですよ。子どもと大人の両方と話すことに慣れていたのが、面接でも役に立ったと思います。

Q.ズバリ就活の勝因はだったと思いますか?
 ――う~ん、そうですね、自分は、目標から逆算して行動するのが苦にならないからでしょうか。水泳をやっていた頃から「目標達成型」の人間でしたね……。進学塾でも、生徒たちが受験という目標に向けてどう勉強したらいいか、逆算して指導するのが得意です。あと逆境に強いところもあります。中学2年の時に難治性の中耳炎になり、水泳を数カ月休んだことがあります。大きな大会に出られなくなり悔しかったので、空いた時間を利用して受験勉強に没頭しました。

トオルさんの勝因分析

 トオルさんの勝因は、水泳やアルバイトで鍛えた「粘り強さ」と「柔軟性」、相手に合わせる「会話力」だと思います。いったん目標を定めたら計画を立ててじっくり取り組み、成果を出す。その一方で、「たまたま」の偶然に身を委ね、あっさり目標を変えることもある。広告業界に興味を持ったのも、「たまたま」行った業界セミナー、第1志望の会社を知ったのも「たまたま」行った合説がきっかけでした。
 また、アルバイトを通じて様々な年代の人と1対1で話すことに慣れていたことも大きかったようです。(私がトオルさんにインタビューしている間も、まるで仕事で打ち合わせをしているような感覚になりました……)。
 「人の役に立つ仕事がしたい」「会社に入っても使命感を持ちながら働きたい」と真剣に語っていたトオルさん。この謙虚さには感服。社会人になってもぜひ持ち前のパワーを発揮して、頑張ってほしいです。