まや姉さんの就活モチベーションUP講座 略歴

2018年04月26日

「お祈りメール」でガックリ心が折れた時の処方箋

「お祈りメール」来たら本当の就活 

 「第1志望に2次面で落ちてしまいました」「落とされた理由がわかりません。結構手ごたえがあったのに……」。企業から「お祈りメール」をもらったという連絡が数名から来ました。1次、2次と面接まで進んでから落とされると、期待がふくらんでいただけにショックが大きいですよね。「自分の何がいけなかったんだろう?」と落ち込んでしまい、何も手につかなくなります。
 あえて厳しいことを言います。「お祈りメール」をもらってからが本当の就活です!(私も学生時代、何社も不採用になりました。)反省と後悔はサクッと終わりにしてストレス発散し、明日からまた前を向いて歩いていきましょう。
 今回は「お祈りメール」で、心が折れたときの対処法についてお伝えします。

(写真は大阪USJの新型ジェットコースター。恐怖系アトラクションの気分転換効果はハンパないです。大声出してスッキリ。今回のテーマは「いろんなストレス発散法」です)

お祈りされた理由がわからない

 作家・朝井リョウさんの直木賞受賞作『何者』をご存じですか? タイプの違う就活生たちが登場する群像物語で、映画や舞台にもなりました。文中でこんなふうに書かれています。

――ESや筆記試験で落ちるのと、面接で落ちるのとではダメージの種類が違う。決定的な理由があるはずなのに、それが何なのかわからないのだ。これまでの人生で何度も経験してきた試験のように、数学ができなかったから、とか、作文で時間が足りなくなったから、とか、そんな分析すらさせてもらえない。就活において怖いのは、そこだと思う。――
 
 まさにこの言葉どおりですよね。筆記試験なら自分がどこで失点したのか、だいたい予測できます。でも、面接では落ちた理由がはっきりわからない。受験者が全体で何人いたか、自分がどのぐらいの位置にいたかもわからない。ギリギリ惜しかった人にも全然ダメだった人にも、一律に「不合格」という通知が来て、また振り出しに戻ってしまうのです。
 ある学生は、「お祈りメールの文が『貴殿のご活躍をお祈りしております』なんて丁寧なのがかえってイラつくんです。どうせなら『不合格』とだけ事務的に伝えてほしい」と言っていました。

 通知が来るだけまだましです。落ちた人には何も連絡が来ないいわゆる「サイレントお祈り」も多いです。これも心理的ダメージが大きいです。(何も知らせが来ないのですから、実際はお祈りすらされてないわけですが……。)企業側は大量の希望者を受け入れ、短期間で選考作業を進めなくてはならないので、手間と時間を省くためにしかたなくそうしているのです。

(写真はカフェつきの書店。たまには就活と関係ない本を読んでもいいよね……)

振り返りをノートに書き出す

 面接の振り返りをノートに書き出してみましょう。①相手に聞かれた質問、②自分が答えた内容を書き出し、「ここはこう答えた方がよかったかも」と反省コメントを一言添えておくのです。「あぁ、あの時こう答えればよかった~!」と後悔や自責の念がわいてくるでしょう。そんな悔しい気持ちもそのまま言葉にしてノートに書いて吐き出してしまいましょう。
 言語化することは、自分を客観視することにつながります。自分の面接を言葉で振り返ったら、今後は内容をバージョンアップさせることだけに注力しましょう。別の面接で同じような質問が来たらどう答えるか、考えついたらメモしておきましょう。
 面接で落ちたのは、あなたの人間性にダメ出しされたのではおそらくありません。(ものすごく非常識な行動をしてない限り。)多くの場合、理由は次の二つのどちらかです。一つは、「あなたがみんなと似たような“あるある話”をしてしまい面接官の印象に残らなかったから」。大勢に埋もれないようにするには、知名度はいま一つでも業績を上げている会社を受けるか、100人に1人になるまで自分の話の具体性を研ぎ澄ませるしかありません。
 もう一つの理由は、「あなたと会社の相性が合わなかったから」。あなたがどんなに意欲が高く、やりたいことを研ぎ澄ませていても、会社が求める人物像とずれていたら相思相愛になれません。ミスマッチで落とされたなら、今のうちに落ちて正解。合わない会社に入ってあなたは幸せになれますか?

(写真は銭湯。大きな湯船でのんびりすればパワー充塡できます)

自分が安らげることに没頭する

 パワーが振り切れてしまった時は、何もしなくていいです。休むことに罪悪感を覚えないように。疲れたら早めにお風呂に入って寝てください。今、やけになって興味のない会社に慌ててエントリーしまくっても、あまりいい結果にはならないでしょう。
 何もやる気が起こらなかったら、とりあえず自分が安らげることをする。友だちに愚痴を聞いてもらう、好きな動画を見まくる、音楽を聴きまくる、カラオケを歌う、好きな食べ物を食べる、お酒を飲む(ただし飲みすぎないように)などして気分転換するのが一番。クロスワード、パズル、ゲームに没頭するのも悪くないと思います。
 ある女子学生さんは、「お祈りメールで落ち込んだ時は、赤ちゃんパンダのシャンシャンの動画を見まくって癒やされてます」と言ってました。動物の動画もいいかも。私も落ち込んだ時に見てみます。

(写真は上野動物園のシャンシャン。一般公開されたばかりの今年2月頃)

就活での挫折は人生の糧になる

 一人で就活を戦っていると、ネガティブな考えが頭をよぎります。「もうどこの会社にも入れないのでは?」「私はダメ人間だから社会から必要とされていないのでは?」「自分の人生、完全に詰んだ……」などと孤独感にさいなまれがち。絶対にそんなことはありません。あなたをほしいといってくれる会社は、必ずどこかにあります。ただ、今の時点ではその会社にうまく出会えていないだけです。
 就活は不条理なこともたくさんあるけれど、心身共にタフになるための訓練の一つと思うしかない。あなたも1年前の自分よりタフになったと思いませんか? 今味わっている挫折や落ち込みは、必ず成長の糧になります。心身のストレスを最小限にとどめて、1cmでも前へ進んでください。内定は歩いてこない、だから歩いて取りにいくしかないです!

(写真はライブハウス。落ち込んだ時に聴く音楽は心にしみる……)