まや姉さんの就活モチベーションUP講座 略歴

2018年04月12日

ES通過後、面接日までにパワーアップする方法

ESが通っても安心するな

 今まで就活相談にのった学生たち数人から「おかげさまでESが通りました」と報告がきました。「あぁよかった!」と安心すると同時に「次は何としても面接で通ってほしい」という思いでいっぱいです。就活はESがラブレターのようなもので、面接からが本番のお見合いです。ぜひ全力でぶつかってきてください。
 ESが通過する確率は会社によって違います。「さほど問題ない内容ならとりあえず通す」といったゆるめの会社もあれば、「応募数が多すぎるので半分以上は落とす」という会社もあります。通過率はほとんどの会社が非公開なので気にしても仕方がありません。たとえESが通過しても決して安心せず、面接当日までにもう一息頑張って対策を練りましょう。
 今回は、ESの反省点を洗い出し、面接までにやっておくべきことをお伝えします。

(写真は、奈良・東大寺の大仏殿の柱くぐり。今回は「くぐり抜けて縁起を担ぐもの」シリーズです。みなさんも関門をくぐり抜けられますように……)

自分のESの弱点を補強する

 面接では、ESに書いたことと全く同じことを話す必要はありません。面接官はあらかじめあなたのESに目を通しているか、手元であなたのESを見ながら質問してきます。ESに書いたことは大前提で対話が進むので、面接ではESより具体的、かつ深い内容を話すようにしましょう。ESが映画の予告編ならば、面接は映画の本編です。予告編を見て会社側はあなたに興味を持ち、近づいてきてくれました。次の面接では、あなた自身が会社とぐっと距離を縮める番です。
「どんなことを聞かれるんだろう」と不安でいっぱいでしょう。でも聞かれることはESの方向性と同じなので、過剰に心配する必要はありません。

 つまり、面接で聞かれるのは三つの柱……、
 ①「あなたはどんな人間なのか」=「自己PR」
 ②「今まで何をしてきた人なのか」=「学生時代に力を入れたこと」(ガクチカ)
 ③「なぜこの会社に入りたいのか」「これから何がしたいか」=「志望動機」です。

 答えは、全てあなたの中にあることばかりです。その他にもいろいろな角度から質問が飛んできますが、たいていはあなた自身についての深掘りですから、安心してください。

 会社に提出済みのESの控えはありますか? まずは面接前に読み返して内容の弱点を洗っておきましょう。文章で具体性が足りない部分はないか、やりたい仕事内容がモヤってないか、チェックしてください。

 読み返して「あちゃ~情報が薄いなぁ」と思っても挽回の余地は十分にあります。面接当日は、「ESではお伝えしきれなかったのですが……」と前置きして、ぜひ深掘りして話をしてください。

(写真は、神社のミニ鳥居をくぐり合格祈願する受験生=愛知県江南市北野神社)

自分らしさをキャッチフレーズで

 ESに書いた文章を一字一句丸暗記する必要はありません。ただ、自分が何を書いたか文章を読み返して重要なキーワードを頭にいれておきましょう。できれば、最も売りこみたい自分像を一言のキャッチフレーズに落とし込んでみてください。相手にそのままキャッチフレーズを伝える必要はなく、単に頭の中でキーワードとして持っておけばOK。大学の勉強やアルバイト、サークルなどで経験したことを基にに、自分の特徴を一言で表現し、胸に刻んでみてください。
 たとえば、「サークル後輩の世話が命の山ガール」「歴史小説を読破した戦国時代オタク」「歌って踊れるマンツーマン塾講師」「笑顔で人を動かすブックカフェ店員」とか何でもいいです。自分の特徴をパッとつかんで言葉にし、自分のブランドイメージにしてしまいましょう。

 学生の中には、自分のせっかくの人間味あふれるイメージを隠してしまう人がいます。ある学生は、宗教絵画について熱心に研究してきたのに、「親から宗教の知識なんて役に立たないと言われた」と、ESでは全く触れようとしませんでした。もう一人は、探検部で登山に全力を捧げてきたのに「仕事と直接結びつかない」と思い、山のことを全く考えずに就活していました。本当にもったいないことです。
 あなたならではの面白い体験や得意分野は、隠さずにアピールしていいと思います。人柄を伝えるためには、熱中したものを遠慮なく伝えてください。「あの山ガールの学生面白かったな」と面接官の印象に残ったら勝ちです。

(写真は、お多福のお面をくぐり家内安全を願う参拝客=福岡県博多区櫛田神社)

エピソードは一項目一つに絞る

 「ESは、具体的なエピソードで書け」とよく言われましたよね。自己PR欄でエピソード2つ、ガクチカでエピソード3つ、とネタをてんこ盛りにしてしまった人は、面接では「一項目で一つ」に絞って内容を濃くした方がいいと思います。あれもこれも全部出ししようとすると、イメージが散漫になり印象に残りません。業界ごとに自分のアピールポイントを変えてもOKです。
 エピソードを話す時は、形容詞を使った定性的な表現ではなく、定量化して話せるように準備しておきましょう。つまり「数字や固有名詞」などのデータを多めにして話し、内容を濃くするのです。

【サークルの場合】
何のサークルか/何人規模、どのぐらいの頻度で活動したか/何の係を担当したのか/どのぐらいの期間、どんな行事をやったのか/あなたが何に一番燃えたのか/他人からはどんな評価を得たのか……etc.

【アルバイトの場合】
どんな場所の何の仕事か/何年続けたか/売り上げをどのぐらいの期間でいくら上げたのか/1日どのぐらいの仕事量をこなしたか/自分なりのうまくやるコツは……etc.

 「何をしてきたか」の実績については、ただ「チームワークで頑張った」といった漠然とした言い方ではなくデータで話してください。そうすれば、聞き終わった面接官があなたのことを「ほう、チームワークで頑張れる人なんだな」と脳内で勝手にイメージ変換してくれます。

(写真は、神社の夏の風物詩、暑さを乗り切る「茅の輪」くぐり=広島県福山市・備後一宮吉備津神社)

志望動機は企画の提案を

 ESの「志望動機」欄を見直してください。会社のスローガンや売れている商品名など、消費者なら誰もが知っているようなことが書かれていませんか? 面接では、消費者目線ではなく「中の人」目線で志望動機を話すようにしてください。すなわち、「自分がもしその会社に入ったらどんな部門でどんな仕事がしたいのか」「自分の能力の何がどんな仕事で役に立ちそうか」を語ってほしいのです。できれば、ESの指定文字数を全部使って独自の企画書を書くつもりでいいぐらい。ただ漠然と「○○部門で働きたいです」「御社に貢献します」ではなく、やりたい仕事や企画を提案してみてください。希望どおりの部署に配属される保障はありませんし、あなたの企画が実現するとも限りません。でも、少なくともあなたの本気度が伝わります。

 面接までわずかな日数しかなくても、やれることはあります。あきらめずにぎりぎりまで食らいついてください。

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